IUSとはIntra Uterine Systemの略であり、子宮内に装着したのち、黄体ホルモンを放出し、主に子宮内膜に作用する薬剤で、その効果は最長5年間持続します。

避妊効果に加え、過多月経や月経困難症の治療にも用いられます。

どんな効果があるの?

IUSから放出される黄体ホルモンは子宮内膜の増殖を抑える働きがあるため、子宮内膜は薄い状態となり、月経量を減少させ、月経痛を軽くします。また、子宮入り口の粘液を変化させて膣内から子宮内への精子の侵入を防ぐことで避妊効果を発揮します。

illustration by ぷーこ

装着後は数カ月間、出血することがありますが、経過とともに月経の回数が減り、1年後には約20%の人に月経が起こらなくなります。

過多月経の治療薬として国内外のガイドラインですすめられており、現在では世界約130カ国で、延べ約3,900万人の女性が使用しています。

生理が重たい人や、長期で避妊を希望する人、医師など生理が負担になる職業の人にとっては、ピルを服用し続けるよりもコストがかからず重宝されています。

妊娠を希望する場合は、取り出すことで妊娠可能な状況に戻ります。

どうやって装着するの?

薬局では購入できず、産婦人科など、一部の医療機関で医師により装着します。施術時間は10分〜20分程度。産婦人科の処置料として自費の場合はおおよそ3~5万円、月経困難症など保険適用の場合は1万~1万5千円程度。

Photo by Misa Nishimoto / Laundry Box

注意点は?

診断のうえ、子宮の形が適さないと診断された場合は装着できません。一度装着すれば、長期間効果が続きますが、装着後5年を超えないうちに、交換または除去が必要です。

なお、IUSはHIV感染(エイズ)や性感染症を防ぐためのものではないため、これらを防ぐためには性交渉の際にコンドームを使用しましょう。

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