気がつけばあっという間に12月。いよいよ今年もあと少しです。12月といえば、ホリデーシーズン真っ盛り。今回はそんな時期に作ってみたい、旬のりんごを使った簡単レシピをご紹介します。
ずぼらさんでも大丈夫!簡単アップルパイ
「ゆるっとごはん」もあと少しで連載40回。いろいろなレシピをご紹介してきましたが、実は私はスイーツ作りが大の苦手…!(どうりでおかずのレシピが多いわけです)
軽量など、細かい作業がとにかく苦手な私にとって、スイーツ作りは難しい作業のひとつです。
今回は、スイーツ作りが苦手でズボラな私でも!旬を迎えたりんごと、よくある冷凍パイシートを使って、シンプルで簡単に作れるアップルパイのレシピをご紹介します。
りんごには食物繊維をはじめ、カリウムなど生理中にもぴったりな栄養が含まれています。
イギリスにはその栄養価の高さから「1日1個のりんごで医者いらず」ということわざがあるほど。寒い地方で収穫される果物、りんごは身体を温めてくれるとも言われ、生理中に要チェック食材のひとつです。
<材料(1〜2人分)>
・りんご 1/2個(小さなダイス型にカット)
・シナモン お好みの量
・きび砂糖 お好みの量
・卵の黄身またはフルーツジャム 適量
・冷凍パイシート 2枚
生のりんごをそのまま
まずはりんごを小さめのダイス状にカットして、ボウルの中できび砂糖とシナモンを振りかけて混ぜ合わせます。今回は酸味が特徴の「グラニースミス」という品種を使ってみました。
りんごはもちろんどの種類でもOK。甘いりんごや酸味がおいしいりんごなど、いろいろな種類を試してみるのもおすすめです。シナモンときび砂糖はお好みで量を調整しましょう。シナモンの代わりにチャイミックスなどを使ってみても、おいしく楽しめます。
りんごを混ぜ合わせたら、形成したパイシートの上にりんごを乗せていきます。部屋で常温に馴染ませたパイシートの四角をつまんで、トレイのような形にすれば形成はOK。りんごは欲張りすぎず、載せすぎないのがおすすめです。
りんごを載せ終わったら、包丁で切り込みを入れたパイシートをさらに上から重ねます。下のパイシートとのあいだに隙間がないように、粘土のような感覚でしっかりとパイを整えていきましょう。
裏面はこんな感じで、キュッキュッと指でつまんで上のパイシートと下のパイシートに隙間がないようにくっつけ合わせます。
パイの形が整ったら、溶いておいた卵黄をパイ生地の上に塗ります。卵黄がない場合は、ジャムなどを塗っても代用可能。今回は、オレンジジャムを重ねて塗ってみました。パイ生地の上が焦げやすくなるので、あとはホイルを上に被せて、オーブントースターで焼いていきましょう。
190度のオーブントースターでホイルを上から被せた状態で、まずは10分ほど焼いていきます。そのあと様子を見て生地がほんのり透明になってきたら、ホイルを外してさらに10分ほど焼いていきます。
トップの生地の部分が焦げやすいので要注意。やや焦げてしまった場合には焦げた箇所にだけホイルを被せてあげると、それ以上焦げにくくなるのでおすすめです。
パイ生地が盛り上がり、焼き目がついたらあっというまに完成です!できたては熱々なので、少し熱が冷めるのを待ってからいただきましょう。
フレッシュなリンゴの食感と、甘味がパイをかじった瞬間に広がります。シナモンがお好きな方は、パイの上に“追いシナモン”を振りかけるのもおすすめです。
パイの具材をフライパンで炒める必要もなく、切って混ぜて形を整えるだけでできてしまうなんともズボラなアップルパイ。これからのホリデーシーズンのちょっとしたおやつや、パーティの時のスナックとしてもぴったり。
ぜひ、スイーツ作りが苦手なあなたもお試しを!
<作り方>
- りんごを小さくダイス状にカットし、ボウルでシナモン・きび砂糖と一緒に混ぜ合わせておく。
- 常温に馴染ませておいたパイ生地を適当な大きさに切り(1枚の生地を2等分するのがおすすめ)、四角をつまみ合わせトレイ状に形成する。下の部分にはフォークなどで穴を開けておく。
- 2の生地に、りんごを入れる。上に、切り込みを入れたパイ生地を重ねて、下のパイ生地と隙間の内容しっかりとくっつけて形を整えていく。
- パイの表面に溶いておいた黄身(またはジャム)を塗る。
- オーブントースタートレイの上にアルミホイルをしいて、その上にパイを載せたら、上にやさしくふわっとアルミホイルを被せる。
- 190度のオーブントースターでまずは上にホイルが乗っている状態で、10分ほどパイ生地が透明っぽくなるまで焼く。後半は上のホイルをとって、さらに10分ほど焦げないように様子を見ながら焼き上げて完成!