仕事や家事・育児に忙しい現代の女性たち。ランドリーボックスでは、特集「がんばりすぎちゃうあなたへ」を1カ月にわたってお届けしています。第6回は洗衣りよんによるコラムです。

Photo by Francesca Ciarlo on Unsplash

生理前と生理中。自分が自分じゃないみたいに感じるときがある。イライラ、食欲、落ち込み、腹痛や頭痛、自己嫌悪、この世のすべてが嫌いになる。

人によって症状はさまざまとはいえ、なにかしらしんどい気持ちになる人は多い。そんな中でも日常生活を送らないといけないのって割とストレスフルだと思う。

そんな重ためのPMSに悩んでいる私が編み出した対策、「しんどい日に自分を徹底的に甘やかす」休日編をご紹介します。

イライラ、他者への嫌悪型

まずはすべての情報をシャットアウト!起きた瞬間すぐ寝る。あ、でもちょっとだけ余裕があれば、二度寝の前にいくつか仕込んでおくといいかも。

まずはイライラを鎮めてくれるアロマ。メジャーなものだとラベンダーやカモミールといった香りはリラックス効果があるように思う。さらに「イライラ・怒り」にフォーカスすると、サイプレスやレモンバームなんかも個人的にはおすすめだ。

香りの好みは個人差があるけれど、ディフューザーにとりあえずオイル垂らして寝るだけだからアロマに頼るのは割とカンタン。なにより好きな香りに包まれるのは優雅な気持ちになれる。

次に栄養面。カルシウムはもちろん、ビタミンやミネラルも摂りたい。二度寝前に食べるなら、フルーツの入ったグラノーラに牛乳ぶっかけてとりあえず食べておくといいかも。で、もう寝る。

寝つきが悪いなら深呼吸。

そして午後になってさすがに寝るのにも飽きた人におすすめなのは軽いストレッチと筋トレ。スクワットとか腕立て伏せとか、イライラのパワーを活力源としてカラダを動かす。運動すると通称「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンが出るらしいので、結果的にイライラも鎮まりやすい。イライラのパワーを健康に充てられるし、結果気分も良くなる。

めっちゃいいじゃん。(でも無理は禁物なので、ほどほどにね)

ごはんはさっき紹介したように、ビタミンとミネラルとカルシウム。

たとえば私の友人に「イラついたらとにかく野菜スープを作る子」がいる。彼女いわく、無心でひたすら野菜を細かく細かく切り刻む作業が心を落ち着かせてくれるんだって(たぶん最初の方はめっちゃ怨念こもってる)。そこにトマト缶と鯖缶入れたりしたら、もう立派なスープ料理。栄養的にもばっちり。

寝て、適度に運動して、料理をして、いい香りを嗅いでまた寝る。もちろんストレスを誰かにぶつけたいという人もいるかもしれないけれど、マイルドに収めたいときはこれでいきましょう。

落ち込む・自己嫌悪系

中高生の頃、わけもなく急に死にたくなる日があった。「自分は生きていても価値がないんじゃないか」とか「こんなことも出来ない自分はサイアクだ」とか。

でも、後にそれは生理前にだけ起こる現象だと気づいた。それからはもう「はい、これはホルモンのせいでーす」って自分に言い聞かせれば少し落ち着いて元気も出てくる。

けれど休日だったら、だらんとしたいよね。私は大人になってからうつも経験したので、そのとき実践していた「落ち込みループから抜け出す方法」をご紹介。

まず、気持ちがしんどいと朝起きることが不可能。

起きたいけど起きる気力がない…みたいな。

そういうときの対処法は

 1.落ち着く音楽をスマホのスピーカーから流す

 →おすすめはテンポがあまり変わらず、曲もシンプルなアルバムやプレイリスト。自分の意識が内面からだんだん外の世界に向かっていく。

 2.なんとなく手足が動くようになったら、起き上がってお湯を沸かす

 →水を注いで、ボタンをパチリ。ここで大事なのはベッドに戻らないこと。トイレ行ったり、思い切り伸びをしてみたりしてカラダを覚ましていく。

 3.お湯が沸いたら紅茶を淹れる

 →カラダが目覚めてきたら、次は五感。別にコーヒーでもほうじ茶でもなんでもOK。ティーバッグにお湯を注ぐだけでいいから私は紅茶にしている。自分の好きな香りに包まれて嗅覚を覚まし、好きな味で味覚を満たす。なんにしてもあったかい飲み物は正義。

この3ステップができたら、よくがんばったって自分を褒める。だいたいここまでで30分、ときには1時間くらいかかることも。焦らないで、ゆっくり自分の内面から注意をそらしていくことが大事。

Photo by Arai Lyon / Laundry box

さいごに

いま挙げた2つの症状以外にも、生理前や生理中はカラダやココロの異変や不調が起きやすい。

たとえば私の場合、なぜか生理になると生クリームが無性に食べたくなる。出来るだけヘルシーにしようと「ヨーグルトにフルーツとナッツ」に置き換えたりしてみる。もちろん誘惑に負けちゃうこともあるんだけど。

みんなはどうかな? 「私はこんな風に乗り切ってる!」「もっとラクな方法があるよ」「実際こんな余裕ないわ!!」などなど、ご自身の体験がありましたらぜひこの記事のURLを添えてツイートしてみてください。カラダもココロもひとりひとり違うからこそ、みんなでシェアしあって自分のベストを見つけられたらいいな。

もしも日常生活に支障をきたすくらいつらいときは、婦人科に一度かかってみてくださいね。しんどい生理サイクルが少しでもハッピーになりますように!

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