5月28日は、「月経衛生デー」。
2013年に、人権問題に取り組むドイツのNGO団体、WASH Unitedによって提唱され、生理にまつわる沈黙やタブーをなくし、社会的な意識の変化を促すことを目的としています。
はじめての生理をどう迎えるかは少なからず「生理のイメージ」に影響をおよぼすのではないか。ランドリーボックスでは「月経衛生デー」に際して、初潮にまつわる4つのアンケートを実施しました。
当時のことを思い出しながら、友人や家族と語らうきっかけになれたら嬉しいです。
はじめて生理が来たときにどう思った?「茶色で驚いた」「怖い」「すごくお腹が痛い」


「はじめて見た経血の色が茶色で“漏らした”と思った」という編集部メンバーの声を紹介したところ、同じように色に驚いた方のコメントが届きました。
生理=赤い血の色のイメージがあるので、初見だと戸惑う人も少なくないのかも。

突然の出来事に軽くパニック!その気持ち、すごくわかります。
いつくるかのタイミングはわからないので、下着をおろして理解するまでに時間かかりますよね。



思春期にはじまる生理。嬉しさより怖さや不安の方が大きいですよね。
どう対処すればいいかわからずに戸惑った記憶、すごくわかります。
はじめての生理を親に伝えたら…親にされて嬉しかったこと嫌だったことは?「寄り添ってくれた」「親戚に赤飯配られた」


そっと寄り添ってくれる親の存在は心強いですね。
こんな優しさがあると、はじめての生理に対する不安も少し和らぐのかも。


家族に生理のことを伝えるのは、ちょっと恥ずかしかったり戸惑ったりしますよね。
家族であっても、ちょっとしたプライバシーは大切。生理のことを意図せず知られてしまうと嫌な気持ちになってしまいますよね。

たしかに!編集部メンバーの中には、「親に伝えたら拍手されたけど、なんで祝われたのか当時は全然ピンとこなかった…」という声もありました。
カラダの変化が大きいので、祝われても心が追いつかないことのほうが多いのかもしれません。




嫌だったことで、圧倒的に多かったコメントは「赤飯」でした。
生理を赤飯で「お祝い」する文化もありますが、感じ方は人それぞれ。
昔ながらの習慣に、嬉しいと思う人もいれば、戸惑いや違和感を覚えた人も少なくないです。
生理を迎えたときの気持ちとして、いろんな意見があるということを、知っておくのも大事ですよね!
突然家族みんなに祝われるよりも、まずは不安な気持ちによりそってくれたり、どうしたいかをきいてくれたりするといいのかな?みなさんはどう思いますか?
生理がはじまったばかりで、困ったことや不安だったことは?「ナプキンっていつ替えるの?」「痛みはいつまで続く?」

分かります、その気持ち!
こんな痛みに何十年も耐えられるの?って不安になりますよね。

めっちゃ共感します。
学校ならではの、限られた時間でのトイレタイムが少しプレッシャーになることも。
においとか、ナプキンを替えるときのペリペリ音を気にするときもありますよね。
初潮を迎えた頃に知っておきたかったことや親に教えてもらいたかったことは?「下着の洗い方」「鎮痛剤以外の選択肢」「生理痛の裏には病気があるかも」


たしかに初潮を迎えたばかりの頃は、どれくらい経血がついていたらナプキンを変えるのか?と迷ったり、男子に知られたくなくてコソコソ隠したりしていました。
そして誰に聞けばいいのかも分からなかったです。

本当に!痛み止めに頼るしかないと思っていたけど、低用量ピルなどで生理痛の症状自体を緩和できると知ったとき、もっと早く知りたかったと思いました。怒られたの、悲しい…。
この世には、抗えない睡魔もあるんですよね。

わかります!視界がどんどん暗くなっていったときに「あ、もうだめだ」とすごく怖くなりました…。
正常な経血量も教えてもらう機会がないので、経血が多いと貧血を招く可能性があること、貧血を放置しちゃいけないことも含めて、対処法を教えてもらいたかったですよね。

経血モレってあるあるなのに、意外と下着の洗い方って教えてもらう機会がないですよね…!

本当に。「おめでとう」とは言われるけれど、なんでおめでとうなのかは説明されないですよね。
なぜなんでしょう…?

当時吸水ショーツがあったなら、どれだけ楽だったか…!
今の子たちには、便利で安心できる選択肢があること、どんどん届けていきたいですね。

これは、本当に広まってほしい知識です。「生理痛=我慢するもの」ではなく、生理痛は体からのSOSのサインかもしれないということ、しっかり届けていきたいです。
生理痛があることは、普通のことではありません。我慢せずに婦人科を受診することが大切です。
みんなの声から見える初潮のリアル
以上、みなさんから寄せられた初潮に関するアンケートの声をご紹介しました。
はじめての生理は、誰にとってもちょっと特別で、ちょっと戸惑うできごと。
たとえ知識があっても、カラダの変化に気持ちが追いつかなかったり、周りのサポートがなければ、不安や迷いが大きくなったりします。
今回届いた声からも、「もっと早く教えてほしかった」「実用的な選択肢を知りたかった」という思いがたくさん伝わってきました。
これからの社会が、もっと安心して生理と向き合える環境になるように。生理は、恥ずかしいことでも、我慢すべきことでもありません。
ひとりひとりが、自分のカラダと無理なく向き合えること。そのための知識や選択肢が、もっと当たり前に手に入る社会へ。
5月28日、月経衛生デー。
生理について話しやすい、相談しやすい環境が、広がっていきますように。