環境に負荷をかけない生活にシフトしたい!だから日々使うものからちょっとずつ変えたい。そんな私が試した3つのシャンプーバーについて紹介します。
そもそもシャンプーバーって何?
最近耳にする機会も増えてきたシャンプーバー。
シャンプーというと大抵はボトルに入っていてプッシュして使う液体タイプ。一方のシャンプーバーは固形シャンプーで見た目は石鹸。手や体を洗う石鹸との違いは、髪の毛専用であるところ。
シャンプーバーも種類は様々で、液体シャンプーと同じくシャンプーとコンディショナーが分かれているものや、一つのシャンプーバーで完結するシャンプーバーがある。
洗う時は、シャンプーバーを直接髪の上で数回滑らせて泡立てて洗う。
そもそも、シャンプーバーに興味を持ったきっかけはこんな利点があると思ったから。
・長旅の時に持ち運びしやすい
・敏感肌で石鹸のほうが頭皮や手に合いそう
・シャンプーボトルを買わなくて済むからプラスチックの使い捨てが減る
でも、シャンプーバーを買おうとすると結構いろんなブランドから発売されている。シャンプーバーを選ぶにあたり、私の要望は以下の5点。
①長く使えるもの(買い替えが面倒)
②髪を洗った後ギシギシしない
③一つの石鹸で全身洗える
④肌に優しいもの
⑤匂いがいいもの
シャンプーバー選びとしては、ひとまずショッピングサイトで固形シャンプーと検索し、なるべく無添加のもの、その中でも評価が星4つ以上のものを選んだ。
残念ながら①〜⑤の条件に完璧に合致する商品は見つけることができなかったが、おおよそ私のわがままな要望を叶えてくれそうなものを購入。
今回の記事ではこれまで試した3種類のシャンプーバーを、メリットデメリットも合わせて紹介したい。
「アレッポ石鹸」「Koharubiyori」「Ethique」のシャンプーバーを試してみた!
1. アレッポ石鹸
原料に香料やパーム油を使用していないということと、洗顔にも使えるということで以前から気になっていた「アレッポ石鹸」。
これだけで髪も顔も洗えるなら旅行時に重たい液体系の荷物を減らせる!とこれ以上ない好条件を兼ね備えた石鹸のひとつ。
「アレッポ石鹸」のメリット:圧倒的コスパ
ひとつ190gという永遠に使い終わらなさそうな重厚な石鹸。大きいままだと使いにくいので、4分割くらいに切って使うと良い。
この石鹸、実はシャンプーバーとして売られているわけではないが、ありがたいことに使用用途の説明には「洗顔だけではなく、洗髪、全身にもご使用になれます」とある。
頭からつま先まで一つの石鹸で完結するというメリットはとても大きい。
乾燥肌向けで、皮脂を完全に洗い流してしまうことがない。私の場合は顔に使っても問題なかった。
「アレッポ石鹸」のデメリット:香りとギシギシ感
デメリットとしては、まず「におい」。
香料不使用のこの石鹸、ピッタリな例えとしては廃油石鹸のそれである。市販のシャンプーや石鹸の匂いとは全然違う。
そして、髪の洗い上がりはというと・・素直にギシギシする(笑)。乾かした後も何だかボリュームが出たような・・キューティクルが剥がれているような。
終わりまで使い続けた結果、私はもはや気にならなくなったが髪のボリュームが気になる人は、アレッポ石鹸で洗った後にトリートメントで仕上げるのがおすすめかも。
洗い上がりのさっぱりさ(洗浄力):★★★
洗い上がりの保湿力:★★★
香り:★
コスパ:★★★★★
2. Koharubiyori
「Koharubiyori」は日本製というところに惹かれて購入。前回の反省を生かして香りがいい石鹸を探していたこともあり、開封時の幸せな香りで一気に癒された。
半透明の上品な見た目で、使い終わる頃にはプルプルしたカケラが残った。小さめの石鹸だが、このサイズで使い切るまで大体2ヶ月ほど。
