セレクトショップ「Sister」とサニタリーブランド「limerime(ライムライム)」が、国際女性デーに際して、3月4日(月)から3月10日(日)まで、「limerimeと辿る生理の歴史」と題した展示を渋谷パルコ1階のイベントスペースで開催中だ。
これまでもSisterでは、国際女性デーにあわせフェミニズムについて考えるアートイベントなどを実施してきた。
2022年にはメキシコのアーティスト、モニカメイヤー氏、2023年にはアート界のジェンダーギャップに抗うアクティビスト集団「Guerrilla Girls(ゲリラ・ガールズ)」の展示を行ったが、今回は「改めて、身近な生理について学び直す」展示にしたという。
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今回の展示会場には、太古、平安時代から現代に至るまでの「生理」を軸にした年表や生理が抱える社会課題が展示されているほか、今回の主催でもあるサニタリーブランド「limerime」のプラスチックフリー、生分解性のサニタリーパッドや、Sisterが過去の国際女性デー企画で制作したアパレルアイテムなどを展示販売している。
生理用品の普及は、女性が社会進出をするうえで大きな転換点であった。
日本で初めて、生理ナプキンが発売されたのは、1961年に坂井泰子(さかいよしこ)氏が販売した「アンネナプキン」である。
そこから、60年以上たった今、さまざまな生理用品が販売されているが、生理を取り巻く環境はどれほど変わったのか?そして、どんな課題が残されているのか?
渋谷の街角で、「生理」について知ることで、自分のカラダと社会の変容について考えてみてもいいのではないだろうか。
<イベント概要>
国際女性デー2024「limerimeと辿る生理の歴史」
イベント期間:2024年3月4日(月)〜3月10日(日)
会場:渋谷パルコ 1F POP UP SPACE
公式サイト:https://sister-tokyo.com/
協賛: リンテックサインシステム株式会社
イラスト: 笛美
出典: 田中ひかる著『生理用品の社会史』角川ソフィア文庫
監修: 田中ひかる(歴史社会学者)