セックスの挿入時に痛みを感じる「性交痛」。
私が、性交痛を感じるようになったのは、今のパートナーと付き合い始めてから。率直に言うと、ペニスのサイズの大きさが原因でした。
私はラブライフアドバイザー/セラピストとして活動しており、普段は性生活の悩み相談を受ける側です。
「性交痛」は、女性からご相談されるお悩みのひとつ。性交痛を感じるようになって、自分が持っている知識を総動員して、いくつかの性交痛対策をしていました。
1. 潤滑ゼリーを使う
2. 挿入はスローインサートで
3. 挿入後、“なじませタイム”をとってからゆっくり動いてもらう
4. 添い寝バックやうつぶせバックなど深く入りすぎない体位を試す
5. 挿入中は痛くないか言葉で確認しあう
この5つのポイントをおさえておけば、だいたい痛みを回避できるのですが、困っていたのが、不意打ちにくる痛み。
お互いに盛り上がってくると、注意力が欠けて、グッと深く入ってしまい鈍痛が走ることがあるのです。
この“不意打ち鈍痛”の予防策を探していたときに出会ったのが、『OHNUT』でした。
『OHNUT』は、ぷにぷにしたリングを連結させてペニスに装着し、膣に入ってくるペニスの長さを短くするというもの。「これは、よいかも!」と思い、早速試してみました。
潤滑剤は必須
私はせっかちな性格で、説明書をきちんと読まず、『OHNUT』を装着しようとして大失敗!
ドライな状態で無理やり装着しようとして、ペニスの皮膚を引っ張り、痛がらせてしまいました。ごめん…。
説明書にはちゃんと潤滑剤(ルブリカント)を使うように書かれてあります。
潤滑剤を塗ると装着がスムーズに。もう痛くない。
ランドリーボックスで購入できる潤滑剤でおすすめは、YES インティメイト・ウォーターローション WBです。96%がオーガニック成分で、生理期間中のスキンケアにも◎
『OHNUT』の装着時間を前戯として楽しむ
『OHNUT』を装着する時の潤滑剤を使ったぬるぬるプレイは、前戯としても楽しい。
装着すること自体が新感覚の愛撫になります。
リングの数は、使いながら調整
リングは1個~最大4個まで連結できて、日本風に言うとダルマおとしのよう。
説明書には、まずはじめに3個装着して試したら、減らしたり増やしたり調整するように書かれています。私たちは、3個装着でちょうど良かったです。
「深く入りすぎて、痛い」ということありませんでした。
衝撃緩和のエアバッグ
実際に使ってみると、女性側はヒタヒタと『OHNUT』が当たる感触があり、深く入りすぎないようにストッパーになってくれます。
相手と自分の間に『OHNUT』が入り込むので、車のエアバッグのように衝撃緩和してくれているよう。
積極的に言葉がけしながらの共同作業
「なるほど、なるほど。こういう感じね」と感覚をつかんだ後は、完全に実験モード。
「騎乗位ではどうかな?」「次は、バックで試してみたい」「どんな感じ?」とあれこれ体位を変えて使用感をフィードバックしながら試行錯誤しました。
これを恥ずかしがっていては、性交痛解消につながりません。手探りで行うふたりの共同作業と割り切って、言葉でのコミュニケーションは積極的に。
男性側の使用感は?
パートナーは、「ちゃんと気持ちいいよ!」と言っていました。
ただ私のパートナーは、セックスに関して、なんでも「気持ちいい」と言っちゃう大味タイプなことをお伝えしておきます。実際の使用感はふたりで確認してみてください。
私的には、リングがペニスの根元をキュッと締めるので、男性が勃起力UPやペニスの増大感を得るために装着するコックリングの役目も担ってくれるのかもしれないなと思いました。
自慢じゃなくて悩みなの サイズが合わない性交痛の語りにくさ
『OHNUT』を知ってから、ひとりでも多くの女性が性交痛から解放されればと思い、メディアでの取材やトークイベントなどで『OHNUT』を紹介しています。
『OHNUT』を紹介しながら感じたのは、サイズが合わないことによる性交痛の語りにくさ。
「使ってみてよかった」と言うと、女性からは、「彼はそんなに大きいの?小さいよりいいじゃない!」と言われ、男性は、「日本人男性には要らないんじゃない?リングに埋もれちゃうよ」と冷やかす。あるカップルは、気まずそうな顔で立ち去っていきました。
勇気を出して誰かに悩みを打ち明けても、笑い話にされて流れてしまう状況は、悩んでいる人にとってつらい状況です。
性交痛の要因はさまざま
もうひとつ厄介だと思ったのは、ポルチオにまつわる誤解。ポルチオは、子宮頚部を指す性感帯で、中イキ(膣オーガズム)と結び付けられています。
中イキしやすい性感帯であっても、私のように性交痛を感じる女性もいます。
『高速ピストン』『激ピストン』とうたったAV作品を見かけたり、「『奥まで届いてる?』と聞いてくる男性になんて答えていいかわからなくて困る」という女性からの相談を受けたりすることがあります。
彼女たちは「ポルチオ(膣奥)をピストン運動で激しく刺激する」=「(すべての)女性は中イキする」と思われている現状が性交痛を生み出していると憂いています。
性交痛の原因は、今回のように、サイズが原因の場合もあるし、前戯が不十分、潤い不足、メンタル的な恐怖心からくるもの、痛みを感じる場所も、人によって異なります。
婦人科系の疾患が原因のこともあるので、『OHNUT』を試しても痛みがあったり、出血を伴うことがあるなら、すみやかに病院での診察をしてください。
私自身、不正出血を伴う性交痛があった時にクリニックで診てもらい、卵巣の異変に早く気づくことができました。
パートナーとのセックスは、痛みや不快感を我慢する行為ではなく、楽しく気持ちいい時間にしたいもの。
誰にも言えず、痛みを我慢している人は、ぜひ一度『OHNUT』を試して欲しいです。
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