LAVENDER RINGが認定NPO法人キャンサーネットジャパン、株式会社電通と共に高校生を対象にしたアイデアコンテストの開催を発表した。これに際して「高校生アイデアフェス #仲間と一緒に考える子宮頸がん」の参加者を募集している。コロナ禍で減少傾向にある高校生のアクティビティとして活用できるようにと、すべてがオンラインで実施予定だ。

LAVENDER RINGは、がんになっても笑顔で暮らせる社会を作ることを目指す、電通や資生堂の有志が中心となったボランティア活動だ。個人や企業、行政、学校、病院など活動の主旨に賛同する有志の人や団体が自由に参加し、がんになっても笑顔で暮らせる社会の実現を目的として、具体的なアクションを起こしていく場であり活動もあるという。

第1回目のテーマは「子宮頸がん」

画像=LAVENDER RING

がん対策推進基本計画に「がん教育」が組み込まれ、2021年度から中学校、2022年度からは高校で教育指導要綱に入ることになり教育が進んでいる。子宮頸がんを予防するとされているHPVワクチンは、現在小学校6年~高校1年相当の女子を対象に定期接種が行われており、キャッチアップ接種を求める署名が話題になったこともあり高校生へのがんの周知が進んでいる。

一方でキャンサーネットジャパンによると、子宮頸がん経験者は性に関連したがんであるだけに「人に相談しづらい」「パートナーに理解してもらえない」などの苦しみを抱えることが多いという。HPVワクチン接種年齢の高校生たちが子宮頸がんについて考えることで病気についての理解だけでなく、社会の偏見などの課題についても同時に考える機会になるという。

画像=LAVENDER RING

参加者の高校生は3〜4名で1チームとなり、広告会社のクリエーターが各チームのメンターにつきサポートする。「子宮頸がん」をきっかけにさまざまな社会課題を知り「最も自分ごと化したい課題について解決するためのコミュニケーションアイデア」を考えていくという。8月22日(日)に行われるプレゼンテーションは、家族や友達、先生も観覧可能とのこと。

〈開催概要〉

高校生アイデアフェス #仲間と一緒に考える子宮頸がん

画像=LAVENDER RING

内容:高校生3〜4名チームで、子宮頸がんを基軸とした社会課題を啓発するコミュニケーションアイデアを考える。※ワクチン接種を促進するものではない

日程:

6/18(金)〜7/18(日)告知・エントリー期間

7/26(月)20:30〜21:30  チーム発表・オリエンテーション (Zoomにて開催)

7/27〜8/5頃  インプットセッション (Zoomにて開催)※日程調整中

8/21(土)〜22(日)アイデアフェス本番 (Zoomにて開催)

※インプットセッションに参加できない場合は、録画を共有予定

インプットセッション登壇者:遠見才希子(産婦人科医)、アクロストン(医師・性教育コンテンツ制作ユニット)、原千晶(タレント、よつばの会 代表)、二宮博文(みなと保健所)、みんパピ!(みんなで知ろうHPVプロジェクト)、 Lumiere(ルミエール/品川女子学院高等部3年)(順不同、 敬称略)

参加対象者:高校生(性別不問)、個人でもチーム(最大4名)でも応募可能

※個人参加者は運営側でチームを組成予定

参加費用:無料

主催:LAVENDER RING

サポーター企業/団体:株式会社 電通、認定NPO法人 キャンサーネットジャパン

イベント申し込みはこちらから

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