こんにちは、エッセイ漫画家&ライターのカナメキヌコです。
恋人と同棲を始めて1年が経過した頃、恋人への特別感を感じなくなったことで、濡れにくい身体になってしまいました。
潤滑ゼリーを使って痛みを軽減しようとするも、ひりつきや圧迫感による痛みが消えません。
快感を得られず痛みだけを感じる状況では、セックスは苦痛なものに変わります。
いつしかセックスの回数は月1回以下に減り、セックスレスになっていました。
ある日SNSで性交痛軽減アイテム「OHNUT(オーナット)」の存在を知り、藁にもすがる思いで購入してみました。
あれから半年が経過したので、使用感をレビューします。
OHNUTを使うまでは、セックス中に痛みを感じることは多々ありましたが、自分の身体が濡れないことだけが原因だと思い込み、潤滑ゼリーで対処してきました。
しかし潤滑ゼリーは挿入時の衝撃を軽減したものの、根本的な解決はできませんでした。
どれだけ使ってみても、ピストン中・性行為後のデリケートゾーンのひりつきは消えず、特にピストン中にゼリーが乾いたときの痛みと言ったらもう…。
そんな時に出会ったのが、OHNUTです。OHNUTは、性交痛を軽減するアイテムで、男性器に装着して使用します。
ぷにぷにのリングが男性器と女性器のサイズ差を埋める役目を果たし、挿入の深さを調整できます。
はじめは興味本位で購入したOHNUTですが、これを使いはじめてからは性交痛が軽減し感動しました。そして「私の性交痛はサイズ差にあったのか…!」と気づいたのです。
ここからはOHNUTの使い方や使った感想を、図解を交えて解説します。
OHNUTってどんなアイテム?
OHNUTは、男性器の根本に装着して使うドーナッツ状のリング。
伸縮性に長けた素材でありながら、ぷにぷに・もちもちの肌に吸い付くような触感です。
セックス時に、男性器を女性器に挿入する際のクッションとなり、挿入の深さが浅くなります。
1箱に4つ入っていて、洗って繰り返し使えます。
OHNUTの使い方と注意点
OHNUTは男性器に装着するアイテムです。コンドームはどのタイミングでつければいいかなど悩む場合もあるかと思うので、参考にしてみてください。
①OHNUTを装着する前にコンドームを装着する
性行為中、それぞれのタイミングでコンドームを装着します。
②コンドームに潤滑ゼリーを塗る
コンドームの上から、潤滑ゼリーを塗ります。潤滑ゼリーを塗らずに使うこともできますが、OHNUTが引っ掛かって装着しづらくなります。
③リングを3つ装着する
OHNUTを3つ取り出し、男性器の根本に装着します。それぞれのリングが連結できる形状になっており、大きく広げて連結、広げて連結と繰り返していくと装着しやすいです。
足りなければリングを4つに増やし、3つで足りる場合は2つ、1つと調整していきます。
このときOHNUTを装着するのは陰茎のみで、睾丸をはめ込む必要はありません。
④挿入
OHNUTを装着すれば準備完了!OHNUTを装着したまま挿入し、セックスを楽しむことができます。
OHNUTを使ってみた!女性意見と男性意見
実際にOHNUTを使った感想を、男女それぞれの視点から紹介します。
女性(26歳)
・膣の入り口が広がる感覚が少なくなることで、ピストン時の痛みが少なくセックスに集中できる
・性交時の痛みも、行為後のひりつきも軽減できる
・ピストン時はOHNUTが女性器に入りそうで心配になる(入りません)
・OHNUTが膣口に当たってもぷにぷになので痛くない
男性(24歳)
・ぷにぷにでいつも以上に気持ちいい
・圧迫感や違和感は特になし
・男性器が短くなるので「本当にこれで入るのか?」という不安がある
・奥まで挿入はできないけどそれがデメリットにはならない
・OHNUTを使っても十分満足できる
OHNUTを使いはじめてからのセックスと気持ちの変化
OHNUTとの出会いから購入までは、数ヶ月を要しました。それまでのセックスは義務的なもので、いつしか嫌悪感を抱いていました。どれだけ痛みを訴えてもパートナーの中では「潤滑ゼリーを塗ればOK」という認識で、それに流される自分にも嫌気が差していました。
事実、私自身も性交痛は自分が濡れにくいことだけが原因と思い込み、相手とのサイズ差にあるとは思っていませんでした。
セックスへの嫌悪感は次第にパートナーへの嫌悪感に変わり、セックスの回数は月1以下まで減りました。
自分の身体が未開発で、セックスで快感を得られなかったことも影響していたかもしれません。セックスレスに陥っていることに気付くと同時に、OHNUTの存在を思い出しました。
パートナーに性交痛の原因が性器のサイズ差にあるかもしれないことを伝えた上で「買ったら付けてくれる?」と質問してみると、返事は「OK」。
実際に使ってみると性交痛による負担は軽くなり、パートナー側へのデメリットも特に無いようでした。
OHNUTを使いはじめてからのセックスは、お互いの身体を労れるように変わってきたように思います。
その背景には、パートナーの性交痛についての理解が進んだことと、自分の身体の開発が進んだことが挙げられます。
OUNUTを使用することでセックスも積極的に
セックスにOHNUTを取り入れることで、自然に「何個付けたら痛くないか」「こうすると気持ちいい」という会話ができるようになりました。
このように性についての意見や悩みを共有できるようになったことで、お互いがセックスに積極的になれる雰囲気ができました。
その雰囲気の中では貪欲に快感を求められるようになり、結果的にセックスの回数も増えました(もちろんお互い同意の上!)。
痛くないセックスは、それまでのセックスへのイメージを塗り替えます。痛みがないだけで蓄積してきた恐怖心や不安が消えることはありませんが、痛みがあるよりは楽な気持ちでセックスできるはずです。
セックスはパートナーとの大切なコミュニケーションのうちの1つ。お互いの性欲のバランスが取れていれば、問題にはなりません。しかし「一方がセックスに乗り気で一方がセックスに嫌悪感がある」という状況では、次第にずれが生じ、関係がほころびていきます。
セックスレスだった私たちカップルは、OHNUTを使ったことで、パートナーとのセックスが痛くないものに変わりました。そして今では、性生活で互いの素を出せるようになったことで、関係もいい方向に変わりつつあります。
「セックスが痛くて怖い」
「性交痛をパートナーに理解してもらえなくて辛い」
「痛いセックスはしたくないけど、痛くないならセックスしたい」
OHNUTは、そんなあなたの不安に寄り添うやさしいフェムテックアイテムです。性交痛の解決に、OHNUTを使ってみてはいかがでしょうか。
関連記事: