
手ぶらでトイレに行きたい!
初めて生理がきたのは、小学6年生のときだった。クラスの女子の半分よりちょっと早め。とくに早くもなく、遅くもない。
でも、なぜだろう。その日から友だちとトイレに行くのが恥ずかしくなった。たとえば母がハンカチで作ってくれた、薄いポーチ。制服のポケットに入れると不自然に膨らんでしまう。そして、生理用品を取り替えるとき特有のペリペリ音。
その恥ずかしさ、気まづさは歳を重ねてもあまり変わらない。職場でお手洗いに行くとき、友だちや同期の男性と飲んでいるとき、謎のポーチを携えていくのはなんだか「私は生理です!」と宣言しているみたいな感覚になる。それに、男女共用のお手洗いに生理用品を捨てるのも少し躊躇う。
まあ、とにかく面倒臭いのだ、生理用品を持ち歩くことが。だって、いつもと同じように手ぶらでトイレに行きたいじゃん。
パンツ自体が水分を吸水するという革命
私が悶々としているなか、欧米を中心にいくつかのブランドが立ち上がっていた。コンセプトは「水分を吸収するパンツ」。
いや、なにそれ???
さて、ここからが本題。実際に試してみてどんなときに便利なのか、生活はどう変わったか、私の体験をシェアしたい。まずは私とパンツを紹介します(笑)。
●りよん(23)
- 超小柄、普段はキッズ服を着てるくらい
- 経血は割と少なめ(ピル飲んでる)
- 蒸れるのと生理用品の持ち運びが嫌い
続いて、お相手のパンツ。
●THINX(XS)
- アメリカ出身
- hiphuggerタイプ(おしりをぴったりハグしてくれる安心感)
- 水分を吸収してくれるらしい
さて、両者いざご対面です。
開封の儀 〜なんだかんだ見た目も大事〜
まずは開封の儀から。パッケージはパンツに見えないし超スタイリッシュ。かわいい。

カードの裏には製品の特徴と使い方の説明が、英語で書かれている。

要点だけまとめると…
- 軽い日、ふつうの日にはタンポンや月経カップ、ナプキン無しで大丈夫!
- 多い日にはタンポンや月経カップのバックアップとして使って。ナプキンよりずっといいから。
- 4つ特徴があるよ!(水分を吸収する/細菌を防ぐ/特殊な吸収材/漏れない)
とのこと。
ほんまか??と思ったけれど、4つの特徴はどうやらパンツの生地それぞれを説明しているみたい。THINXは4層構造になっていて、「水分のキャッチ-抗菌-保水-漏れ防止」の機能を持つ4枚の布地から成る。
1日分の水分を漏らさずキャッチするには、それなりに分厚くないと難しそう。とくに3層目(吸収剤)とか。実際に広げてみたらこんな感じ。

てっきりオムツ型のナプキンみたいなものを思い浮かべていたのだけど、実物を見たらぜんぜん違った。良くも悪くも「普通のパンツ!」が私の第一印象。腰まわりがレースになってて、おしりすっぽりタイプだ。
気になる吸水部分は…ちょっぴり水着みたいな質感。触ってみると確かに布が何層か重なっているのが分かる。つまんで動かすとシャリシャリとそれぞれの生地が擦り合う音がする。
でもね、なによりも驚いたのはその薄さ。

うっす!感覚的には、羽根つきナプキン対応で二重構造になっているサニタリーショーツくらい。想像していた1/5くらいの薄さだった。スクール水着の生地よりも薄い感じ。これならまったく違和感なく履けそう。
ただ、吸水力への疑念は増したけどね。本当に大丈夫かな。
続いて、試着の儀 〜信頼関係はここで決まる〜
プロフィールの通り、私は超小柄(150cmもない)。おまけに肉もつきにくく、つまり小学校高学年みたいな身体つきなのだ。
対するTHINXはアメリカのXSサイズ。GAPやアメリカンイーグルなどのUS系ブランドでは常にXXSもしくはXXXSを選んでいる私にとってはかなりの挑戦。どんなに機能が優れていても、カラダにフィットしなければ絶対に漏れる。なんの意味もない。
THINXのサイズ表をみると、XXSサイズが日本サイズのSサイズ。なので、本当なら私はXXSサイズがよかったんだろうな…でも割と伸縮性ありそうだから大丈夫かな……と思いつつ履いてみたら意外とイケました。なんなら、すっぽりぴったり包まれてる絶大な安心感すらある。

