タレントIMALU、ランジェリーブランド経営MEGUMI、広告代理店勤務NATSUKO。3人が等身大のリアルな悩みやモヤモヤを専門家や先輩を招き、ゆるーく語り合う連載「ハダカベヤへようこそ」。
第2回はIMALUとMEGUMIが「オトナのオモチャ」について語り合いました。
IMALU
2009年ファッション誌でモデルデビュー。現在はタレントとしてTVやラジオで活動中。プライベートはお酒、映画、音楽、旅が大好き。
MEGUMI/織田愛美
すべての人に幸せな選択肢を提供するため、下着で性教育を行うブランドAlbâge Lingerie / Algesso Underwearを手がける株式会社XY創業。お酒と食事、映画と音楽、ゲームが大好き。
NATSUKO
アパレル、芸能事務所、webデザイン等、会社経験を経て現在は広告代理店に勤務。プライベートはお酒、食事を中心に様々なものに触れることが好き。
(I=IMALU M=MEGUMI)
I:女性向けのオモチャがすごい増えてるんだなって最近感じた。あと「セクシャルウェルネス」って言葉、最近初めて聞いたんだけど。
実際「セクシャルウェルネス」って言葉を知らない人の方が多いと思うんだ。その説明ってできたりする?
M:私はそこの専門家じゃないけど、勉強したところから言うと、まず「セクシャル=性」「ウェルネス=健康」って意味だから、”性の部分を健康でいましょう”っていう考え方が「セクシャルウェルネス」なんだと思う。
いろんな捉え方があるとは思うんだけど、プロダクトでいうと、膣トレグッズとか、デリケートゾーンのケア用品など。それからセックスは何も後ろめたいことではないし、オナニーだってみんなやっていいんだよ~って考え方が「セクシャルウェルネス」。
だからオトナのオモチャ、セックストイとかもそこに繋がっていくのかな。
I:先日取材で最先端のテックアイテムや日用品が揃う「New Stand Tokyo」というお店にお邪魔したんだ。商品の中にいわゆる”オトナのオモチャ”や膣トレの商品もあったりして色々見てたんだけど、まずデザインが可愛くて手に取りやすかった。
店員さんも女性だったんだけど、オモチャに関して「私はこれ好きです!」とか「こうゆうのが好みの方はこっちの商品もいいですよ!」とか教えてくれて。
膣トレ=セックスをイメージしちゃう人が多いと思うんだけど、膣をトレーニングする(骨盤底筋が鍛える)ことで、加齢による尿漏れを防ぎやすくなるんだって。「年齢関係なく年配の方も膣トレの商品を買いにきたりしてますよ~」って教えてくれて。
こうゆうお店が昔からあったらよかったのになって思った。
M:本当そうだよね。
I:メグ的にはどう?オモチャに関しては?
M:私は元々セックスに関してはアグレッシブに情報を取りにいくタイプだからオトナのオモチャと呼ばれるジャンルのものはひと通り試したかなって感じ。
でも、自分用はちゃんと持ったことがなかった。それこそirohaさんとか…。
I:なになに?
M:irohaっていう女性向けのセックストイなどを販売しているブランドがあって。男性用のオナホールなどを作っているTENGAが女性向けのラインとして展開しているのね。
I:へ~!
M:irohaさんが出てきてから、よりこういうアイテムを買いやすくなって私も自分に買おうかな~と他のアイテムもいろいろ見るようになったの。
結局さ、エロサイトみたいなところで買うのってやっぱ何か抵抗あるじゃん?かといって一人でドンキ行って買えるかといったら買えない。
そこで見つけたのがLOVE PIECE CLUBっていうショップ。そこは女性だけで運営している会社だから安心感があって、そこで自分のを買うようになった。
しかも届くときにLOVE PIECE CLUBからの荷物だって分からないようにしてくれるのね。配達員さんに何買ったか悟られずに済むっていう配慮があったりとか。
I:LOVE PIECE CLUB。これか、ネットで出てきた~。

M:自分に使うのもあるし、パートナーがいた時はパートナーと使ってたものもあるし。インポート物も多くて面白いんです。
I:(サイトを見ながら)ホントだ。吸水ショーツとか月経カップとかも売ってるね。実際私も月経カップを初めて実物で見て、「こんな大きさなんだ」みたいなさ。
行きやすいお店があると実物見れるから便利だなとは思った。
M:そうだよね〜。百貨店でもプレジャーアイテムの専門ショップがあったりするよ。
私が手がけているランジェリーブランドはパルコさんに置かせてもらっていて、下着と一緒に生理用品やプレジャーアイテムも普通に置いてある。



