
性行為中の痛みに悩んでいませんか?
セックスの痛みは性交痛と呼ばれ、恐怖心や緊張が引き起こすこともあれば、子宮内膜症などの病気が原因となることもあります。
前戯不足や濡れにくい体質が影響する場合もあり、この場合は潤滑ゼリー(粘膜に使用可能な潤滑剤)を用いることで痛みを緩和することができます。
しかし、いざ潤滑ゼリーを買おうとすると今度は種類が多い……!
自分に合った潤滑ゼリーを選ぼうと思っても、迷ってしまって選びきれない方も多いはず。
ここでは、悩みやシチュエーションに応じた潤滑ゼリーの選び方を紹介します。
潤滑ゼリーの3つの種類
潤滑ゼリーには、成分の違いにより3つの種類があります。
ウォーターベース | オイルベース | シリコンベース | |
洗い流し | 不要 | 必要 | 必要 |
ウレタン製 コンドームとの併用 | ◯ | ◯ | ◯ |
ラテックス製 コンドームとの併用 | ◯ | ✕ | ✕ |
シリコン製 コンドームとの併用 | ◯ | ✕ | ✕ |
※潤滑ゼリーや製造元によって異なる場合があります
①ウォーターベース

水分を多く含む、水をベースとして作られている潤滑ゼリーです。
自然なテクスチャのうるおいを与え、洗い流さずに使うことができます。
市販の潤滑ゼリーのほとんどがウォーターベースで、コンドームの素材を問わず使えるため、手に取りやすいです。
ただし、オイルベースやシリコンベースと比べ、ベタつきやすい・乾燥しやすいといったデメリットがあります。
ウォーターベースの潤滑ゼリー
②オイルベース

オイル(油分)をベースとした潤滑ゼリーは、乾燥しにくく粘り気があるのが特徴です。
手に取った直後は固形に近いテクスチャですが、体温と馴染ませることで徐々に液体へ変化していきます。
少量でも長時間使えるメリットがありますが、ラテックス素材のコンドームとの併用ができません。
皮膚をコーティングする効果が高いため、使用後は洗い流す必要があります。
オイルベースの潤滑ゼリー
③シリコンベース
乾燥を気にせず長時間使えるのが、シリコンベースの潤滑ゼリーです。
乾きにくいことが最大の特徴で、性交痛を緩和する効果が期待できます。
シリコンを劣化させる可能性があり、シリコン製ラブグッズとの併用は難しいです。
シリコンベースの潤滑ゼリー
シチュエーション別、潤滑ゼリーの選び方
セックスとセルフプレジャー、それぞれのシチュエーションでの潤滑ゼリーの選び方をまとめました。
普段の楽しみ方やお悩みと照らし合わせて、参考にしてみてください。
セックスで使うなら…?
①コンドームと併用したいなら「ウォーターベース」
オイルベースとシリコンベースの潤滑ゼリーは、ラテックス素材のコンドームと併用できません。
これに対し、ウォーターベースの潤滑ゼリーなら、素材を問わずに使うことができます。
おすすめの商品はYES インティメイト・ウォーターローション。
96%がオーガニック由来の成分でできており、乾燥を防ぎながら肌を保湿してくれます。
水がベースなので、ベタつきづらいのが特徴です。
保湿ローションとして普段使いすることもでき、一石二鳥です。
②セックスに没頭したいなら「オイルベース」
オイルベースは保湿力と持続性に優れており、少量でも塗り直しの必要がありません。
つまり、乾燥を気にせずにセックスに集中できます。
ラテックスとの併用はできないので、コンドーム使用の際はウレタン製を選ぶようにしましょう。
おすすめはYES インティメイト・オイルローション。
高い保湿力を持ち、デリケートゾーンの皮膚を保護してくれます。
洗い流し不要なので、セックス後のかゆみ対策・ひりつき対策としても効果を発揮します。
③相手にバレずに仕込みたいなら「ウォーターベース」
セックスで潤滑ゼリーを使うには、相手に濡れないことを伝える必要があります。
しかし、恥ずかしくて上手く伝えられない方も多いと思います。
そんなときに役立つのが、事前の潤滑ゼリー注入。
ウォーターベースなら膣内に注入しておいても洗い流しの必要がなく、事後の余計な手間がかかりません。
おすすめはウェットトラストプロ。
膣内に挿入してワンプッシュで注入できる形状で、直接潤滑ゼリーを仕込めます。
潤滑ゼリー自体は無色無臭のため実物の愛液に近く、自然な流れでセックスを楽しむことができます。
セルフプレジャーで使う時は…?
①乾燥を気にせず長時間楽しみたいなら「オイルベース」
オイルベースは保湿力と持続性に優れ、長時間の性行為に最適です。
おすすめの商品はYES インティメイト・オイルローション。
99.8%がオーガニック由来の成分でできており、高い保湿力を持ちます。
オイルベースではありますが粘り気(ベタつき)は少なく、使いやすいと評判です。
②ラブグッズと併用したいなら「ウォーターベース」
セルフプレジャーでラブグッズを使う場合、ウォーターベースの潤滑ゼリーがおすすめです。
シリコンベースの潤滑ゼリーはシリコン素材を劣化させるため、併用できません。
素材がシリコンでなければ問題はないものの、その都度相性を確認するよりは、ウォーターベースで統一しておく方が手っ取り早いです。
おすすめはiroha MOIST GEL。
セルフプレジャーアイテムブランドのirohaから販売されており、irohaをはじめとしたラブグッズと同時に使うことができます。
ゆずとイランイランの香りで、においも気にならないのが嬉しいポイントです。
③行為後にそのまま眠りたいなら「ウォーターベース」
ウォーターベースの潤滑ゼリーは、使用後の洗い流しが不要です。
オイルベースにも洗い流し不要のものはありますが、そのまま下着を履いてしまうと油染みができてしまう可能性があり、注意が必要です。
おすすめはドラッグストアでも購入できる、リューブゼリー。
安価で手に取りやすく、自然な使い心地でベタつきが気になりません。
そのまま膣内に注入できるデリケートインタイプもあるので、一度の使用量が多い方にはこちらもおすすめです。
月経カップや膣トレアイテムなどに使う場合は?
性行為以外でも、膣内にものを挿入するシチュエーションは存在します。
例えば
このときおすすめなのは、それぞれの素材に関わらず使える「ウォーターベース」です。
水がベースなら素材を劣化させる心配がないため、安心して使えます。
自分にあった潤滑ゼリーで、楽しく性行為を!
今回、潤滑ゼリーの3つの種類を紹介しました。
①ウォーターベース
②オイルベース
③シリコンベース
ウォーターベースはコンドームやラブグッズとの相性を気にせず使える代わりに、乾きやすく、塗り直しの手間がかかる場合があります。
オイルベースとシリコンベースは高い保湿力を持つ代わりに、コンドームやラブグッズとの併用には向かず、使用後の洗い流しも必要となります。
一概におすすめと言える潤滑ゼリーはなく、使い方や使う場面によって相性のいい潤滑ゼリーが変わってきます。
相性を考えるのは面倒かもしれませんが、そんな潤滑ゼリー選びも楽しいと思えたら、性行為はもっとポジティブなものに変わるかもしれません。
ぜひ、自分にあった潤滑ゼリーを探してみてくださいね。
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