ユニクロやしまむらなど、ファストファッションのブランドが吸水サニタリーショーツを続々と展開している中、今年の3月に無印良品からも吸水ショーツが新登場しました。

吸水量や着用シーンによって選べる「ひびきにくい吸水サニタリーショーツ」と「なめらか吸水サニタリーショーツ」。またティーン向け「ポケット付き吸水サニタリーショーツ」の合計3アイテムです。

今回私は「ひびきにくい吸水サニタリーショーツ」を購入。その名のとおりボトムスにラインがひびきにくいのが決め手となりました。くわしくレビューします。

「ひびきにくい吸水サニタリーショーツ」を履いてみると……

写真=本人提供

私がこれまでに試したサニタリーショーツは、普段履きのショーツよりもクロッチの縫い目が厚く、足ぐりの締めつけが気になるものばかりでした。

大きめのサイズを選んでいるのに、生理期間の浮腫のせいか、ショーツの肌への食い込みが気になっていました。

また、クロッチの縫い目が目立ちやすいため、外出中にサニタリーショーツを履いているときには、ボトムスにショーツのラインが出ていないか気になる、というストレスもありました。

そんな中、手に入れた「ひびきにくい吸水サニタリーショーツ」を履いて、生理期間の1日を過ごしてみると……縫い目がないことで食い込みがなくとにかく過ごしやすい!

縫製の代わりに接着で仕上げているらしく、本当になめらかな履き心地です。もちろんクロッチ部分にも縫い目がないので、ストレスに感じていたサニタリーショーツのクロッチ部分の厚みもかなり抑えられています。

生理期間中でも、パンツのシルエットを気にすることなくボトムス選びができました。

縫い目がないから、締め付けがほとんどない

生理中は経血の湿り気や浮腫で、ただでさえ不快な期間。

これまでに使ったサニタリーショーツは、締めつけで跡がついてかゆくなったり痛くなったりと、不快な要素が多かったのですが、このショーツは締めつけがほとんどなく快適です。今のところ、肌に跡がつくことなく使えています。

縫い目がないおかげで、ショーツの生地によるストレスがほとんどなくなったのは、私にとって大きなメリットでした。

水分をすばやく吸水する4層構造

写真=本人提供

ひびきにくい吸水サニタリーショーツの吸水面は、下記のように4層構造になっています。

①肌側のサラサラ感が続く、瞬間吸水素材

②約20mlの水分を吸水・保水し、アンモニア臭を軽減する吸水体

③水分の染み出しを防ぎつつ、蒸れにくい透湿防水フィルム

④ショーツからの漏れをガードする、一番外側の高密度撥水素材

肌側から2層目の吸水体は「約20mlの水分を吸水・保水」とあります。経血量は個人差がありますが、経血量が多い人は、生理のピークを終えてからの使用がおすすめです。

私の場合、1〜2日目がピークで夜はショーツ型ナプキンを履くほどの量なので、そのピークを過ぎた4日目以降にこのショーツを使用しました。

ちなみに、厚生労働省の「働く女性の心とからだの応援サイト」によると、個人差はあるものの一般的な経血量は20〜140ml。このショーツの吸水量は約20mlなので、少なめのときに使うのがよさそうです。

私はこのショーツを4日目に使用したところ、漏れることなく過ごせました。

これまではピークを越えた4日目以降、軽い日用のナプキンやおりものシートを使っていましたが、このショーツなら身軽に過ごせてゴミも出ないのが気に入ったポイントです。

思ったよりもベタつかない

ナプキンとは違って吸水ショーツは吸水面を取り替えることができないので、ムレやベタつきが不安だったのですが、使ってみるとそこまでベタベタしませんでした、

肌に触れる面はシャリ感のある素材で肌に貼りつかず、経血でひんやりすることもそんなになく過ごせました。

ただ、ドロっとした水分のときはちょっと不安に感じることもあったので、シンクロフィットと合わせて使用したら安心感もあり、快適に過ごせました

そして、通気性がよく、ゴワゴワしないのがとても快適。

私の場合、生理期間の前半は特にかぶれやかゆみを引き起こしやすく、肌が敏感になりがちな中、このショーツは肌あたりが優しいのが嬉しいポイントでした。

ナプキンと併用しやすい「二重まち」の工夫も

写真=本人提供

このショーツはもちろんナプキンとの併用も可能。マチ部分が二重になっているので、羽つきのナプキンを折り込みやすく、しっかりと固定できます。

歩いているうちに羽がショーツの中面に入り込んでしまい、ナプキンがズレてショーツを汚してしまうこともあった中、この二重マチはありがたい。とっても心強い工夫です。

サニタリーショーツ特有の「カサカサ音」が小さい

これまでに試したサニタリーショーツと違うと思った点は、特有のカサカサ音が小さいこと。

特殊フィルムにより、カサカサ音を極力なくすような工夫がされているようです。

ショーツの素材は一般的に綿が多くほとんど音がしないのですが、サニタリーショーツの防水布は特別カサカサ音がしてしまうんですよね。本当に小さなことですが、この工夫もすごく気に入りました。

お手入れ方法は簡単

使用後のお手入れ方法は他の吸水ショーツと特に変わらず、手で下洗いしてから洗濯機で洗います。

クロッチ部分を軽くゆすいだ後に、洗面器などで水が綺麗になるまで手洗いします。汚れがひどい場合は手洗い前に20〜30分のつけ置きがおすすめです。

手洗いが終わったらネットに入れて他の洗濯物と同じように洗います。

「ひびきにくい吸水サニタリーショーツ」の総合評価

写真=本人提供

デザイン ★★★★☆

履き心地 ★★★★☆

吸水性 ★★★☆☆

お手入れのしやすさ ★★★☆☆

このショーツの一番気に入ったところは、履き心地のよさ。個人的にはサニタリーショーツの食い込みや縫い目の厚みが気になっていたのですが、このショーツはそのストレスを取り払ってくれました。

吸水量やお手入れに関しては、他の吸水ショーツと同じように使いやすく期待どおりだったので星3つとしました。

総合的に、とても使いやすく生理期間を少しでも楽に過ごせたので、人におすすめしたいアイテムの一つです。

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