生理の日に、こんな不安を感じたことはないですか?

「立ち上がったときドッと出た!漏れてないかな?」
「あれ?もしかして電車のシートに漏れてない?」
「長時間のミーティングは途中でヒヤヒヤしちゃう」

私は長年にわたり経血の多さとひどい生理痛に悩まされながら、20代まではそれが当たり前だと思っていました。

なにせ、他人と比べる機会なんてないし「生理とはそういうもの」と思い込んでいたから。

子宮内膜症の手術で見つかった子宮筋腫

30歳を迎えるころに、私は子宮筋腫もちで婦人科には大変お世話になりました。

というのも、婦人科検診で「卵巣に腫瘍あり。再検査の必要あり」と通知されたから。その後の精密検査を経て「卵巣子宮内膜症(チョコレート嚢胞)」と診断され、手術を受けました。

卵巣子宮内膜症を摘出する手術のとき、臓器を開けてみたら大きな子宮筋腫があったのです。手術はもちろん全身麻酔なので眠っている間に終了。術後に「大きな筋腫があったからついでに取っておいたよー」と医師に告げられました。

医師は私の顔を覗き込みながらひと言、「今まで生理、すっごく大変だったでしょう?」。

ああ私は「大変な生理」という爆弾を抱えながら、毎月我慢して過ごしてきたんだ。そのとき初めて知ることになったのです。

自分の体のことなのに、全然知らなかった。今まで無理させてごめん自分…。反省とともに、ちょっと涙が出ました。

ベッドはもちろん、オフィスのソファまで血まみれの大惨事

手術を終えて、しばらく生理痛などの痛みは楽になったものの、経血の量は変わらず多いままでした。

私にとって夜寝るとき、当たり前にパジャマやシーツは汚れるものでした。なっがい夜用ナプキンをつけていても、寝相が悪くてズレるのか、そもそも容量が足りていないのか。

生理期間は常に眠りが浅く、寝ついて3時間後にふと嫌な予感がして飛び起きてトイレにいくと、ナプキンにたっぷりの経血が染み込んで今にも溢れそう。

「ひいいぃぃ!ギリギリセーフだったぁ!」

新しいナプキンに取り替えてベッドに戻ってよく見てみると、シーツにはすでにたっぷりの染みが。ギリギリどころか余裕でアウトじゃん…。

よくみたらパジャマも血に染まっていました。あぁかなしい。

こういうことは日常茶飯事で、多い日用のナプキンを使っていても、オフィスのソファをうっかり大量の血で染めてしまったこともありました。私の日常、普通に大惨事です。

心優しい同僚が、素早くウエットティッシュを持ってきて拭くのを手伝ってくれたことを思い出します(ソファの表面が撥水タイプだったからなんとかなった)。ありがたい(泣)。そして、自分が情けない(泣)。

でも、こんなことで自己肯定感が下がってしまうなんて最悪すぎませんか。

友人に「生理で辛い」って話をして「わかるー」「しんどいよねえ」って共感し合えたとしても、それがどの程度なのかまではお互いにわからなかったりします。

その経血量は過多月経かも?セルフチェックしてみよう

まずはちゃんと自分の生理を知って把握して、少しでも過ごしやすくなる選択肢が持てたら。

私と同じように、経血を漏らしてしまった経験が何度もある方は、もしかしたら「過多月経」かもしれません。

今回ランドリーボックスでは、産婦人科医の宋美玄先生に監修していただき、過多月経のセルフチェックシートを作成しました。ご自身の生理を思い出しながらチェックしてみてください。

筆者の場合、Aグループで5つ、Bグループで5つ当てはまるという結果に。ほとんど当てはまります。わかってはいたけどほぼ確実に過多月経です。

みなさんはどうでしたか?

個人差があり人と比較しづらい経血について、みなさんの声を集めたいので、ぜひこちらのフォームから教えてもらえたら嬉しいです。

過多月経とは?

過多月経とは、通常より経血量が多い状態のことをいいます。正常の月経は、1回の経血量は20~140ccと言われており、経血量が140mlより多い場合は過多月経と呼ばれています。

ただ、自身の経血量を正確に把握するのは難しいですよね。

「多い日は昼用ナプキンが1時間もたない」「100円玉より大きいレバー状の血の塊が出る」などは、過多月経の可能性があります。

上の過多月経チェックシートをぜひ活用してみてください。

過多月経の治療方法は?

まずは過多月経の原因となる子宮腺筋症や内膜ポリープなどが子宮にないかを診察します。過多月経と診断した場合は経血量を減らしていく治療があります。

低用量ピルや子宮内黄体ホルモン放出システムIUS(ミレーナ)、黄体ホルモン剤を使用したホルモン療法のほか、止血剤などを内服する治療もあります。

粘膜下筋腫が原因の場合は手術をする場合もあります。くわしくはこちらに解説しています。

参考記事:「経血量が多い」は婦人科疾患の可能性も。まずは病院で検査を(産婦人科医インタビュー)

