初めまして、なおたろーと申します。
山口県在住の30歳。二人の息子と夫と仲良く暮らしながらブログやSNSで漫画を投稿しています。
生理前に体調を崩してしまったり、情緒不安定になってしまう人は多いのではないでしょうか?
生理前のホルモンの変動によって起こってしまう体の不調をPMSと呼びます。
私の周りでも「PMSなら聞いたことあるよ!」という人は多いです。
ではPMDDはご存知でしょうか?
生理前のつらい症状に苦しめられながらも、PMDDだとはわからなかった
PMSよりも精神的症状が重く、日常生活や人間関係にも支障をきたしてしまう病気。
それがPMDDです。
参考記事:PMSとPMDDの違いとは?生理前に強い絶望感や不安を感じるのはPMDDのせいかも(医師監修)
初潮を迎えてから大人になるまでずっと、私はこのPMDDに苦しめられていました。
しかしPMSやPMDDという言葉は、10年前まで聞いたことがありませんでした。
だから、その存在を知るまでは自らを
・メンタルが弱いダメな人間
・悲劇のヒロインぶっている
・感情のコントロールができない弱い人間
と、思い込んでいました。
感情コントロールができない自分を「異常」だと気づけなかった
*心身に不調をきたしている場合は、専門医への受診をおすすめします。
PMS・PMDDは排卵後の黄体ホルモンと呼ばれる女性ホルモンの変動によって、症状が現れると言われています。
生理周期は人それぞれではありますが、おおよそ生理が始まる2週間前頃に排卵が起こるので、その頃から症状が現れる人が多いです。
私の場合は
・メンタルの浮き沈みが激しい
・コントロールができないほどのイライラ
・何もやる気が起こらなくなってしまう無気力感
・誰かに監視されているような焦燥感
・そして希死念慮による自傷行為
など…1カ月のうちの半分は上記の症状で苦しんでいました。
しかしこれらの異常を「病気の症状」とは思ったことはありませんでした。
学生時代もずっと上述した症状があり「思春期特有のもの」と思っていたし、大人になってからも「学生時代にこじらせたネガティブ思考がずっと続いている」と、自分の性格の問題だと思っていました。
家族ができ、子どもが生まれてからは、ネガティブで怒りっぽい自分が家族に悪影響ではないかと思うように。
「子どもに怒鳴ってしまう自分を、放っておくわけにはいかない」と、自分を変えようとネットで情報を検索する日々が始まりました。
手帳に体調を記録し、不調の原因が生理だと気づく
テレビCMで生理前のイライラに対処する薬を見て
「もしかして私の不調も生理によるものかも…?」
と思うようになりました。
というのも、情緒不安定な日々がずっと続いたと思いきや、ある日からは突然調子が良くなるのです。
「あ、今日は調子いいな。よかったよかった」と。
だからこそ自分は「メンタルの浮き沈みが激しい奴」だと思い込んでいました。
不調と好調を繰り返す、これは生理と関係しているのではないかと気がつき、2カ月ほど手帳に毎日の体調を記録するようにしました。
すると…なんと生理2週間前から不調になり、生理が始まると元気になるということが発覚したのです!
調べるうちにそれがPMDDだと知り、治療法があるということもわかりました。
ひとりで我慢せず、ためらわずに、つらいときには受診を
しかし、「生理の症状はみんな悩んでいることだし、みんな我慢している。こんなことくらいで病院に行ったらダメなんじゃないか…」と、病院に行くことを躊躇してしまったのです。
これまでも生理痛がひどくてつらいとき、周りの友人や大人に「生理がつらいのはみんな同じ」と言われていた私。
生理のことで病院にかかることはよくないことだと思っていました。
しかし、このまま子どもに対する加害や、 自傷行為がエスカレートしてしまったらとんでもないことになってしまうのでは…と、命の危険を感じ、やっと病院に行く決意をしたのです。
今回はひとまずここまで…。
次回は医師に相談したときのエピソードです。
PMSもPMDDも程度や症状は人それぞれです。
日常生活に支障が出ていたり、つらい思いをしているのであれば、十分受診していい案件です。
どうか私のように受診を躊躇することなく、ぜひ専門医に相談されてみてください。
*PMSやPMDDかも?と生理前の不調にお悩みの人は下記の記事も参考にし、不調が続くようであれば医師の受診をおすすめします。