秋冬の味覚にはお気に入りの食材がたくさんありますが、その中でも特に大好きなのが「里芋」。みなさんの食卓にはどのくらい登場しますか?
先日、友人たちと里芋料理を食べる機会がありました。「調理の仕方を知らない」と話す友人がほとんどで、里芋ラバーの私はちょっぴり寂しかったです。
そんな里芋、実は生理の時にも大活躍な食材。ぜひみなさんに試して欲しい!ということで、私が毎シーズン作っている、とっておきの里芋レシピをご紹介します。
里芋のほっこり炊き込みごはん
煮物など、ちょっぴり渋いお料理に使われるイメージのある里芋ですが、お芋自体はほんのりとした粘り気と、甘さが特徴です。独特な食感もさることながら、なによりもその豊富な栄養価が里芋の魅力。むくみ対策にもぴったりな「カリウム」が豊富に含まれているのもうれしいポイントです。じゃがいもやサツマイモなど他の芋類よりもカリウム含有量が多いと言われています。特にむくみが気になる生理中には、うれしい食材です。
今回はそんな里芋と季節の新米を使って、秋冬らしい炊き込みご飯を作ります。炊飯器でも、お鍋でも作れる、ほくほくの炊き込みごはんのゆるっとレシピです。
<材料(1〜2人分)>
・白米 1カップ(200mlカップを使用)
・水 210ml
・里芋 4個(皮を剥いて、3mm程度の厚さにカット)
・出汁用昆布 1枚(正味2g)
・薄口醤油 大さじ1
まずは、里芋の皮を剥いて3mm程の厚さにカットしていきます。里芋の皮は、ピーラーや包丁で剥きましょう。個人的には包丁で剥くのがスムーズでおすすめ。皮を剥くのが面倒な場合は、真空パックや冷凍で市販されている“あらかじめ剥いてある里芋“でももちろん大丈夫です。
シンプルな味付けで里芋の甘みを堪能
この炊き込みご飯のレシピは、もちろん化学調味料などは使いません。里芋の甘さや風味を活かしたシンプルな材料で、ほっこりとやさしい味に仕上げます。せっかくの生理メシレシピ…むくみの大敵である塩分などにも気をつけましょう。
我が家には炊飯器がないので今回はお鍋で炊くレシピになっていますが、炊飯器でもちろん作れますのでお気軽にお試しを。
<作り方>
- お米はあらかじめ水で洗ってカップ1杯分の水(分量外)に30分ほど浸水させた後、さらに30分ほどザルにあげて水切りをしておく
- その間に里芋の皮をむき、3mm程度の厚さにカットしておく
- 鍋にお米と水をいれ、お米の間に、昆布を入れ込む
- 3に薄口醤油を入れて、全体に馴染ませる
- カットした里芋を上に並べる
- 鍋を中強火にかけて、沸騰してきたら、弱火で12分ほどで炊き上がり(おこげをつけたければ、最後に強火で1〜1分半熱するといい感じに)
- 炊き上がったら10分ほど蒸らして完成!
里芋はまんべんなく、上に並べて。炊き上がったら、柔らかくなった昆布も一緒にかき混ぜれば、具材のひとつに。蓋を開けた瞬間にやさしい香りが漂います。
里芋のシーズンがやってくると、繰り返し作っているこのレシピ。炊きたてでも、冷めても、美味しくいただけるので病みつきになってしまいます。里芋の食感とお出汁の効いたご飯が食欲を掻き立ててくれます。秋冬の味覚と共に、生理期間も美味しく乗り切りましょう。