ナプキンやタンポンに加えショーツ型ナプキンや月経カップなど、生理用品の選択肢が増えている近年。
私が新しい生理用品の選択肢として特に気になっているのは「吸水ショーツ」です。
参考記事
普段はタンポンとナプキンを日によって付け替える派の私。吸水ショーツを買う前のお試しということで、今回試したのは「ムーンパッド」という吸水パッド。
吸水ショーツとは違い、ショーツに装着して使用する吸水パッド。一般的なタンポンとナプキン以外にはまだ使ったことがない私でも、これなら生理期間をいつもより少し快適に過ごせましたよ。
ムーンパッドとは
最近SNSでもよく名前を聞くようになった「ムーンパンツ」は、台湾で開発された吸水ショーツ。
そのムーンパンツから登場したのが、この「ムーンパッド」です。
ムーンパッドはムーンパンツのクロッチ部分と同じ特殊な布を使った3層構造。基本的な機能はムーンパンツと同じですが、使用している布が異なります。そして、ムーンパッドはムーンパンツよりも若干厚みがあり、Sサイズは5ml、Mサイズは10ml、Lサイズは15mlと、吸水量はサイズによって異なります。
ということで、外出せずに過ごす生理4日目にムーンパッドで1日過ごしてみることに。
ムーンパッドの使い方
ムーンパッドは、お手持ちのショーツに装着して使うアイテム。普通の日用のナプキンと同じくらいのサイズ感で、ショーツのクロッチ部分にぴったり収まります。
私が使ったムーンパッドはMサイズ。Mサイズの吸水量は最大10mlを吸収してくれます。
付属の説明書には最大4時間連続が使用の目安として書かれていたのですが、私の場合、生理4日目の出血なら漏れの心配もなく使えました。
初めて吸水パッドを使ってみた結果…
タンポンとナプキン以外は使ったことがない私。今回初めて吸水パッドを使ってみた結果…予想以上に快適!
自宅でデスク作業や軽い家事をしただけですが、吸水パッドはズレずにしっかり受け止めてくれました。
生理4日目の軽い日に使いましたが、もちろん漏れず、不安なく過ごせました。
ムーンパッドの一番の魅力
特に一番魅力的に感じ、今後もムーンパッドを使い続けたいと思ったのは、肌触りがとにかくすべすべなこと。
これまで使っていた紙ナプキンはムレて肌がかゆくなったり、ナプキンの羽部分の粘着面が肌にくっついたり…。
生理そのものによるストレスよりは、生理用品をつける肌の不快感のほうが大きく、それがストレスになっていました。
しかし、このムーンパッドは本当に装着感が優しく、不快感なく生理期間を過ごせたのです。
ムーンパッドの肌に直接当たる面は、まるで水着素材のキメが細かいバージョンのようにサラッとした肌触り。綿素材のように水分が表面にとどまらないので、不快感が少なく過ごすことができました。
次に、ムーンパッドの3層構造や快適な装着感のヒミツについて紹介します。
ムーンパッドの特徴
ムーンパッドはサラッとした肌触りで、本当に快適に過ごせる吸水パッド。
ズレずにぴったりフィットしてくれる理由は、ナプキンの羽部分にあたる「スマートウィング」や布の3層構造にあります。
①羽部分のスマートウィング
吸水パッドを初めて使うにあたって不安だったのは装着感。布だからズレそう、厚みがあって不快感があるのでは、と不安があった中、いい意味で予想を覆してくれたのが、この「スマートウィング」です。
ショーツの肌に触れる面から折り返して固定させるこのスマートウィング部分には、特殊なマジックテープが仕込まれています。
マジックテープとはいえ、よくある目の粗いタイプとは大きく異なり、これはふわふわで目の細かい素材。肌に直接触れても全然ゴワつかないんです。
ちなみに、このマジックテープは台湾で特許取得中。柔らかくてしっかり装着できるのに簡単に外せる、特殊な素材です。
②抗菌防臭の3層構造
布の生理用品と聞くと心配なのがニオイです。このムーンパッドは3枚の特殊な生地を使い、ニオイを防ぎながら吸水してくれます。
目の細かい水着のようだと先ほど紹介した肌に直接触れる表面布は、サラサラとしたシートで抗菌加工されています。そして、2枚目の中間の布は吸水速乾シート。一番下は通気性のある防水シートです。
この3層構造になっているから表面はサラッとしていながらも、漏れずに吸水してくれるのです。
③ゴミを出さずに生理期間を過ごせる
これまで生理期間に気になっていたのが、生理用品のゴミが出ること。ナプキンひとつとっても外袋に本体と、生理期間だけでも結構な量のゴミが出ます。経血が少ない日だけでも、ゴミの量を抑えて過ごせたらいいのにと思っていました。
最近は生理期間後半はムーンパッドで過ごすようになり、サニタリーボックスのお手入れ回数も格段に減りました。
ムーンパッドのお手入れ方法
ゴミが出ない代わりに、洗う必要があるムーンパッド。使い回しできる生理用品をこれまでに試さなかった理由は、お手入れが面倒なイメージがあったからなんです。
ムーンパッドは洗濯機OKのありがたい仕様。思っていたよりも楽にお手入れできました。
ムーンパッドの洗い方
ムーンパッドの使用後は、もちろん毎回洗います。流水で色がでなくなるまですすぐか、15分ほど水に漬けてから洗濯機で洗います。
洗濯機に入れるときは他のものと一緒に入れてもOKですが、劣化を防ぐために洗濯ネットに入れましょう。説明書によると、吸水量が多い日やニオイ・汚れが気になるときは、セスキ炭酸ソーダか重曹小さじ一杯を水500mlに溶かして、15分ほど漬けた後に洗濯機で洗濯するといいそう。
とにかく肌触りが気持ちいい「ムーンパッド」
生理用品の新しい選択肢として今回試してみた「ムーンパッド」。予想以上に肌触りがよく、とても気に入りました。
先ほども書いた通り、ナプキンのようにムレて肌がかゆくなったり、羽部分が肌にくっついたりしないことが本当にノンストレス。
肌に触れる部分がナイロン 82%、ポリウレタン18%のサラッとした素材だったので、ナプキンに比べると湿気がとどまるようなことがなく、生理期間のストレスを取り除くことができたように感じます。
手洗いの手間はありますが、サラッとした素材だからか汚れが取れやすく感じたし、着け心地の良さのためには多少は仕方ないかなと受け入れられました。
生理中のムレやゴワつきにストレスを感じている人には、ぜひ試してほしい逸品です。
総合評価
デザイン…★★★★★
使い心地…★★★★☆
吸水性 …★★★★☆
コスパ…★★★★☆
ナプキンとタンポン以外は使ったことのない私が、初めて使ってみた吸水パッドの「ムーンパッド」。
とにかく肌触りがよく、漏れることもなく快適に過ごせたのですが、手洗いの必要があるという手間から使い心地は星1つ減点の4つに。そして、使用時間の目安が4時間までと一日中は使えないことから吸水性も星1つ減点にしました。
ムーンパンツに比べて手頃な価格で、お試しできるムーンパッド。
お試しのつもりでしたが、思いのほか快適で私は吸水ショーツの購入を検討しつつ、この吸水パッドを使い続けようと思います。
(※本記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がランドリーボックスに還元されることがあります。これは「Amazonアソシエイト」という公式のアフィリエイトサービスを活用したもので、企業から広告費を受け取る記事広告ではありません)