連日の猛暑、みなさん体調は大丈夫でしょうか?
厳しい暑さが続くと、食欲も減ってしまい、何を食べたらいいのか分からなくなってしまうことがあると思います。
食欲の減退は、体力の減退にもつながります。夏を乗り切るために、今回は暑い日でも食べやすい「そうめん」を使った、栄養バランスもばっちりなレシピをご紹介します。
しっかり食べることで夏バテを防ぎ、元気に過ごしましょう。

栄養満点なネバネバ野菜

食欲が減退しているときでも食べやすい「ネバネバ食材」。
ネバネバ食材は、食物繊維が豊富に含まれており、整腸作用に効果的と言われています。
ネバネバは、水溶性の食物繊維「ペクチン」と「ムチン」という糖タンパク質からなるものです。
ペクチンは、整腸作用を促す善玉菌を増やしてくれると言われています。ムチンは、胃腸を保護し、タンパク質の分解を促す酵素を含んでいることから、疲労回復にもいいとされています。
栄養がぎゅっと詰まったモロヘイヤとオクラ
今回は、夏野菜でネバネバ食材の「モロヘイヤ」と「オクラ」の2つを使います。
モロヘイヤはビタミン・ミネラルがバランスよく含まれており、抗酸化作用が強いとされるβカロテンが特に豊富に含まれています。また、それだけでなく、疲労回復に効果的な鉄分やビタミンCも含んでいます。
オクラには、むくみに効果的なカリウムが豊富に含まれています。また、モロヘイヤと同様に抗酸化作用のあるβカロテンも豊富です。
ネバネバ食材を食べて、暑い時期にもバランスよく体の調子を整えていきましょう。

<材料( 1人分)>
・モロヘイヤ 10g(葉を摘んだ分)
・オクラ 3本
・そうめん 1束
・だし汁 150ml(あらかじめ冷やしておく)
●醤油 大さじ1
●みりん 小さじ1
・練り梅 小さじ1(お好みで増やしてもOK)
・氷適量
●=あらかじめ混ぜておく
モロヘイヤは茎から葉を摘んで使います。

沸騰させたお湯で、まずはモロヘイヤとオクラをさっと湯通しします。モロヘイヤは10秒程度、オクラは20秒程度で少し硬めに茹でましょう。
モロヘイヤとオクラが茹で上がったら、お湯を捨てずにそのまま同じお湯でそうめんを茹でていきます。

キッチンペーパーで水気を切ったモロヘイヤとオクラをカットします。モロヘイヤはみじん切りに、オクラは薄く輪切りにしていきます。
それぞれカットし終わったら、混ぜ合わせていきます。すでにネバネバですが、もし混ざりにくい場合には大さじ1〜2程度、だし汁を加えると混ぜやすくなります。

そうめんが茹で上がったら、流水で粘りを洗い、水気をしっかり切ってから器に盛り付けましょう。
そうめん→氷→モロヘイヤとオクラ、の順番でお皿に盛り付けをしていきます。
氷はなくてもいいですが、一緒に盛り付けるとつゆが冷えて一層美味しくいただけます。

一番上には練り梅を乗せます。練り梅が自宅にない場合は、梅干しの実の部分だけを取り、みじん切りにして乗せても大丈夫です。
味の様子をみて、後から「追い練り梅」をするとしょっぱくなりすぎず、ちょうどいい味加減で味わうことができます。

最後に、醤油・みりん・だしを混ぜておいた合わせ出汁を注いで完成です。氷があることで、見た目的にも涼しげな雰囲気を出すことができます。

食べるときには、豪快に全体を混ぜ合わせていただきます。しょっぱさが足りない場合は「追い梅ペースト」で味を調整しましょう。
<作り方>
下準備
・醤油、だし、みりんは全て混ぜ合わせておく
- 沸騰した鍋でモロヘイヤ、オクラをさっと湯通しする。モロヘイヤは10秒、オクラは20秒程度で、茹で上がったら水気をしっかりと切っておく。
- 1の鍋を沸騰させたままの状態で、そうめんを袋の表記時間通りに茹でる。茹で上がったら、流水で流し、粘りを取って、水気を切っておく。
- モロヘイヤをみじん切りにする。オクラはヘタを取り、薄く輪切りにし、混ぜ合わせる。
- お皿にそうめん、氷、モロヘイヤとオクラ、練り梅の順番にのせる。
- 最後にあらかじめ混ぜておいた醤油、だし、みりんを注いで完成。