「え、このタイミングで生理!?もう勘弁してほしい…」
トイレでパンツを下ろしたとき、思いがけない経血に気づいて戸惑ったり、予期しないタイミングでの生理や不正出血に、焦ったことがある方も多いのではないでしょうか。
そんな場面で「トイレットペーパーのように、生理用品もトイレに常備されていると助かる」といった声が聞かれるようになってきました。2021年には東京都内すべての公立学校で生理用品が無償で設置されるようになり、近年では職場でも、生理用品を設置する動きが少しずつ広がっています。
とはいえ、突然生理がきたら、みなさんはどう対応しているのか。生理用品が常備されている職場はどれほどあるのか。実情はさまざまだと思います。
そこでランドリーボックスでは、Instagramを通じて「職場のトイレ事情」についてアンケートを実施しました。
職場トイレの現状:ナプキン常設は9割以上が「なし」

アンケートの結果、93%の職場でナプキンが常設されていないことがわかりました。
ナプキンが「ある」と答えたのは、わずか7%。
職場のトイレに生理用品が備えられているケースは、まだごく少数にとどまっているのが現状です。
仕事中に突然生理がきてしまった!どう対処する?「トイレットペーパー」「即席ナプキン」「常備している」




まずは、その場にあるトイレットペーパーで一時しのぎをする方が多数。
とりあえず服に浸透しないように必死になりますよね。とはいえ、トイレットペーパーだけでは、経血モレしないかと不安で仕方がない。
仕事中だと、ナプキンを買いに行くタイミングがない時もあるので不安ですよね…。


常に備えているという方もいらっしゃいました。たしかに生理がいつ来ても焦らないように常備しておくと安心ですね。
困った時は、みんなで助け合う環境がとっても素敵です!

トイレに常備していると、毎回ナプキンを持ち運ぶ手間が省けて便利ですね。
職場にサニタリーボックスが置かれていないのは約2割
上記の質問をした際に、「そもそも職場にサニタリーボックスが置かれておらず、毎回生理用品を持ち帰っている」というDMが届きました。そこで、職場にサニタリーボックスが置かれているかどうかについてもアンケートを実施しました。

「職場にサニタリーボックスが置かれているか」とアンケートを行った結果、約2割の方が職場にサニタリーボックスが置かれていないと回答。
経血量が多い日だと頻繁にナプキンを変える必要もあると思います。職場環境によっては、サニタリーボックスが置かれていないとなると、ナプキンを持ち帰るのも大変ですよね…。
オフィスにいる人の中には、生理がある人もいるということを考えられているかどうかは大切ですね。
一方で、オフィス環境によっては、トイレが一つしかなく、トイレ管理を従業員同士でするため、職場で捨てたくないという方もいるのかもしれません。
働く人それぞれが心地いいトイレ環境をどう考え、どうつくっていくのか。課題はたくさんありそうです。
職場のトイレにまつわるエピソード
そのほか、職場のトイレにまつわるエピソードも寄せられました。
サニタリーボックスに捨てると怒られた
「サニタリーボックスにナプキンを捨てると先輩に注意を受けたことがありました。それ以降は、サニタリー袋に入れて持ち帰っています」
置いてあったら、捨ててしまいますよね…。なんのためのサニタリーボックスなのか悩んでしまいますね。
自分たちでナプキンを常備
「生理用品が備品として設置されているわけではないですが、自分達で少しづつ置き、使ったら後で補充する形で置いています。
はじめは先輩が閉経してもう使わないから、困った時に使って』と置いてくれたので、皆がお互い困った時に使い補充する形で続いています。。トイレを使うのも仲間同士だけなので、自然と助け合います」
みなさんで助け合う形で続いているのがとっても素敵です!
職場にナプキンが常設されるようになった!

嬉しいですね!職場のトイレにナプキンが設置されるようになったケースもあるようです。
参考記事:
職場のトイレに生理用品を設置してみたら……?「急なときに助かった」「安心して働ける」の声

みなさんの職場はどうですか??
生理用品をトイレに常設するかどうかは、たびたび議論の的になりますが、ネットの声をきっかけに、実際に設置が始まったという事例も見られました。
どれだけ準備していても、予期せぬタイミングで生理や不正出血がやってくることがあります。
サニタリーボックスも、生理用品も、性別にかかわらず必要とする方が、気兼ねなく使える環境になってほしいと願っています。
みなさんの職場でのエピソードやご意見も、ぜひ聞かせてください。