突然ですが、お子さんや身近な子どもから「赤ちゃんって、どうやってできるの?」と聞かれたら、上手く答える自信はありますか?

または、彼らがスマホで「おっぱい」「セックス」と検索していたら、上手く対応できますか?

ネットで解決できると思ったら、性教育はそうではなかった

はじめまして。家庭でできる性教育サイト「命育®(めいいく)」の宮原です。命育®は、クリエイター中心のチームで、医師や専門家の協力のもと、幼児・小中高生の子どもを持つ保護者に向けた性教育の情報を発信しています。

冒頭の質問ですが、私たちの独自アンケートによると80%以上の保護者が「性教育に自信がない/あまり自信がない」と答えています(*)。「性教育」というと漠然としていますが、身体のこと、妊娠や出産、避妊や性感染症、さらにはネットリテラシーや性犯罪(加害・被害)、性の多様性のこと…さまざまなテーマがあります。これらに関して、子どもの質問に答えられる自信がない保護者や、子どもに関わる大人は多いのではないでしょうか。

*命育独自アンケート2019(お子さまがいる方対象 n=273)

Photo by Glenn Carstens-Peters on Unsplash

私たちも、そんな「自信がない」保護者でした。日常の中で子どもの性に関する疑問や悩みを抱える中、友人やパートナーでさえも相談しづらく、ネットで検索しても、納得できる情報がみつからない…。

そんな中、あるWebデザインスクールで「前職は中学校で保健体育教師をやっていて、中学生に性教育をしていたよ」という方がいました。現在は命育でイラスト担当をしているそのメンバーに、その場にいたお母さんたちが「ちょっと聞きたいことがあるんだけど…!」と、こぞって反応を示したのでした。

「こんなに皆が悩んでいるテーマなのに、なぜネットには信頼できる情報がないんだろう」

全員が同じWebデザインスクールに通っていた仲間だったので、「ないなら自分たちでつくろう」と、性教育サイト「命育®(めいいく)」を立ち上げました。

性教育が必要なのは、子ども? いいえ、まずは私たち

写真提供:命育®

保護者のための性教育のサイトをつくろう!とコンセプトは決まったものの、まずつまずいたのは、「ところで私たちって、どんな性教育を受けてきたっけ?」ということ。そう、私たち保護者世代も、十分な性教育を受けてきていないので、何が必要なのかがわかりません。

さらに、子どもの口から「セックス」という言葉を聞けば「恥ずかしい!」と咄嗟に思ってしまうし、自分が初潮を迎えたときのことを思い出すと、親になかなか言えずにこっそり家にあった生理用ナプキンを使っていた記憶がよみがえります。性に関して、ネガティブなイメージをもっているのは、私たち大人自身でした。

そこで、サイト全体のデザインを、絵本をめくるように、肩肘はらず、ポジティブな気持ちで読めることをコンセプトにしました。老若男女問わず、サイトに訪れた人が性に対して抱くネガティブなイメージを払拭できるように。

私たちが目指すのは、性教育を、日常の子育てのひとつとして取り組んでもらうこと。そのために、大人自身が性に対する知識をアップデートし、子どもと「性」の会話をする機会を増やしたい。幼児教育やエリート教育に取り組む前に「まずは性教育を」と考える家庭が増えるといいなと考えています。

一度では上手く伝わらないから、毎日繰り返しています

性教育のサイトを運営しているというと、「さぞ、完璧な性教育を実践されているんでしょう?」と言われることがあるのですが、とんでもない(汗)。

わが家には、やんちゃ盛りの子どもが3人いますが、「おちんちん」「おしり」が大好きなので、お風呂上りは服も着ずにウロウロ。毎日のように「おちんちんは、ふざけて人に見せてもいいんだっけ?」と言っても、なかなか止める気配はありません。

ただ、何度でもくり返しできること、やり直しができることが、家庭での性教育のメリットですよね。そうして、次の日もまた「おちんちん、好きなんだよね。で、プライベートゾーンって、そうやって人に見せたりしてもいいところなんだっけ?」と会話を繰り返す日々です。女の子のお友達の前だと恥ずかしそうに着替えたりしているので、伝わってはいるのかな、と思っています。

「早めの知識を」から「困った!」まで理由はさまざま

写真提供:命育®

2019年のオープン以来、1年半でサイト訪問者数は90万にものぼり、さまざまな悩みや疑問を抱えている人が多いと感じます。大半がネット検索から訪れていますが、その傾向も本当にさまざま。保護者が多いものの、子どもに関わる仕事をされている方、中高生や大学生などの若い人もご覧になっています。

幼児~小学生頃のお子さんの保護者からは、「子どもからの質問にどう答えたらいい?」といった質問や、必要な知識を今から子どもに伝えておきたい、という声が多いです。

一方で、中高生になったお子さんを持つ保護者になると、「トラブルが起こってしまった!どうしたらいいか」という声が目立ちます。被害側だけではなく、加害側の声も多いんです。「まさか自分の子どもが」という気持ちから、防犯の知識は伝えても、加害者にならないようにという教育は意識されていない保護者の方が多いです。

保護者の多様なニーズに対応するために

保護者のニーズが多様であること、またメンバー全員が本業や子育てをしながらのプロボノで運営していることから、すべてのニーズに応えるのが難しく、運営には限界がありました。より継続的に、多様なニーズに対応するサイトにするために、テーマとコンテンツの拡充を図り、事業として成り立つよう有料会員向けの機能をスタートさせました。

子育てのひとつとして性教育を身近に捉えて、幼児教育や塾にお金をかけるように、本を買ったり、命育を使っていただいたり、性教育にも投資をして欲しいです。より多くの家庭にご利用いただけるように、無料のコンテンツも残しています。有料会員になれば、幼児期、児童期、思春期それぞれの年齢に応じた性の知識の「伝え方」や、悩みに答えるQ&Aなど、性に関して何か困ったことがあれば、解決のヒントが得られる専門家監修のコンテンツを、全てご覧になれます。

また、世界で年間120万人に性教育プログラムを提供し、女性の性に関する医療を提供するNGO団体、Planned Parenthood of America(全米家族計画連盟/PPFA)と提携しました。彼らの保護者向け性教育コンテンツを翻訳し、日本向けに監修のうえ、配信をスタートしたのです。国際基準でありながら、日常で対話や実践ができる性の知識が数多く紹介されていますので、ぜひ多くの大人に読んでいただきたいと思います。

無料で公開している記事をご紹介しますので、ご興味ある方はご覧になってください。新しいヒントが見つかったり、保護者自身の性に関する気づきがあったら、ぜひ会員登録をお願いします。

▼「幼児の子どもと『からだ』のことをどう伝えたらいい?」(PPFA協力記事)

3分程度の中に目からウロコな性の会話がつまった動画も紹介しています。

学校や自治体、企業にも性教育のサービスを提供したい

Photo by Element5 Digital on Unsplash

今回のリニューアルにあたり、サイトに関わるメンバーもクリエイターを中心に20名近くに増えました。また、監修チームとして30名近くの専門家の皆さんにもご参加いただいています。コンテンツの質を担保するために、協力して下さっているサポーターも多数います。

今後、私たちが目指すことは、性教育コンテンツの発信を続け、サイトを丁寧に育てていくこと。そして学校や自治体、企業などの団体に対しても、サービスを提供できるような取り組みをしていくことです。性教育という社会全体の課題を解決するために、あらゆる方面の方々との協働が、必要不可欠だと考えています。

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