I:いいね!私はそういうものに関して無知なのよ。自分で買ったこともないし。
でも、自分を愛すっていう所に対してもっと昔からオープンにみんなが話してくれて、もっと普通に買えるアイテムがあったら、それは変なことじゃないと思えただろうし、メグみたいに自分でいろんなアイテムを試す機会があったのかなって思う。
これから教えてもらいたい!
M:もちろん!
セックストイの種類って何があるの?
I:まずさ、オトナのオモチャってイメージした時に私が想像するのがドン・キホーテ。あとバイブレーター。
海外行ったときにセックストイとか売ってるお店に入ったことがあるんだけど、「これどうやって使うんだろう?」って思う形のものがいっぱいあって……。
どういう物があるかすら分からない!
M:見分け方としては、バイブだと男性器の形をしていたり、スティック状のものが多いんだけど、それらは膣の中に入れて使うものだと思う。
あとローターって呼ばれるものがあって、それはクリストリスを刺激してあげるもの。中に入れてもいいんだけど、外側で使うのがメジャーだと思う。ローターもいろんな形があって、大体ちっちゃい卵型みたいなのが多いかな。
あとバイブにサボテンみたいな感じでピョコンってついてるの分かる?それこそ今回ハダカベヤの画像にそれ入ってるんだけど、そのピンク色のやつ!

I:あーはいはい!
M:これは両方攻めてあげるやつ。膣内に入れて、さらに外側も同時に刺激できる。
I:おー忙しい!
M:そう、忙しいやつ。この画像でいう一番上のアイテムはクリトリスを吸われているかのようになる吸引バイブ。
I:え?この美顔器みたいなやつ?
M:そうそう。多分吸われちゃう。キューって。
I:大変だね。
M:大変だね~(笑)
I:そっか~外側で使うもの、中で使うもの、両方できるもの、それぞれで形が全然違うんだね。
M:そう!で、タレントさんでいうと、メインストリームにボンって出てきて、ここ最近話題になっているのが一番上の外側を吸われるやつ(笑)今ホットなタレントさんって感じの扱い方。
I:ホッティーなんですね!
M:ホッティーだと思う。私調べではね。
I:吸われるってどこを吸うの?
M:普通にプレイする時に男性にしてもらう時あるじゃん?その時に吸われたりすると思うけどその感じ。
I:は~。
オトナのオモチャの新しい名前を考えてみた
M:今日お店でカップルのお客様を接客したのね。
彼女さんがirohaを見て「これってどういう風に使うんですか?」って聞いてくれたから、こうでこうで〜って説明していたら、彼氏さんも手に取って「へ~」みたいに眺めてたのよ。
その時に私がふと「セルフプレジャーの」って言ったら彼女さんが「え?そういうのってセルフプレジャーって言うんですか?急に言いやすくなりますね!」って。
そのとき、あーそっか!単語が言いづらいんだ!って気づいたの。
I:そうだよね。なんかエロにいっちゃうんだよね。だからセルフプレジャーって私もすごくいいなって思った。
M:いいよね。しかも“自分自身の喜び”みたいな感じだから、ワードとしても素敵だしさ。
だからそういう風にオトナのオモチャについても「バイブ!」とか「ローター!」じゃなくてセルフプレジャー的な言い換えができるようになったらもっとみんな自然に話せるようになったりするのかなってね。
I:恥ずかしい気持ちが強いと思うよ。それがもっと無くなればいいなとは思うけど……。
M:例えばヨガして深呼吸して体伸ばして「あー気持ちいい〜」って思うじゃない?
それと変わらないはずなんだよね。セルフプレジャーって。セクシャルウェルネスですから!
I:オナニーって男の人のもの、いやらしい女がやるもの、みたいなイメージがついちゃってるから言いづらさがある気がする。
“オトナのオモチャ”も言い方考えたいね。
M:そうだね!
I:募集したアンケートに「オトナのオモチャ持ってます。初老の男性としては助かってます」って回答してくれた方いますね。
M:あーそのパターンよく聞く!いろんなケースが想定できるけど、セックスのときずっとお元気でいられないから、逆にすぐイっちゃうから使うってパターンも聞いたことある。
相手を満足させたいという気持ちがあるがゆえだとは思う。
I:なるほどね〜。
M:もうあれだよね、サポーターだよ。
I:応援団ですね。あ、応援団にする?名前。オトナのオモチャじゃなくて(笑)
M:いいねー!(笑)
I:「最近新しい応援団買ってさ~」みたいな(笑)
M:もしカップルだったら応援団増やしてさ、応援団長決めればいいんだよ。「今日団長がいいんだけど」みたいな(笑)
I:そうだね(笑)
M:話しやすくなるね。
I:オトナのオモチャよりよっぽどいいよね。
(※あくまでも個人の感想です)