「最近、生理期間が長いけど大丈夫かな?」生理期間が長いと、なにか身体に起きているのではないかと気になりますよね。この記事では、平均的な生理期間、生理が長く続く過長月経の症状や原因、治療法について解説します。

生理周期と過長月経について

生理の期間は個人差がありますが、平均的な生理周期は25~38日で、生理期間は3~7日が正常とされています。

そして、20代以降の女性で、毎月の生理が8日以上である場合は過長月経といいます。過長月経の場合、身体に何らかの異常がひそんでいるかもしれません。過長月経になると、排出される経血の合計量が増えて、貧血を起こす可能性もあります。

過長月経の原因について

過長月経を引き起こすのは、以下のような原因が考えられます。

・思春期のホルモンバランスの乱れ

思春期でホルモンバランスが安定していないと、生理が長く続くことがあります。また、大人の女性でも、強いストレスなどでホルモンバランスが崩れると、一時的に過長月経になることもあります。

・無排卵周期、黄体機能不全

生理周期は、女性ホルモンやその分泌を促す脳からの指令によってコントロールされています。無理なダイエットや強いストレスによりホルモンのバランスが崩れると、排卵がうまくいかなかったり、卵巣の黄体機能が低下して不正出血がでたり月経周期がバラバラになることがあります。

・婦人科系の病気の可能性

子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症など子宮に何らかの病気があり、生理が長引くこともあります。また、子宮頸がんや子宮体がんが原因で不正出血があり、生理が長引いているように感じることもあります。

・閉経前で女性ホルモンの分泌が少ない

閉経前の更年期は、女性ホルモンの分泌が減少するので生理周期が乱れがちです。一般的には、生理の間隔が空いたり、経血量が減ったりすることが多いです。人によっては、更年期前に女性ホルモンのバランスが乱れ、出血が続いたり出血量が増えたりすることもあります。

・子宮内避妊器具の使用

IUS(ミレーナ)IUDなどの子宮内に入れる避妊具が原因で、不正出血が続き、過長月経になることがあります。

・妊娠や自然流産

過長月経とは異なりますが、自分では気づかない間に妊娠して、不正出血がでたり、化学流産により生理が長引いていると感じる場合があります。

過長月経の治療法

過長月経の原因はさまざまで、原因に応じた治療を行われます。

たとえば、無排卵周期や黄体機能不全による過長月経が起きているのなら、ホルモン療法など薬物療法が行われます。子宮筋腫や子宮内膜症が原因の場合は、軽症であれば経過観察をしたり症状に応じて低用量ピルや手術の相談をします。

また、出血量が多い場合は貧血を引き起こすことが多いため、止血剤や鉄剤が処方されます。生理中の貧血については、「生理中に貧血になる原因は?生理による貧血の治療法と予防(医師監修)」の記事でもくわしく解説しています。

生理は周期や日数などに個人差がありますが、生理期間が8日以上の場合は過長月経とよばれます。過長月経は月経異常のひとつで、ホルモンバランスの異常や子宮の病気が原因の場合もあります。

生理期間が長い時期が続く場合は、早めに婦人科を受診しましょう。

監修者プロフィール

淀川キリスト教病院 産婦人科専門医

柴田綾子

2011年群馬大学を卒業後に沖縄で初期研修。世界遺産15カ国ほど旅行した経験から女性や母親を支援する職業になりたいと産婦人科医を専攻する。 総合医療雑誌J-COSMO編集委員を務め、主な著者に『女性の救急外来 ただいま診断中!(中外医学社,2017)』。LINEbot「妊産婦さん向けの風邪薬ボット」も運営中。

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