ランドリーボックスの調査によると、約6割の女性がセルフプレジャーの経験があることがわかりました。
中には、性に対してマイナス印象だったが、セルフプレジャーによって今ではオープンに性を話すことができるようになった人も。
参考記事
「私には必要ない」と思っていたセルフプレジャーが、日常の一コマになるまで
調査を深めていくと、複数のプレジャーアイテムを使って心地よさを感じている人もいました。
手に入れた複数のアイテムを、どのように使っているのでしょうか。
今回は、8種類のアイテムを試したというKさん(20代)にご自分なりの使い方を詳しく聞きました。
試したアイテム8種
・バイブ ミルキーオルガ
・バイブ LUV
・バイブ 初体験 潮吹き開発
・ニップルリング
・ニップルマジック
・吸引トイ サティスファイヤープロトラベラー
・吸引トイ ウーマナイザースターレット2
・ディルド Darling
私の相棒のミルキーオルガ
–アイテムを使わなくてもセルフプレジャーはできると思いますが、アイテムを使おうと思ったのはなぜですか?
「バイブをあてると気持ちいい」という情報を耳にして、自分でもやってみたい!と思ったのがきっかけです。
元々、セクシュアリティや性の健康など、性の話に興味があって情報を取り入れていました。セルフプレジャーも自分で自分のことを満足させられるようになりたいと思って始めたんです。
–今では8種類も試したそうですね。今一番のお気に入りのアイテムを教えてください。
私の相棒とも言えるアイテムがミルキーオルガで、もう2代目です。挿入してもよし、あててもよし。Gスポットを刺激しつつ、クリトリスも刺激できます。私の場合は、強すぎない刺激がちょうどいいので、モーター部分が本体の下のほうにあるこのアイテムがお気に入りです。挿入用ではあるのですが、私はあてて使うことのほうが多いです。
挿入してもよし、あててもよし。Gスポットを刺激しつつ、クリトリスも刺激できます。私の場合は、強すぎない刺激がちょうどいいので、モーター部分が本体の下のほうにあるこのアイテムがお気に入りです。挿入用ではあるのですが、私はあてて使うことのほうが多いです。
–これはどちらで購入したのですか?
ドン・キホーテでドキドキしながら初めて「18禁」の暖簾をくぐって見つけたアイテムなんです。自分の目でサイズや質感を確かめたかったので、勇気を出してお店に行きました。
店頭では小さめのサイズ感、柔らかくてもちもちした肌触りがとても気に入って購入しました。
–店舗で買うのは勇気がいりますよね。
そうなんです。実はミルキーオルガの購入以前にネットでディルドを買ったのですが、私には固くて大きくて挿入に苦労してしまい、気持ちよくなる前に疲れてしまったんです。
自分自身を満足させたいと思って始めたセルフプレジャーだったのに「もう、しんどいばっかりで無理!早く気持ちよくなりたい」と思って、気軽に足を運べて実際にアイテムを手に取れるドン・キホーテに行きました。
ただし、電池式の有線は線が細いと壊れやすいというデメリットも感じました。もちろん、使い方にもよるのですが。
実は、初めて買ったアイテムはニップルリング
–最初に買ったアイテムがディルドだったのですか?
いえ、実は初めて買ったアイテムはニップルリングというアイテムなんです。
私は電動ディルドのような、動く棒状のアイテムを買うことへのハードルがとても高くて…。それに、乳首への刺激が好きだったこともあり、ニップルリングを見つけたときは「ピアスみたいでかわいい!」と一目惚れでした。
ニップルリングは私にとってはオーガズムに達することはできないのですが、デザインがかわいくてつけるとワクワクするんです。そんな気持ちの高まりを楽しめるので今でもとてもお気に入りです。
吸引系にも手を出してみたけれど…
–その他にはどんなアイテムを試しましたか?
流行りの吸引系アイテムも試しました。サティスファイヤープロトラベラーというアイテムで、高級感があるデザインがおしゃれだったのと、手に取りやすい価格で販売されていたので購入しました。
身体的には気持ちよくてオーガズムにも達することができるんですが、私は冷え性なこともあり、今ではあまり気軽に使えていません。
吸引系は性質上、服を脱いでセルフプレジャーをしますよね。振動系であてるだけのタイプなら服を着たままお布団の中で使うこともできるけど、吸引系はそうはいかない。
より気持ちよさを求めるのであれば、ローションと一緒に使用することをおすすめされていますが、お布団がベタベタしちゃうのが気になります。実家住まいで、私の自宅の環境では難しいことがたくさんあるので、あまり活躍はしていないんですよね。
–たくさん試したからこそ、自分の環境や身体に合った方法がわかってきたのですね。
セルフプレジャーを始めたときに「自分で自分を大切にしよう」と決めて取り組み始めたんです。だから、しんどくなったらやめるという決まりも大事にしています。
常に自分の体ファーストで、潤滑ゼリーやコンドームも使いますし、挿入系を使うときは手やアイテムを清潔にしてから使います。専用クリーナーでアイテムのお手入れもしています。
そうしていろいろと試した結果、私を満足させるために挿入は必須ではないと思っています。苦労してしんどくなることのほうが多いので、私にはそこまで必要じゃないかな、と思うようになりました。
「誰かとのセックスありき」で語られることに疑問
–セルフプレジャーをするようになって変化はありましたか?
以前は「誰かとのセックスありき」でセルフプレジャーが語られていることにモヤモヤがありました。しかし、今では「自分のためにしていいんだ」と思えるようになりました。
私は性の話が好きですが、周りの知人などの話を聞いているとパートナーとの性行為が語られることが多く、違和感があったんです。
パートナーとのセックスのために、セルフプレジャーで感度を高めよう!など、セックスのほうがセルフプレジャーよりも上位にあるような雰囲気を感じていた私はモヤモヤしていました。
その違和感やモヤモヤを吹っ切ることができたのはコロナ禍がきっかけでした。
外部とのコミュニケーションに制限があったことで、周りの意見がシャットアウトされました。それにより、「セックスのほうがセルフプレジャーより上位」という意見からほぼ完全に自分を切り離すことができ、より自分のために気持ちいいことをしようと思ったんです。
今では「自分自身が喜ぶことを素直にしていいんだ」と思えていることは本当によかったと思います。
–相手のためにする人もいれば、自分のためにする人もいますよね。
理由は人それぞれですよね。健康のための人もいるし、単に欲求を満たす人もいるし、相手と楽しみたい人もいる。
なぜか性のことになると相手ありきの話が多いように感じていましたが、そうではなく、「自分だけのために気持ちよくなっていいんだ」と思えるようになったことはいいことだと思います。
セルフプレジャーは自分を大切にする練習の一環
–Kさんにとってセルフプレジャーとは?
「自分で自分を大切にする練習の一環」です。
私はニップルリングで初めて、自分が本当に好きなものを選べたんです。
それまで、学校や仕事でも「相手の気持ちを考えなさい」と言われることはあっても、「自分を喜ばせなさい」と言われることはなかったし、今まで自分の声を聞いていなかったなと思いました。
化粧品や洋服も自分のためでもあるけど、第三者も見るものだし、どこに着ていくかも考えて買うことが多かったんです。
プレジャーアイテムは自分だけが心から本当に喜ぶものを選んで買う。
自分のニーズを満たしていくものだから、自分で自分を大切にしていると実感できるんです。
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