緊急避妊薬「レソエル72」(要指導医薬品)が、富士製薬工業株式会社の製造販売承認を受け、アリナミン製薬株式会社を通じて2026年3月9日より販売開始されました。
緊急避妊薬のスイッチOTC化が進む中、要指導医薬品として市販化されるのは、第一三共ヘルスケア株式会社が販売する緊急避妊薬「ノルレボ」に続き、国内で2例目です。
緊急避妊薬のスイッチOTC化は、医療機関での処方が必要だった医薬品を、一定の条件のもと薬局で購入できるようにする制度です。緊急避妊薬においては、2016年から検討が始まり、薬局での試験販売などを経て、2025年に正式に了承されました。
これにより、2026年2月2日から、厚生労働省が定めた一定の基準を満たした薬局・ドラッグストアで緊急避妊薬が購入できるようになりました。
参考記事:
緊急避妊薬の市販化へ — 厚労省部会が承認
緊急避妊薬(アフターピル)、薬局で販売開始。購入条件と服用までの流れは?
緊急避妊薬「レソエル72」とは?

「レソエル72」は、避妊に失敗した場合や避妊をしなかった性交後に用いられる、緊急避妊薬(アフターピル)です。価格は1箱(1錠)あたり 税込6,930円(メーカー希望小売価格)です。
緊急避妊薬「レソエル72」どこで買える?
レソエル72の取り扱い薬局は、レソエル72ブランドサイトの「取り扱い店舗検索」より確認できます。
研修修了薬剤師が不在の時間帯は購入ができないため、「レソエル72」の在庫状況とあわせて事前に取り扱い店舗に電話で確認するのが安心です。
またレソエル72は公式LINEも公開し、店舗検索のほか、来店前に準備ができる「チェックシート機能」*、緊急避妊薬は服用後に妊娠検査薬などで妊娠の有無を確認する必要があるため、服用から3週間後に自動メッセージで確認を促す「フォローアップ機能」を提供しています。
*店頭でも購入時にチェックシート用紙への記入は必要です。

その他、購入時の心理的ハードルを下げるため、購入の意思表示を口頭ではなく画面で伝えることができる「購入希望画面」などがあります。

緊急避妊薬「レソエル72」の服用方法は?
緊急避妊薬は、性交後72時間以内に1錠を服用することで妊娠を防ぐ薬です。緊急避妊薬の有効成分である「レボノルゲストレル」は、黄体ホルモンの一種で、服用することでホルモンバランスに影響し、主に排卵を抑制し妊娠の成立を防ぐと考えられています。
薬局での購入時は、研修を修了した薬剤師から説明を受けたうえで、その場で服用します。服⽤して3週間後に妊娠検査薬の使⽤または医療機関の受診により妊娠の有無を確認する必要があります。
緊急避妊薬はその名前の通り、性交後に緊急的に妊娠を防ぐためのお薬です。中絶薬とは異なり、着床し、成立した妊娠には有効性が期待できないため、妊娠中は服用できません。
緊急避妊薬の服用方法や薬局での購入方法などは、以下記事もチェックしてみてください。
緊急避妊薬(アフターピル)、薬局で販売開始。購入条件と服用までの流れは?
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緊急避妊薬の市販化により、緊急時に必要な人に手に届きやすくなる環境が作られ始めていることは、誰もが安心して暮らせる社会への一歩だと思います。
一方で、緊急時に誰もが手に取りやすい環境なのかと考えた際には、取り扱い薬局の地域差や対応可能時間の問題、価格の課題もあります。あらゆる人が健やかに暮らせるよう、環境がさらに改善していくことを期待します。














