みなさんは、50代でセックスやセルフプレジャーを楽しむことをどのように感じていますか?「はしたない」とか「その年齢で恥ずかしい」とか思っている人もいるのではないでしょうか?

私と同世代の“昭和世代”が20-30代の頃は、女性が性事情についてオープンに語ることはタブー視されていた時代。性に奔放な女性については、奇異な目で見られることが多かったような気がします。

今回は、48歳で初めての性体験をし、50代になった私の性事情についてお話ししてみたいと思います。

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48歳まで「処女」だった私が、男性経験がないことで悩む人に伝えたいこと

事前のやりとりから気持ちが高ぶり、ホテルに入った瞬間から我慢できずに始まったセックス

photo by Meghan Holmes on Unsplash

以前のコラムでもお話したとおり、私はアプリを通して1年間で30人以上の男性と出会ってきました。その中にはセックスまで至った人もいますし、そうではない人もいます。セックスをした男性たちとは、さまざまな体験をしました。

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「自分はMかもしれない」と自覚しはじめた直後、できればSの要素が強い人がいいと思い、プロフィールに「拘束プレイが好き」と書いていた人と会うことに。

「拘束されてセックスしたい」と会う前のメールで伝えていたため、当日彼は自分が所持している拘束具を持参。ホテルで手足を拘束されて動けない状態でセックスをしたとき、攻められている自分に興奮したのを覚えています。

その後、しばらくは拘束具はなくてもタオルで手を縛ったりなどして、拘束プレイにハマってしまいました。

また別の人とは、お互いの性癖や、どんなセックスをするのが好きか、これまでどんなセックスをしてきたのかなど、事前にやり取りをする中でお互いが高まってしまい、初対面でホテルの部屋に入った瞬間から、我慢できずに始まったセックスも印象的な出来事でした。

お互いにキスをしながら服を急いで脱がし合う様子は、我ながら興奮しましたし、そのときのセックスは忘れられないほど気持ちよくて……。お互い何回もイキ、求め合う、そんな時間でした。

まるでドラマや映画のワンシーンのようなセックスが、現実にあるわけないと思っていましたが、性欲がマックスだと本当に起きるのですね。

50代でもセフレを作ってもいいじゃない?

photo by Mike Von on Unsplash

これまでランドリーボックスのコラムでも語ってきたとおり、私は48歳まで処女でした。

48歳で初めての性体験をして以来、「処女」という足枷がはずれて「もっといろんな男性を知りたい、今までできなかった分たくさんセックスをしてみたい」という思いから、積極的に出会いを求めるようになりました。

アプリでたくさんの男性と出会い、恋人と言えるような特定の相手はできなかったものの、セフレと言われる男性はできました。

セフレに対して賛否両論があるのは重々承知ですが、“心のつながりを求めない関係”なので、楽といえば楽なのです。

それでも、なかには1カ月に1回間隔で近所に来たときに「今日これから会える?」という連絡が来て会うような”軽い”関係のパートナーができたこともあります。

自営業の人で私の家の近くに住んでいたため、“会いたい時に会える”というのが良かっただけでなく、身体を重ねた時の安心感があり、セックスしなくてもくっついて寝るのが好きな相手でした(でも、大抵はセックスになってしまうのですが…)。

セフレがいることで、自分の性欲と向き合えるようになった

photo by Aily Torres on Unsplash

私のように不特定多数の男性と関係を持つことに関しては、不快な気持ちになる人もいるかもしれません。

私の場合はセフレを作ることで、自分の性欲と向き合えるようになりました。それまで性への強い関心があったものの、相手がいない状況が続いていてモヤモヤを抱えていました。ですが、セフレとの関係があることで性欲はかなり落ち着きました。

以前はほぼ毎日していたセルフプレジャーも1カ月に1回くらいになりました。セックスがしたくてしたくて悶々とすることはほぼなくなったのです。

この歳になってからセックスにオープンになってみて思うのは、性欲というのは大小に個人差はあるものの、年齢や性別に関係なく“ある”ということです。

性欲を自分で認めて、セックスやセルフプレジャーを楽しむことは、全然アリなのではないでしょうか。

いくつになっても女性も性をオープンにしていい

photo by Melissa Askew on unsplash

海外の人気ドラマに『SEX AND THE CITY』があります。

私は主人公と3人の友達が集まっては、自分たちの性事情についてオープンに話す場面を見るたびに「私の周りではこんなことはできない」「うらやましい」という思いをもっていました。

日本でもSATCみたいに女性も性をオープンにしている人たちもいると思います。しかし、特に年齢を重ねた女性の性についてオープンにするのは「はしたないこと」といった雰囲気をまだまだ感じています。

その雰囲気をとっぱらって、女性も年齢関係なく明るく性事情について語りやすくなる世の中になることを願っています。

ランドリーボックスでは、「処女」という言葉の違和感や考え方について掘り下げています。

ご自身の「処女」についてのご経験・お悩みを共有していただけませんか?

同じ悩みを持っていたライター・miraeさんが、インタビューします。

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