「プレ更年期」という言葉を聞いたことがありますか?

更年期とは、月経が止まる「閉経」を迎える、およそ50歳の前後10年間ほどを指します。個人差はありますが、平均では45~55歳頃です。その時期に現れるさまざまな身体の症状を総称して、「更年期障害」と呼びます。

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プレ更年期とは?

プレ更年期とは、30代後半〜40代前半ごろに感じやすくなる、体や心のちょっとした変化の時期のことを指します。

本格的な更年期に入る前の“ゆらぎ始めの段階”で、ホルモンバランスの乱れが少しずつ始まる時期です。

この頃から、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌がゆるやかに減り始め、自律神経にも影響が出ることで、心身にさまざまな不調を感じる人が増えてくるのだとか。

「プレ更年期」に起こるからだや心の変化として、以下の症状が挙げられます。

・生理関係のトラブル

・めまい、頭痛

・不眠

・むくみ

・イライラする

・気分の落ち込み

・やる気が出ない、集中できない

・人と会いたくない など

「まだ更年期って年齢じゃないし…」と自分では気づきにくく、原因がわからないままモヤモヤと悩んでしまう人も少なくないのが「プレ更年期」の特徴です。

ランドリーボックスでは、公式インスタグラムで「プレ更年期」に関するアンケートを実施しました。

半数以上が「プレ更年期」を感じたことがあると回答

アンケートで、「もしかしてこれってプレ更年期?」と思ったことがあるかを聞いたところ、約7割の人が「ある」という結果に。

思ったよりも多くの人が、「プレ更年期」を感じていることが分かりました。

「つかれがとれない」「イライラする」「涙もろくなった」みんなの「プレ更年期」エピソード

プレ更年期では、急な体温の変化やだるさもよくある症状。

ホルモンバランスの変化で、体がうまく調整できなくなっているサインだと思って、意識的にゆるめる日をつくってみるのもいいかも。

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体のほてりも、気分のアップダウンも、理由がわからないからこそ余計に不安になりますよね。そしてイライラの原因がわからなくて、余計にイライラする無限ループにはまることはありませんか?(笑)

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冷えが気になる声も多かったです!

ホットフラッシュのような暑さが気になる症状も増えると思えば、冷えもつらかったり。女性のカラダって本当にホルモンに支配されている…。

地味にストレスなやつですね!

女性ホルモンの量が少なくなると、爪の主成分であるタンパク質「ケラチン」が減少して、爪が割れやすくなったり、もろくなったりするのだとか。

PMS以外でも、感情が揺さぶられることが増えるのしんどい…。そんなに涙もろい方ではなかったのに、ささいなことで号泣したというエピソードもよく聞きます。

これも、プレ更年期による症状のひとつと捉えておくと、自分の中で感情の整理がつくかもしれません。

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めまいの回数が増えると、つらいですね…。プレ更年期の症状のひとつといわれていますが、場合によっては病気が隠れている場合もあるので、病院の受診をおすすめします。

まさに、「プレ更年期」あるあるのうちのひとつ。

今までは普通にできていたのに、急に手がつかなくなったり、新しいことが覚えにくくなり困惑したり、変化に戸惑いますよね…。

中医学では、脳は「腎」が蓄える「精」(生命エネルギー)=「腎精(じんせい)」によって維持されていると考え、腎の機能低下が集中力の低下の大きな要因のひとつと考えられてるのとだか。

集中力持続のおすすめ養生方法を紹介しているので、こちらの記事も参考にしてみてください。

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乾燥が気になる声も多かったです!目にひっつくの痛そう…(涙)

絶対にひとりじゃないはず。同じ経験ある人、コメントお待ちしています!

UnsplashSam Hojatiが撮影した写真       

しっかり向き合い、自分自身をケアしてあげることが大切

プレ更年期は、心や体がこれからの変化にそっと慣れはじめる準備期間とも言えます。

自分を大切にする時間を持つことが、プレ更年期を心地よく乗りこえるコツかもしれません。

無理にがんばらず、時には立ち止まったり、誰かに話してみたり。

日常生活に支障が出る症状があったり不安がある場合は、我慢せずに婦人科を受診することも大事です。

女性ホルモンの減少が起因した症状であれば、補充療法などもあります。

ホルモン補充療法(HRT)とは?効果と副作用、開始時期について(医師監修)

自分に合った対処法で乗り越えていきましょう。

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