写真=本人提供/Laundry Box

彼に生理をどう伝えてる?すれ違いを防ぐために2人で話し合ったこと』で登場したパートナーとは、交際・同棲して3年目。今のところは言い合いになるような喧嘩もなく、日々仲良く暮らしています。

カップルとしての相性がよかったこと以外にも、現在の関係性に至るまで、お互いに心地よく暮らせるよう話し合い、すり合わせをたくさんしてきました。

「私たちはどうして仲良しなんだと思う?」とあらためて彼に聞いてみたところ、「話し合いをちゃんとしてるからだと思う。小さなことよく伝え合うから」と答えてくれました。私もそう思います!

今回は、パートナーと良い関係性を築くことについて、私とパートナーの経験をお話していきます。

まずはお試し同棲をすることに

付き合い始めた当初は、私たちはお互いに別々のシェアハウスに住んでいました。

少し離れたところに住んでいたので、行き来が大変だったことや部屋の更新タイミングなどが重なり、交際から3カ月ほど経ったときに私から思い切って2人で一緒に住むことを提案してみました。

シェアハウスでの生活を通して、他人と1つ屋根の下に住むことの楽しさも難しさも知っていた私は、「彼のことが大好きだからいつも一緒に居たい」という甘い期待よりも、真面目で几帳面な性格の彼を見てなんとなく「この人となら一緒に生活できるかも」と現実的な印象を抱いたことが大きかったのです。

でも、恋人とはいえ他人と同じ部屋に住むことに対してはものすごく悩みました。それまで住んでいたシェアハウスは1人用の個室でしたし、私は1人でいる時間も大事なタイプ。

もし彼との同棲生活が合わずに、やめたいと思ってしまったら引っ越しするのも大変です。いくら仲良しでも、実際に住んでみないと暮らしの相性はわかりません。

部屋探しでお互いに気になる点や希望、引っ越しに使える予算など、彼とよく話し合って考えた末に、賃貸の物件をいきなり借りるのではなく、まずは2人で1室に入居できるタイプのソーシャルアパートメントに引っ越そうという結論に至りました。

私たちが選んだソーシャルアパートメントは、プライベートな個室の他に、共有スペースとして広いリビングやバスルーム、トイレ、キッチンなどがあり、他の部屋の人たちとも交流できるようなアパートでした。

「1人になりたいときがあったら、僕は共有スペースに行けるから大丈夫だよ」「もし一緒に住んでみて合わないなら仕方がないから、そのときに考えよう」と彼は私の不安を払拭しようと何度も話してくれました。

毎日「ありがとう」と伝えることで優しい気持ちになれた

画像=本人提供

いざ一緒に住んでみると、初めはお互いの生活ルールのすり合わせが必要で、小さなことでも思わずイライラしてしまうこともありました。

しかし、我慢するよりも「ここが気になる」「こうするのはどう?」など、それぞれのこだわりを話し合って距離のとり方を学びながら、2人ならではのルールをつくっていくことで折り合いがつけられるようになりました。

一緒に暮らし始めてわかったことですが、彼は家事が上手で「家事=女性の仕事」として私に押し付けてくるようなこともなく、当たり前のように協力し合いながら生活できることも、私にとっては新鮮で驚きました。

彼いわく「自分も生活してるから、自分で家事をやるのは当たり前のことだよ」とのこと。

家事をすれば自然と毎日必ず「ありがとう」とお互いに言うようになり、何もなくても「一緒に協力して生活してくれてありがとう」と言うことで優しい気持ちを持てるようになりました。

ソーシャルアパートメントで共通の友達も出来て、お試し同棲を選んだことが正解だったとあらためて思いました。

そんな風に同棲生活がうまくいくことがわかったあと、賃貸の物件に引っ越して今に至ります。

パートナーと良い関係性を築くために大事な4カ条

この経験を通して、私がパートナーと良い関係性を築くために大事だと感じたことが4つあります。

1. 感謝の気持ちも不安な気持ちも言葉できちんと表現する

「ありがとう」は出し惜しみせず頻繁に言います。

喧嘩はモヤモヤの積み重ねが爆発して起こるものなので、小さな不安や不満も気になることをその時々に表現すれば、喧嘩として爆発しづらいと感じます。相手の余裕のあるときや冷静なときに話すという、タイミングのつかみ方も大事!

2. 相手の意思を尊重する

例えば私が「スーパーに行ってくる」と言うと彼は「僕も一緒に行ったら嬉しい?」と聞きいてきます。私が「嬉しい」と答えれば彼も一緒に行きますし、「急いでるから1人で行きたい」と言えば彼はお留守番。そんな些細なやりとりから、彼が私の意思を尊重してくれていることが感じられます。

3. どちらかを「頼りにする」よりも「協力しあう」

かつての恋愛では、困ったときに相手を頼りにしすぎたり、依存しすぎたりで失敗した経験が多数。「頼りにする」ことよりも、本当に大事なのは「協力しあう」というスタンスでした。一緒に暮らしていると機嫌や体調の変化にも気づきやすいので、自然とケアしあうことにもなります。

4. 新しいことを一緒に試す

食べたことのない食材や、行ったことのない場所でも、好奇心を持って「やってみよう」と思うこと。うまくいかなかったら、それも学びになります。

以上は、あくまで私たちの例なので当てはまらないカップルもいると思いますが、『星の王子様』で有名な作家、サン=テグジュペリも「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ふたりが同じ方向を見つめることである」という名言を残しています。

もし付き合いたてのときなど「この人といい関係性を築けるかな?」「どうやったら理解しあえるかな?」と思ったときは、少し困難な山登りや物づくりなど、協力しあって取り組める事柄を経験してみると、お互いのことがもっとわかるかもしれませんね。

New Article
新着記事

Item Review
アイテムレビュー

新着アイテム

おすすめ特集