まだまだ寒さの残るこの季節。風邪を引かないように過ごしたいですね。

いろいろな予防法もありますが、何よりも元気な体づくりが重要です。温かく、バランスのとれた食事で日頃からのエネルギーをつけておきましょう。寒い日には具沢山なスープでカラダを内側から温めながら、しっかり栄養もとりましょう。

さて、今回ご紹介するのは「食べて精力をつけるスープ」。食べ応え抜群、鉄分や亜鉛、タンパク質などの栄養に優れた「牛すじ肉」と、これからの季節いっそうおいしさを増す「キャベツ」を使ったシンプルなスープです。コンソメなどの調味料は必要なし。牛すじから出る旨みとキャベツの甘味を味わいましょう。

ごろっと牛肉がスープの主役

このスープの主役はごろっとした牛すね肉。スーパーでは、シチューやカレー用のお肉として売られています。弱火でじっくり煮ることで、柔らかい食感になり、しっかりとした食べ応えでお腹も満足させてくれます。コンソメやスープの素などを使わずに、出汁としても活躍してくれるので便利です。
また、牛肉に含まれる栄養も豊富。鉄分は、貧血気味や疲れやすいと感じている人にもぴったりの栄養素。男性の精力増強や、免疫力のサポートにもなると言われている亜鉛も含まれており、男女ともにうれしい素材です。

じっくりコトコト煮た牛肉の旨みを味わってみましょう。

<材料( 2人分)>
・牛すね肉:100g
・ニンニク:1かけ
・オリーブオイル:大さじ1/2
・キャベツ:1/4玉
・塩:小さじ1
・水:2カップ
・白ワイン:1/2カップ
・オリーブオイル:適量(盛り付け用)
・ブラックペッパー:適量

牛肉には塩胡椒で下味をつけておきます(分量外)。塩胡椒は適量ですが少し強めくらいでもOKです。

キャベツは、食べやすいサイズにみじん切りしておきます。1/4をみじん切りにして、芯に近い部分もしっかりと刻んで、水洗いをしておきましょう。

お鍋は、18センチサイズ。大体1〜2人分作れるサイズのものを使います。今回はストウブ鍋を使いましたが、自宅にある普通のお鍋でも問題ないです。

お鍋を中火にして、潰しておいたニンニクの香りを出します。焦げ付かない程度で、香りが立ち上ってきたら次にキャベツを入れていきます。

キャベツを入れたら、同時に塩も加えて、炒めていきましょう。火は中火で、キャベツから水分がでてしんなりするまで炒めていきます。

キャベツの表面に少し焦げ目がついても大丈夫。しっかりと全体がしんなりして、キャベツのボリュームが半分くらいになるくらいが目安です。

牛肉も一緒に加えて、キャベツと一緒に炒めて全体を馴染ませましょう。牛肉の表面が白くなっても大丈夫です。

全体が馴染んだら、鍋に水と白ワインを加えます。

火は中火で、少しグツグツしてきたらアクを取り除きます。

アクがある程度取り終わったら、火を弱火にして蓋をして15分ほど煮こんでいきます。

15分たったら、蓋を開けて味見をしてみましょう。少しワインのアルコール感を感じるようであれば蓋を開けてもう5分ほど煮込みます。塩味が足りないと感じるようであればここで味も調整しましょう(少しやさしめがおすすめ)。

器に盛り付けたら、ブラックペッパーを振りかけて、オリーブオイルをたっぷりとかけて完成です。お好みでパセリなどをトッピングしてもいいでしょう。

<作り方>

  1. 牛肉に塩胡椒をかけて下味をつけておく。鍋を中火にかけオリーブオイルと潰したニンニクを入れて、香りがたつまで温める。
  2. 香りがたってきたら、みじん切りにしたキャベツと塩を入れてしんなりするまで炒める。
  3. キャベツから水分が出て、全体的にしんなりしてきたら、牛肉を加えて全体を混ぜ合わせ、水と白ワインを加える
  4. アクが出てきたら、アクを取り除き、蓋をして15分ほど煮込む
  5. 蓋を開けて味見をし、アルコールを感じるようであればさらに5分ほど煮込む。塩味がもう少し必要そうであれば整えて、器に盛り付ける。ブラックペッパーとオリーブオイルをトッピングしたら完成。

余計な調味料要らずの簡単な煮込みスープ。キャベツの甘味も一緒に溶け込み、優しい味のスープが完成です。これからの時期はもちろん、春先には春キャベツを使ってもいっそう美味しく楽しめます。

ゴロンとした牛肉と、たっぷりのキャベツで食べ応えも満足するスープの出来上がりです。

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