どれだけの人が、出会ったその日に初対面の人とセックスをしたことがあるのでしょうか。SNSやマッチングアプリの普及により出会い方が多様化したことで、セックス経験者の割合に変化はあったのでしょうか。
今回は、日本人のセックスの実態を明らかにした【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2024から、「出会ったその日でのセックス経験」についてご紹介します。
男女共に10〜20代が最も多い結果に
一般社団法人日本家族計画協会家族計画研究センターがジェクス株式会社からの依頼を受けて実施した「ジャパン・セックスサーベイ2024」の結果、男女共に10〜20代が最も高い割合で「出会ったその日にセックスした経験がある」と回答。
また全体では、「ある」と答えた割合が男性32.0%、女性18.2%であったことから、女性に比べ約1.7倍の男性が出会ったその日にセックスをしたことがあることが分かりました。
若年世代になるにつれ「ある」と答えた割合が増加していることから、マッチングアプリやSNSの普及率が影響を与えていると推測できます。
加えて、「ある」と答えた人の割合の県別結果では群馬県が1位、次いで青森県、宮城県という結果に。また上記の図から、東北地方は出会ったその日にセックスをした経験がある人が他の地域より多いことがわかります。
2〜3割の人がその後、交際に発展
出会ったその日にセックスした人との、その後の関係性について調査した設問では、「交際に発展した」と回答した人が、男性は21.8%、女性は32%でした。
しかし、全体的には「その日限り会っていないし、連絡もとっていない」、いわゆるワンナイトであったという割合が最も多い結果となりました。
また女性の回答では、年代が上がっていくにつれ「その後も会っていないが、交際はしていない」「その後は会っていないが、連絡は取っている」などの回答の割合が減少する傾向にありました。
セフレや友達以上恋人未満の関係を避ける人が多いのかもしれません。
一夜限り・セフレが必ずしも悪ではない
セックスを楽しむことは「はしたない」ことなのでしょうか?
お互いに性的同意が取れていれば、一夜限りやセフレ関係のセックスも「悪」ではありません。
個人差はあるものの、性欲は年齢や性別に関係なく誰しもが持っているもの。性欲のある自分を認めてあげた結果が、ワンナイトやセフレだったのかもしれません。
今回の調査結果が、性と向き合うきっかけになれば幸いです。
<参考記事>
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<調査概要>
・調査期間:2023年11月14日(火)~11月17日(金)
・調査対象:全国満18歳から69歳の男女 5,029サンプル
・調査方法:インターネットリサーチ(アンケート依頼メールを各回答者に配信しWeb上にて回答)
・調査委託機関:株式会社クロス・マーケティング ※提携パネル:リサーチパネル