ピルによるホルモン療法は、妊活中や40歳以上の人、疾患もち、肥満傾向にある人など、状況によってピルを服用できない人も多いのが現実です。

また定期的に婦人科に行って子宮筋腫の治療中だとしても、すぐに治るとは限らず、過多月経と付き合いながら長く治療を続けている人もいるのではないでしょうか。

そんなときは、心強い生理用品があることも知っておくといいと思います。

私が数年前から愛用している過多月経のための生理用品「エリス 朝まで超安心 クリニクス」について紹介します。

過多月経のために開発された生理用品「エリス 朝まで超安心 クリニクス」

「エリス 朝まで超安心 クリニクス」は、過多月経の方のために開発された生理用ナプキン。

過多月経の方にありがちな「急にドッと出る」、「粘度の高い経血」を繰り返しスピード吸収してくれる心強いアイテムです。なんと吸収力は夜用ナプキン5枚分!(※「エリス 新・素肌感 多い日の夜用 羽つき」との比較)

エリス 朝まで超安心 クリニクスの吸収力は、1枚で夜用ナプキン(「エリス 新・素肌感 多い日の夜用 羽つき」)の5枚分。安心感のある厚みです。

私の場合は、このナプキンを常に使っているのではなく、生理期間の中でも比較的、経血の多い日に昼夜ともに利用しています。

多い日の昼

移動があったり、会議が続いたり、仕事の都合でなかなかナプキンを取り替えられないとき、気づけば漏れてた!なんてことも。その日の予定をチェックして、やばそうな日はクリニクスを使うと決めています。

クリニクスは通常のナプキンと比べて分厚いので、正直ちょっとモコモコするんだけれど、経血が漏れちゃうことの方が怖いので、むしろこの分厚さに安心感を覚えます(漏れて大変な経験アリな方にはわかるはず)。

普通のナプキンだと、ドバッと大量に出たとき、吸収が間に合わなくて横に染みてくることがあります。でもクリニクスは、横や前後に染み広がることがなくナプキン表面の奥にスっと吸い込まれていくから、私は一度も漏れたことがありません。

表面をよく見てみると、キメの荒いメッシュ状になっているのがわかります。どろっとした粘度の高い経血が出たときも、この穴にスゥーっと吸い込まれていきます。たくさん吸った後も表面がベタベタしていなくて、さらっとしている状態が続きます。

夜寝るとき

多い日の夜はもちろんクリニクスを使用します。寝ている時は長時間ナプキンを取り替えられないので、夜用ナプキン5枚分(※「エリス 新・素肌感 多い日の夜用 羽つき」との比較)の威力を感じられるはず。

私は横向きで寝ることが多いのですが、仰向けなら後ろが長い普通の夜用ナプキンでも安心できるものの、横向きの場合はどうしても横漏れしてしまうことがありました。

クリニクスは寝返りをたくさん打っても、横向きに寝ても、横漏れしにくいのが嬉しい。

その理由として、両サイドに防水フィルム入りのギャザーが二重に備わっていることがあげられます。横向きの姿勢でも、ドバッと出た経血を一旦ギャザーが受け止めて、その間にしっかりと吸収されているように思います。

クリニクスは両サイドに防水フィルムの入ったギャザーが二重に備わっている

羽を折り込むタイプのサニタリーショーツで、しっかりクリニクスをホールドすることが漏れにくく眠れるポイントです。

生理中に寝るとき、必ずパジャマやシーツを汚してしまっていた私ですが、クリニクスに出会ってからは漏れることがなく、深夜に飛び起きたりすることもなくなりました。少しずつですが、生理の日の夜もぐっすり眠れるようになりました。

これからも自分の生理と付き合っていくために

今回は、過多月経チェックリストであらためて自分の生理と向き合ってみました。

私の場合は、生理期間のだいたいの経血量を知ることで、「多い日で長時間ナプキンを取り替えられない昼間」、「多い日の夜」などシーンによって、クリニクスでなんとかうまく乗り切っています。

今では経血がいっぱい漏れて大惨事になるようなことも、無駄に自己肯定感を下げることもありません。

旅行や出張などで移動が多い日や、仕事や勉強で長時間集中したいときも、エリス クリニクスがあれば漏れの不安を抱えずに過ごせるのでおすすめです。

例えば受験生が、大事な試験日に生理と重なって本来の力が発揮できない…なんてことにならないためにも、少しでも安心できるこういう選択肢があることを知ってもらいたいです。

私も経験したように、経血の多い人は、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮腺筋症など治療すべき病気が隠れている場合があります。不安を感じたら早めに婦人科を受診しましょう。

女性は過多月経やPMS、更年期など、体の変化に合わせて相談できる婦人科のかかりつけ医がいると安心です。医師に診てもらいながら、そのときの自分にあった生理用品を見つけてみては?

#お願いクリニクス #生理のサイン見過ごさないで プロジェクト

エリスでは、#お願いクリニクス #生理のサイン見過ごさないで プロジェクトにおいて、過多月経の対策と、婦人科検診の受診の大切さを伝えています。

個人差があり人と比較しづらい経血量。#お願いクリニクスでは、悩んでいる方の参考になるように、定量的なデータを集めたいと考えています。ぜひこちらのフォームから教えてください。

「エリス 朝まで超安心 クリニクス」が当たるプレゼントキャンペーンも実施中。くわしくはこちらから。

過多月経チェックシート監修

宋美玄(そんみひょん)
産婦人科医、医学博士、丸の内の森レディースクリニック院長。川崎医科大学講師、ロンドン大学病院留学を経て、2010年から国内で産婦人科医として勤務。産婦人科医の視点から社会問題の解決、ヘルスリテラシーの向上を目的とし活動中。

イラスト:せるこ安藤

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