健康情報サービス『ルナルナ』を運営する株式会社エムティーアイは、5月9日の母の日にちなんで「女性のカラダの知識にまつわる母と子の意識調査」の結果を公開した。

娘を持つ母親と、10代のルナルナユーザーに「生理やPMSについて共有しているか」「女性特有の症状について話し合いをしているか」など、さまざまな視点から調査が行われ、母と娘のコミュニケーションの取り方がわかった。

調査は2021年4月23日~4月26日、『ルナルナ』、『ルナルナ 体温ノート』にて「女性の子どもがいる」と回答した10代~50代の女性1,220名と、14歳以下もしくは15〜19歳で「子どもがいない」と回答した女性345名を対象に行われた。

娘の初潮が最初のきっかけ

娘を持つ母親に、生理や妊娠などについて話したことがあるかを調査したところ「ある」が57.9%、「ない」が42.2%となり、話したことのある母親のほうが多い結果となった。

「話したことがある」と回答した人にきっかけを聞いたところ、最も多かったのが「子供に初潮が来たため」で40.9%、次いで「子供から質問されたため」が36.0%、「自分の不調を理解してほしかったため」が25.2%となって。初潮が来たタイミングが自然に話すきっかけとなっている家庭が多いよう。

母親の生理中に一緒にお風呂に入ったときや、一緒にトイレに入ったときに初潮が来ても慌てない為にナプキンを見せて教えたりしていたといった声も目立った。初潮が来たときに、血を見てびっくりしたり、慌てることがないようにといった母親の気づかいがうかがえた。 

娘のカラダの症状を把握している、把握したいと思っている母親が多数

「子どもの生理周期やPMSなどの症状を把握しているか」を調査したところ、「している」が34.8%、「していない」が17.5%、「まだ初潮を迎えていない」が47.8%という結果に。

「まだ初潮を迎えていない」と回答した母親のうち、「初潮を迎えた後に子どもの生理周期やPMSの症状などを把握したいと思うか」については「思う」が72.2%、「思わない」が6.8%、「わからない」が21.0%となった。

母親と「女性のカラダの仕組み」について話したことがある人は74.7%

10代のルナルナユーザーに、生理や妊娠についてなどの「女性のカラダの仕組み」について母親と話した経験があるかの調査結果。

「ある」が74.7%、「ない」が25.3%となり、7割以上の人が母親と生理や妊娠についてなどについて話した経験があるという結果となった。

娘の理解度は、母親が自身の経験をもとに話しているかに影響

また、母親と「女性のカラダの仕組み」について話したことで十分な理解ができたかについては「はい」が61.1%、「いいえ」が38.9%となった。

「はい」と回答した人の中には理由として「実際に母親が体験した話だったから」、「自分よりも人生経験のある母親に話を聞けたから」、「知識は不十分だと思うが、1番身近な存在の経験に基づいた知識を得ることができて、安心」などをあげており、母親が自身の経験をもとに話してくれたことが影響していることが読み取れた。

実際に母親側の回答でも「自分の経験を元に話をしている」という声が最も多かった。

一方で「いいえ」と回答した人の理由では「恥ずかしいから」という声が目立った。また、少数ではあったものの「生理痛のつらさの違いを理解してもらえなかった」という声もあり、女性特有のカラダの症状は、人それぞれ異なるため、母娘であっても理解が難しかったり、話すことを躊躇してしまう一面もあることもわかった。

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