アメリカ人って意外と小柄なのかな…ほんとか…? と思っていたけれどよく考えたら生理は成長期のまっただなかにくるもの。ティーンの子たちにも違和感なく履いてもらえるように小さめに作られているのかもしれない(ちなみにTHINXはティーン向けの製品もあるよ!)。でも購入前には、サイズ表をしっかり確認すると◎!
開封&試着の儀は無事終了。吸収力には疑問が残るけれど最初の印象はまずまず。
そして実践(実戦) 〜お手並み拝見〜
さあ、生理がきた。ピルを飲んでるおかげで私の経血量は割と少なめ。「多い日用」のナプキンは普段ほとんど使わないくらい。
THINXの説明書きによると「ナプキンをつけなくて大丈夫!」ということ。このパンツだけを履いて1日過ごすのか……。やっぱり不安は拭えないものの、敢えて生理2日目に挑戦することに。
念のため、ゆったりした黒いズボンを履き、カバンにはビニール袋と替えのパンツ&ナプキンを忍ばせて外出。
この日の予定は自転車で病院に行ったり、出先のカフェでPC作業をしたりといった感じ。チャリ移動も長時間のデスクワークも、生理トラブル(主に漏れ)の大敵だ。
結果は、なんら問題なし!
もちろん最初は不安だった。とくに「ドロッ」の瞬間はとっさに身構えた。普段慣れている紙ナプキンじゃなくて、パンツの布に直に接しているのが肌でわかるから「やばい」アラートが反応した。
慌ててトイレに駆け込み確かめてみると…なにごともない。ただ赤っぽい液体がシミになっているだけで(生地が黒いからほとんどわからない)、裏返してみても漏れたり染みてる様子はゼロ。履き心地も普段通り。約6時間の外出を終えて、帰宅後もダラダラとお風呂に入るまで履いていたけど大丈夫だった。
なんだかんだ重宝しちゃうやつだこれ

1日使ってみた個人的な感想は、「超ラク!!!!」
公式サイトには「タンポン2本分を吸収できる」って書いてあるので、ほとんどの人は1日履いてて問題ないんじゃないかと思う。
私が履いたHiphugger以外にも、より体にフィットしそうなボクサーパンツ型の「Boyshort」、夜でも安心の「Hi-Waist」タイプもあるみたい。それぞれの特徴に合わせて使い分けるとより便利なはず。
まとめ
以上を踏まえて、こんなシーンにとくにおすすめ!
- 生理用品を持ち歩きたくないとき
- 「今日生理が始まりそうだけどパンツ汚したくない」って日
- 誰かのお家にお邪魔する日(生理用品って捨てにくいよね…)
- なかなかトイレに行く時間がなさそうな日
- 海外など、トイレにゴミ箱がついていない環境に行くとき
最後に、メリットとデメリットをまとめたので、気になる人は参考にしてみてください。
メリット
- 荷物が減る
- 生理用品を取り替える手間がない
- 一度購入すれば長く使えるからエコ&経済的
- 洗濯機に入れる前、水で流すだけだから手入れが意外とラク
デメリット
- 量が多いとすこーし重くなってきてプール後の水着みたいな感じ(もちろんパンツの内側だけね)
- 保水性が良いため、洗ったあとに乾きづらい
- 万が一漏れたときの救済策が難しい.…!(もう1枚着替えがあると安心?)
*本記事は個人の感想であり、効果には個人差があります。
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