「Koharubiyori」のメリット:泡立ちと洗浄能力
一番驚いたのは泡立ちのよさ。半端なく泡立つ。アレッポ石鹸を使うノリで髪に塗ると泡だらけになる。
泡立ちすぎて、頭皮をもみ洗いしていると泡の抵抗感まである。
固めの泡がたつので、毛先まで馴染ませようとすると髪の毛が数本持っていかれそうな勢い。まるで生クリーム。
おそらく、毛量が多めの私であれば髪に3,4回塗るくらいで十分だろう。アレッポ石鹸と違い、洗い上がりのギシギシ感はずっと少ない。
「Koharubiyori」のデメリット:頭皮の脂落としが強力
トリートメント要らずと書いてあるように、確かに洗い上がりのツルツル感が新鮮だった。しかしながら、髪のボリュームに悩む私には皮脂をまるっと洗い去ってしまう感じが気になった。
1日の終わりに頭皮を触ると、皮脂の取り過ぎなのかいつもより脂っぽくなったような。頭皮が乾燥しやすい人には洗浄力の高い石鹸は合っていないのかもしれない。
洗い上がりのさっぱりさ(洗浄力):★★★★
洗い上がりの保湿力:★★
香り:★★★★
コスパ:★★★
3. Ethique
Ethiqueは「倫理的」という意味で、日本語でこの名前から連想されるのはEthical(エシカル)という言葉。その名前の通り、製造時に環境に負荷がかからないように工夫がされていて◎。
エシカルという形容詞は、商品が製造され私たちが消費したあと捨てるまでの過程で、環境に極力負荷をかけないような工夫がなされていたり、製造元の労働者の権利や環境に配慮が行き届いている製品に対して使われる。
2019年に日本に上陸してからというもの、シャンプーバーでは有名な存在なので期待大であった。
「Ethique」のメリット:仕上がりがツルツル
今回はシャンプーバーとコンディショナーバーを使ってみた。シャンプーバーで洗っただけでもツヤ感とツルツル感が残るのが良い。
コンディショナーバーはオイルをそのまま固形物にしたような感じだから、髪に塗るときは3回滑らせるくらいで十分。
天然由来成分100%のこの固形石鹸は、水で薄めてある市販のものよりも濃度が強いのかもしれない。髪をしっとり落ち着けてくれた。
髪質によって選べる種類が豊富なのもいい!
「Ethique」のデメリット:洗い方のコツ、溶けやすさ
人によっては、頭皮に残ると痒みが出るというレビューを発見。実際私も塗ったあと少し放置していたらわずかに痒みが。
バーに含まれるココナッツオイルなどに皮膚が反応することもあるようなので、塗ったらよく洗い流そう。頭皮よりも毛先に馴染ませるのがコツ。
もう一つのデメリットは溶けやすい点。
シャンプーバーが濡れた状態が長いと、溶けてしまって減りが早くなる。公式でも保管方法が紹介されているのだが、少なくとも湿度モクモクのバスルームには置いておかないことをお勧めする。
洗い上がりのさっぱりさ(洗浄力):★★★★
洗い上がりの保湿力:★★★★★
香り:★★★
コスパ:★★
納得がいくシャンプーバーを選ぶには
私としては、環境と肌に優しければなんでもいいや〜という気持ちで色々試している。
最近はシャンプーバーの種類も増えてそれぞれのクオリティも高く、無添加だから匂いがよくないというような常識は過去のもの。
それに、サステナブルというものに正解はなくても、世のいわゆる”意識高い系の人”もそうでない人も、日常的に使うモノの中に選択肢が増えて、自分の意志で購入するものを選べたら買い物がもっと楽しくなるんじゃないかと思っている。
とはいえ好みは人それぞれ。楽しくいきましょ、楽しくね!
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