2年ほど前に老眼が気になって眼科に行ったところ、思いがけずドライアイを指摘されました。
確かに言われてみれば、目が乾いて開けていられないときがしばしば。でも仕事柄パソコン作業が多いし、気にするほどではないと思っていたのですが、医師としては老眼よりもドライアイのほうが問題だったみたいで…。
老眼はメガネでの対処をすすめられ、問題のドライアイのほうは目薬2種類を処方されて、なんだかんだで目薬を3カ月ぐらい続けてみました。
目薬がよかったのかドライアイは気にならなくなり、眼科には行かなくなったのでした。
でも、最近また目が乾いてきて…!
エストロゲンの減少で目も乾きやすくなってきた
パソコンの画面を見過ぎてるっていうのもありますが、目が開けていられず…。この感じは、久々のドライアイに違いないなと。
仕事柄、目を酷使してるのでドライアイになっても不思議じゃないのですが、ネットでいろいろ調べてみると、更年期には女性ホルモンのエストロゲンの減少が影響で目の表面が乾きやすくなって、眼精疲労やドライアイを引き起こすこともあるのだそうです。
この連載で毎回のように思ってますが、エストロゲンの体への影響ってほんとすごいですよね!
日々感じてる小さな不調って、だいたいがエストロゲンが減ったからなんじゃないかなって思ってしまうわ…。
私が試してみたセルフケア
で、久々のドライアイなのですが、一度は眼科に通って改善しましたが、今回は日々のセルフケアを試してみました。
まずは目薬は市販のものでも防腐剤やメントール入りのものではなく、人工涙液という涙に近い成分でできていて涙液不足を補うものをドラッグストアで購入。
いつも買ってたスースーする目薬に比べると少し高いし日持ちもしないけど(防腐剤が入っていないので開封したら10日ほどで使い切らなきゃいけない)、自然と目になじんでつけ心地がいいし、目の乾きも感じなくなりました。
目薬以外では、涙が自然に分泌されるようにまばたきを意識的にするようにしたり、扇風機の風で目の乾燥が悪化しないようにメガネ(老眼鏡)をかけるようにしたり、ちょこちょことしたケアもやってみました。
目をあたためるのもいいということなので、蒸気でじんわりあたたかくなる市販のホットアイマスクも使ってみました。
私が買ったホットアイマスクはつけたまま寝てもOKとのことだったので、睡眠時に使ってみたのですが、これがなかなかよかったです!
ふわっといい香りがするアロマタイプのものだったので、じんわり目があたたかい上に安らぐ香りまでしてきて、めちゃくちゃよく眠れたんですよね~。
もともとそんなに寝付きが悪いほうではないのですが、それにしても極楽すぎて即寝…。
ホットアイマスクをして寝た翌日は、ドライアイの症状は感じず「効果すごい!」と感心したのですが、どうやらドライアイ対策には睡眠も大事らしいので、よく眠れたのもよかったのかも。
*編集部注:ドライアイがひどく感じる場合は、医療機関の受診をおすすめします。
スキマ時間にツボ押しもやってみた
さらにやってみてよかったケアはツボ押しです。
漢方指導員の田中友也さんによるドライアイのおすすめ養生の記事を参考にさせてもらったのですが、ドライアイに効果があると言われている三陰交のツボを気づいたときにじんわりと気持ちいいぐらいの強さで押しています。
ツボ押しは道具もいらないし、日常の隙間時間にできるのがいいんですよね。
パソコンやスマホを見る時間を減らすのも大事だと思うので、本当にたま〜にだけど「今日はパソコンを見ない!っていうか立ち上げないぞ!」と決めて、私なりのデジタルデトックスをやってみたりもしています。
仕事が忙しくてそうも言ってられないときがほとんどだけど、そういうときはパソコンの画面を明るくしすぎないように設定を変えて、目の疲れを最低限に抑えるように心がけてみました。
私は今年50歳になったのですが、セルフケアに無頓着でいると途端に体がガタつくので、年齢的にも小さいケアの積み重ねが大事になってきたんだなぁとしみじみ思っています。
更年期の今だけに限らず目のケアはずっと続くものだと思っているので、日々気にかけて労りたいと思います。