グルーミング製品をはじめ、刃物を専門的に展開する貝印が、各部位の剃毛に特化したスキンケアシリーズ「miness(マイネス)」を3/6より発売する。
剃りたい箇所をやさしく剃れるようにと開発されたカミソリは、ボディ・背中・うで&あし・わき・VIO用の全5種類。
部分脱毛をしている人にも、剃りたい部位に合わせてアイテムを選べるのもポイント。
正しい知識とともに人それぞれの悩みやライフスタイルに寄り添う「マイネス」。今回はプレス発表会で発表された情報をお届け。
「マイネス」が生まれた背景
貝印と言うと、2020年に突如現れた「ムダかどうかは、自分で決める。」というキャッチコピーとともに、バーチャルモデルのMEMEがわき毛を見せるビジュアルのコミュニケーション広告が話題になった。
創業から115年の歴史の中で、剃毛の悩みや体毛に関する社会規範と向き合ってきた貝印が、若年層から大人まで長く使える安全なカミソリを提供したいという想いで立ち上げた「マイネス」。
「マイネス」というシリーズ名は、毛をなくすー(minus・マイナス)の「min」と、女性を表す「ess」を合わせて「miness」と名付けられた。
スキンケアの一環として剃毛をしてほしいという想いから、貝印では今回のシリーズを通して「引き算のスキンケア」を提唱している。
Z世代をターゲットにした貝印の調査によると、カミソリを買うときにもっとも重視しているのは「肌にやさしいこと」、次いで「価格が安いこと」「安全であること」が続いた。
早い人では、小学校、中学年頃から気になりはじめる体毛。お手入れに欠かせないカミソリを使い続けていくなかで、単に毛を処理するだけでなく、肌へのやさしさや使いやすさも大切にしたいという。
また、中学生〜高校生の半数以上は「脱毛の経験がない」と答えた一方で、大学生や社会人になると半数以上が「脱毛の経験がある」と回答。
体毛の処理に関する環境が変化している状況で、人それぞれのニーズに合ったカミソリが求められている。
「マイネス」を支える4つの柱
このような背景で生まれた「マイネス」は、「ストレスのない使用感」「パーソナライズ」「正しい情報提供」「信頼性(安全性)」という4つの柱がある。
① ストレスのない使用感
カミソリを使い続けていくと、カミソリ負けや埋没毛が気になることも。肌を傷つけないためには毛の生えている方向に沿って剃ることが大切。
ボディの凹凸は部位ごとに異なるため、「マイネス」では、ボディ・背中・うで&あし・わき・VIOに合わせた5種類のカミソリを開発した。
部位に合った適切な処理方法を行うことで、肌にやさしくストレスフリーな剃り心地を目指している。
② パーソナライズ
脱毛の経験がない人もいれば、全身脱毛や部分脱毛をしている人もいる。また、剃りたい部位があれば、「ここは残しておきたい」という部位もあるはずだ。
そういった自分の状況に合ったアイテムを選んで剃毛ができるのが「マイネス」の特徴のひとつ。
③ 正しい情報提供
自分と周りをくらべ、「見られている」という意識を持つ思春期から体毛が気になりはじめる人が多い。とは言え、学校で体毛やシェービングに関する知識を教えてくれるわけでもなく、多くの情報が溢れる現代社会では、自分にとって必要な情報を見極めることも難しい。
「マイネス」は、カミソリを展開するだけでなく、SNSやウェブサイトを通じて医師と協力のうえ正しい情報を提供していくそう。
④ 信頼性(安全性)
若年層から大人まで長く使い続けるカミソリは、直接肌に当てるからこそ、安全面も重視される。貝印が、これまでの長い歴史で積み重ねた知見を反映し、「マイネス」として安全面にも自信を持って提供するという。
ボディ・うで&あし・背中・わき・VIO5種のカミソリを一挙紹介
ボディ・うで&あし・背中・わき・VIOの5種類のカミソリは、パーツに合わせてフィット感や使いやすさを追求し、何度も肌を往復することがないように設計されているそうだ。
マイネス ボディ用カミソリ
使い捨てカミソリでよく見られる、スタンダードなT字型のカミソリ。
「シームレスフィッティングシステム」と名付けられた、5枚の刃が独立して動く刃部が体にフィットし、スムーズに毛を剃ることができる。
ほどよい長さと丸みのある持ち手で、握る・つまむ・ペン持ちといった3つの持ち方に対応。
マイネス うで・あし用カミソリ
うで&あし用は5本の指でしっかりと握りこめる、横に広がった楕円型カミソリ。より肌に近いところで操作しやすくしたそう。のカミソリ。
「ボディ用カミソリ」と同様、「シームレスフィッティングシステム」を採用している。右手・左手どちらでも操作しやすい。
マイネス背中用カミソリ
背中の中心部分は持ち手を短く、うなじ部分は持ち手を長く持てるようにデザインされた背中用カミソリ。
握りやすい、ほどよいボリューム感で、手が届かない部位も安定感のある剃り心地に。
先端がフック状になっているため、浴室での収納も便利。こちらも「シームレスフィッティングシステム」で、目に見えないから不安になる背中部分も細やかに剃毛するという。
マイネス VIO デリケートゾーン用カミソリ
「全剃り用」と毛量を調整できる「すきカミソリ」の2つの刃部を取り替えて使用できる交換式のデリケートゾーン用カミソリ。
「全剃り用」は刃を当てやすいような角度を、「すきカミソリ」は順剃り・逆剃りの両方を操作しやすいようにこだわっている。
音波振動を採用し、振動しながら肌の刺激を抑えながらなめらかに剃ることができる。
マイネス わき用カミソリ
右手、左手どちらでも持ちやすい、たまごのような形をしたわき用カミソリ。
小回りの効く刃部とリブで、肌に触れる面積を減らした。くぼみのあるわきに合わせて、湾曲した形状で剃り残しを防止。
肌を傷つけないために世界最小のガードを施した、貝印の技術が活かされている。
「マイネス」開発秘話
「マイネス」が開発されるまでに、いくつものカミソリをつくってきた貝印。
貝印株式会社マーケティング本部広報宣伝部の古井涼子さんは、「肌へのやさしさや、体毛のケアにこだわりたい方に使っていただきたい」と話す。
特化型のアイテムを開発するにあたり、ボディ・うで&あし・背中用に使用されている刃部は、5枚の刃が1枚1枚独立して動くが、この刃の開発だけでも数年の月日を費やしているそう。
また特徴的なのが、全体的にアースカラーがアイコンとして使用されているプロダクトデザインだ。
多くのカミソリはビビッドなカラーが用いられてきたが、メインターゲットであるZ世代が求める色合いや、生活のなかでなじみやすい色としてくすんだカラーでデザインされたそう。
ただし、色は見た目だけで採用されたわけではなく、それぞれの使い勝手に配慮されたカラーリングにしているそう。
「背中は基本的に鏡を見ながら剃っていただくので、肌と同化しすぎないように濃い色合いを採用しています」(古井さん)
正しい剃り方を知ることで、肌に優しいお手入れができる。
今後は、SNSやWebサイトなどを通じて正しい知識を提供しながら、マイネスの世界観を伝えていくという。
3/6より全国のドラッグストアを中心に販売予定
「マイネス」は、3/6からドラッグストアを中心に、さまざまなチャネルで販売予定。
660円〜1,980円という手に届きやすい価格帯で、いつものシェービングに取り入れやすいのも嬉しい。
パーソナライズされたケアを叶えるパーツごとのカミソリは、長年体毛と向き合う貝印だからこそ提案できるもの。正しい知識とともに、気になる部分のケアに取り入れてみては?