立春を迎えたとはいえ、まだまだ肌寒さを感じる今日この頃。
薬膳の世界では、季節ごとに働きが弱くなる内臓があるとも言われており、特に寒い時期は「腎臓」が弱くなりがちだと言われています。
漢方指導員の田中友也さんによると、中医学では「腎臓」が実は、生長・発育・老化、生殖能力や性欲といった性機能と深い関係があるとのこと。
参考:だんだんと減ってきた性欲は、「腎」が重要だった—漢方指導員にきいたおすすめ養生
「黒い食材」で、「腎臓」の機能のサポートが期待できるかも?
「黒い食材」と聞いて、すぐにどんな食材なのか想像がつく人も少ないのではないでしょうか。
漢方の世界では、「五味五色」という季節に応じた色と味の食材を食べることで、健康的な生活を送るという考え方があります。そのなかでも冬は、「塩辛味」と「黒い」食材がいいと言われており、特に黒い食材は「腎臓」の働きをサポートしてくれる食材です。
中医学で言われているように、「腎(臓)は、人体の生命活動の原動力となる「精」を貯蔵する場所」。腎臓が弱まることによって、男女ともに性機能の減退につながりやすいとも言われています。
参考:だんだんと減ってきた性欲は、「腎」が重要だった—漢方指導員にきいたおすすめ養生
今回は、腎臓と性機能の働きが弱まるのを抑える効果が期待できる黒い食材「ひじき」を使ったデリ風サラダをご紹介します。
ひじきを洋風に!ぱくぱく食べられるデリサラダ
黒い食材のなかでも海藻の「ひじき」は、ミネラルや食物繊維、カルシウムなどが含まれています。普段から意識してとりたい栄養が詰まった食材のひとつです。
「ひじき」と聞くと、和風に仕上げるレシピのイメージがありますが、今回は洋風アレンジのデリ風サラダを作りましょう。作り置きにもピッタリのひと品です。
<材料(2人分)>
・ひじき 100g(お湯でさっと湯通ししておく)
・トマト 1個(湯むきしておく)
・パセリ 20g(みじん切りにしておく)
・レモン汁 大さじ1
・塩 大さじ⅓
・オリーブオイル 大さじ1
まずは下準備をしっかりと行います。
ひじきは「そのまま食べられる」の表記がないものは、さっと湯通ししましょう。湯通し済みのものは、スーパーの鮮魚コーナーの片隅で売られています。乾燥ひじきから調理するよりも、時短&手軽なので、冷蔵品のひじきを使うようにしてみましょう。
ひじき、トマト、パセリの下準備が終わったら、ドレッシングを作っていきます。レモン汁、塩、オリーブオイルを乳化するまでしっかりと混ぜ合わせておきます。
大きなボウルにひじき、みじん切りにしたパセリ、湯通ししたトマト(8等分くらいにカットする)を入れたら、最後にドレッシングを入れてざっくりと混ぜ合わせるだけ。
トマトをつぶさない程度に、ざっくりと混ぜ合わせたらあっという間に完成です。
お皿に盛り付けて食卓へ。冷蔵庫で少し冷やしてから食べるのもおすすめです。トマトを使っていて少し体が冷えやすいメニューなので、温かいスープなどと合わせて、サラダは副菜として楽しんでくださいね。
<作り方>
下準備
・トマトは湯通しをして皮を剥いておき、8等分程度にカットしておく
・ひじきは湯通しが必要な場合は、さっと湯通しして水分を切っておく
・パセリは細かくみじん切りにする
- オリーブオイル、レモン汁、塩を入れて乳化するまでしっかりと混ぜ合わせておく
- 大きめのボウルに湯むきしてカットしたトマト、みじん切りのパセリ、ひじきと1の調味料を入れて、ざっくりと全体がなじむように混ぜ合わせたら器に盛り付けて完成。