「りぼん」って65周年なの!?
そんなに長い歴史があるとは知らなかった……。
今年8月3日に創刊から65年を迎える少女まんが雑誌「りぼん」(集英社)が、“むすぶ”をコンセプトに展開する「りぼんのりぼん」プロジェクトを始動。
プロジェクトのひとつであるポップアップショップ「りぼんのおみせ in Tokyo」が、3月6日から3月20日まで原宿のbaseyard tokyoで開催中だ。
ランドリーボックス編集部もさっそく行ってみたよ。

私が小学生だった約30年前……「りぼん」にどハマりしていた。
高校生になったら「天使なんかじゃない」の翠と晃のような恋愛をするんだと思い込んでいたし、「ママレード・ボーイ」みたいに、ある日突然イケメンと同居することになることがワンチャンあるかもしれない。そう信じている女の子だった。
毎月、発売日を楽しみに、地元の本屋さんにお小遣いを握り締めて買いに行った。「りぼん」を発売日以外に買うなんてありえなかった。

ここは、そんなりぼんっ子にとってはたまらない場所。
新しさとノスタルジーさが融合していて、「りぼん」の世界観を感じられ、あの頃のドキドキを思い出させる空間になっていた。
ナプキン、パンツなど、生理用品とのコラボアイテムも
今回のポップアップショップでは、雑貨や文房具、ファッショングッズなど全38種類のオリジナルアイテムを販売している。
なかでもランドリーボックス編集部が注目したのは生理用品のコラボグッズだ。

吸収型のサニタリーショーツ「ムーンパンツ」のりぼんオリジナルパッケージが可愛い。
パッケージの中には「りぼんは。ムーンパンツは。いつだって女の子を応援しています」というメッセージが書かれている。

りぼんのコミック風にオリジナルで制作されたムーンパンツの小冊子「はじめての生理BOOK」。
生理の基礎知識、ムーンパンツの使い方やお手入れ方法のほか、「生理用品の歴史」や、「生理体験談」などの読みものがまとまった1冊になっている。
これから初潮を迎えるりぼんっ子にとっては心強い1冊になりそう。

こちらはオーガニックナプキンの「ナトラケア」とのコラボアイテムの「レターセット付きナプキン」。
レターセットといえば、りぼんの付録を思い出して懐かしさがこみ上げる。

こんなふうに、友達にメッセージを添えて、ナプキンを渡してあげることができる。生理について話したり、気遣いの和が広がるきっかけになるかも。
可愛い生理用品があれば、憂鬱な生理日も少しだけハッピーな気持ちで過ごせそう。

フォトグラファーやスケートボーダーとコラボしたファッションアイテムがずらりと並ぶ。
こ、これは……(笑)。りぼんっ子ならちょっと欲しくなるロゴ入りソックス。


アラフォーにとって懐かしさが爆発してしまう「姫ちゃんのリボン」。
当時のりぼんを象徴するようなタイトルだったなあ。

「りぼんのりぼん」は、「りぼん」の持つ可能性を広げ、多様な価値観を持つクリエイターや企業と組み、これまで試みたことのない新しい展開にチャレンジするプロジェクトだそう。
65年もの歴史をもつりぼんが、多様な価値観を受け入れ、新しさを取り入れながら進化しようとしている。
生理用品とのコラボ企画は「これまでタブー視されていたものにも光を当てていく」、そんな「りぼん」の現在地とこれからが感じられた。

ついつい長居してしまいそうになる店内。

後ろ髪ひかれながら店を出た。3月20日まで原宿のbaseyard tokyoで開催しているので、友達と一緒にまた行きたい。りぼんトークに花を咲かせること間違いなし。