最近は「セルフプレジャー」とも言われるようになってきた、いわゆる「オナニー」。

「セルフプレジャー」という言葉には、“自分で自分の体を愛し、快感を求めること”という意味が込められていて、よりポジティブな響きがあります。

みなさんは、セルフプレジャーをどれくらいの頻度で、何を使ってしていますか?

私はラブグッズを使って、時間があれば毎日することもあります。セルフプレジャーをすると、気分がスッキリしてその日はよく眠れるので、寝つきが悪いときにしたりもします。

今回は、私が初めてラブグッズを購入したときのお話をしたいと思います。

グッズに手を出そうと思ったのは“処女”だったから

私が40代まで性体験がなかったことは、前回のコラムで書きましたが、実はラブグッズを初めて購入したのは、30代半ばくらいの頃でした。

前回のコラムを読む

48歳まで「処女」だった私が、男性経験がないことで悩む人に伝えたいこと

「性体験がないのにラブグッズを買うの?」と思う人もいるかもしれませんが、性体験はなくとも性欲が旺盛だった私は、“擬似セックス”で気持ちよさを知りたいと思ったのです。

それが、本格的なラブグッズの購入に至るきっかけでした。

これまでも自分のクリトリスを触ったり、指を入れたりした方法でセルフプレジャーをしていましたが、30代半ばになってどんどん性欲が高まっていく中で、それだけでは物足りなくなってしまったのです。

そこで頼ることにしたのがラブグッズだったのです。

やっと見つけた、完全女性向けのラブグッズショップ

まず、悩んだのが“何をどこで買うか”ということ。

私は“擬似セックス”体験をしたかったので、挿入型のバイブが欲しいと考えていました。

だからといって、アダルトグッズ売り場に一人で行くなんて絶対に無理。それならネット通販で購入しようと決めました。

しかし、いざネットで検索すると、いわゆる“大人のオモチャ”と言われるような男性向けのサイトや、見た目も男性器そのままを模したようなバイブばかりが出てきました。

正直、「これは女性は買いにくい…」と思ってしまい、躊躇してしまったのです。

「もう少し女性でも買いやすいお店はないのかな」と思いながら、ネットを彷徨い続けていました。

今でこそ女性向けのラブグッズサイトは増えていますが、当時はほとんどなく、安心して買えるようなサイトを見つけるのにとても苦労しました。

そんな中で私が見つけたネットショップは完全女性向けで、可愛らしいパステルカラーの色合いと、フワッとした女性のイラストが散りばめられ、ラブグッズの専門サイトとは思えませんでした。

女性向けのネットショップということもあり、体験談や口コミも女性のもの。同じ女性からの声が聞けるというのは、とても参考になりました。

そして、スタッフが全て女性というのも安心感がありました。

なぜなら、「女性がセクシャルなグッズを買う」ことを異性に知られたくはないからです。

たとえ全く赤の他人だとしても、私は異性が対応することをとても気にしてしまいました。その点をしっかりカバーしてくれていたネットショップに出会うことができ、安心して商品選びをすることができました。

ドキドキしながらサイトの「購入」ボタンを押す瞬間

私がショップを隈なく検索して購入したのは、ショップが独自で開発したバイブでした。

見た目は従来の男性器を模したバイブとは違い、薄いピンク色で形も可愛らしいものでした。一緒にオリジナルのデリケートゾーンに使う、マッサージオイルも購入することにしました。

それぞれをカートに入れて、いざ、購入!

カード情報などを入力して「購入」ボタンを押した瞬間、

「初めて買ってしまった〜!」

という緊張感と安心感の両方が湧き上がってきました。

数日後、荷物が到着。発送元もラブグッズだと分からないように品名を「コスメ」や「化粧品」などと記載して配慮してくれるので、配送業者からの受け取り時も安心して受け取れました。

ドキドキしながら箱を開けると、購入したラブグッズ以外にもお店からのメッセージや、たくさんの試供品などが入っていました。こういうちょっとした心配りも、女性向けのサイトならではという感じがして、とても嬉しかったのを覚えています。

また、いらなくなったラブグッズの処分をしてくれるショップなので、とても助かります。誰が捨てたのか分からなくても、家のマンションのゴミ捨て場に持っていくのには躊躇してしまいますから。

購入したことで気持ち良くなれた自分自身を好きになれた

勇気を出してドキドキしながらラブグッズを購入したことで、私のセルフプレジャーの時間は、劇的に変わりました。

それまでは指だけだとどうしても物足りなかったのですが、バイブを購入したことで、中の気持ち良さが少しずつ分かるようになり、自分の身体と不思議と向き合うきっかけになりました。

バイブでの気持ちよさが少しずつ分かってくると、セルフプレジャーをすることで気分がスッキリして、よく眠れるようになってきました。これは一番大きな出来事でした。

そして、自分はちゃんと気持ち良くなれると知れたことで、セックスへの抵抗感もなくなって、自分自身にも自信が持てるようになりました。

今も多いときは1日2〜3回くらいセルフプレジャーをするほど、大好きになってしまった私ですが、昔は「オナニ=よくないこと」というイメージが強くありました。

しかし、ラブグッズとの出会いは、このイメージを少しずつポジティブなものに変えてくれたと思います。

最近では、見た目もラブグッズだと分からないようなデザインも美しいバイブなどが増えてきました。そして、女性でも入りやすいフェムテックのショップもオープンし始めています。

「セルフプレジャー=自分で自分の体を愛し、快感を求めること」という言葉の通り、自分が気持ち良くなっていいのです。

ラブグッズを通して、セルフプレジャーで自分のことをたくさん愛して、たくさん気持ち良くなる人が増えることを願います。

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ランドリーボックスでは、定期的なアンケートを実施しています。

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