経済面や家庭環境など、さまざまな理由で生理用品が手に入れられない学生がいます。
厚生労働省が2022年に実施した「生理の貧困」にまつわる調査によると、「新型コロナウイルス感染症発生後(2020年2月頃以降)に生理用品の購入・入手に苦労したこと」について聞いたところ、「よくある」「ときどきある」を合計した割合は、8.1%でした。
なかでも20代以下の若者が「生理用品の購入・入手に苦労した」割合が高い結果になりました。
学校での無償提供を実施している自治体も増えつつありますが、整備が十分とはいえません。
そんな中、「エリス」ブランドを展開する大王製紙株式会社は、多様性のある社会でひとりひとりの生理に寄り添うプロジェクト「meet my elis」を2022年に始動しました。
その一環として、さまざまな理由から生理用品の入手に困っている学生に、生理用ナプキンを1年間無償で提供する「奨学ナプキン」を実施。
2023年4月11日から特設サイトにて2023年度の奨学生2,000人を募集しています。
実施概要
- 応募期間: 2023年4⽉11⽇(⽕)10:00 〜5⽉19⽇(⾦)23:59
- 応募⽅法: 下記「奨学ナプキン」特設サイト内の応募フォームから⽣理にまつわる 8 問程度の質問に回答し、応募
- 対象者: ⽣理⽤品の⼊⼿に困っている全ての学⽣本⼈(⼩学校/中学校/⾼校/⾼専/専⾨学校/⼤学/その他)
- 対象⼈数: 2,000名
- 選考⽅法: 応募フォームにご回答いただいたアンケートの内容をもとに、奨学⽣ 2,000名を決定。 結果はメールにてお知らせ。
- 提供頻度:4カ⽉に1度(6⽉下旬〜、10⽉、2⽉)
- 特設サイト
提供商品
- A. 「エリス 素肌のきもち」、「エリス 朝まで超安⼼」のセット
- B. 「エリス コンパクトガード」、「エリス 朝まで超安⼼」のセット
実施スケジュール
- 2023年4⽉11⽇(⽕)10:00〜5⽉19⽇(⾦)23:59:奨学⽣募集(2,000 名)
- 6⽉下旬:奨学⽣決定、2,000名へ⽣理⽤ナプキンお届け(1 回⽬)
- 8⽉頃:中間アンケート実施
- 10⽉頃:奨学⽣2,000名へ⽣理⽤ナプキンお届け(2回⽬)
- 12⽉頃:最終アンケート実施予定
- 2024年2⽉頃:奨学⽣2,000名へ⽣理⽤ナプキンをお届け(3回⽬)
大王製紙が昨年「奨学ナプキン」の奨学生に選ばれた学生に調査した結果、9割以上の学生が「生活の変化を感じたと」回答。また、「集中力」や「睡眠」 など、学生生活の質の向上も明らかになったと発表しています。
なお、大王製紙では世界中の女の子の自立を実現するための支援活動「エリス ハートサポート」も2018年から実施しています。
こうした民間企業のアクションに後押しされて、今後は行政の取り組みがポジティブに推進されていくことを願っています。