体毛への向き合い方は人それぞれ。自分でお手入れしたい、ここだけは残しておきたい、体毛をなくしたい、とさまざまな考えがあると思います。
30代をむかえる筆者の周りでは、ほとんどの友人が全身脱毛を終えています。
が、かくいう筆者は「人に触られるのが苦手」「生えてくるのが自然なのに、完全に毛をなくしてしまってもいいのか?」という理由から、脱毛サロンに3回通ったものの途中で断念してしまいました。
なので、いつも使っているボディーソープで体を洗いつつ、ドラッグストアで手頃に買えるT字カミソリで定期的にシェービングをしています。ただ、お風呂に入るたびに剃るのは億劫で、「気になったら剃る」というくらいのモチベーション。スリット入りのスカートや背中が見えるトップスを着ようとしたときに、「毛の処理大丈夫かな?」とただでさえバタバタしがちな朝の準備時間に急いで剃る、という日も多々ありました。
そんな中、貝印が、各部位に特化したという5種類のカミソリ「miness(マイネス)」を3月6日に発売開始!早速、全種類を試したので一挙レビューします!
部位ごとの最適な剃毛ができる「miness(マイネス)」
「なくす、は選べる」のキャッチコピーで「剃毛をスキンケアの一環にしてほしい」と誕生した「マイネス」。体毛をなくすマイナス(minus)の「min」と女性を表す「ess」を組み合わせ、「miness(マイネス)」と名付けられたそう。
貝印「miness(マイネス)」に関してはこちらの記事からどうぞ
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ボディ・背中・うで&あし・わき・VIOのそれぞれのパーツに特化した、5種類のカミソリで剃毛してみて感じたのは「体の形状に密着し、何度も剃らずに毛の処理できる」ということ。
それでは、各アイテムをレビューしていくので、参考にしてみてくださいね。
マイナス ボディ用カミソリは、どんな持ち方でも対応できる、小回りがきくデザイン
マイネス ボディ用カミソリは、手が滑りにくい再生樹脂でできており、「握る」「つまむ」「ペン持ち」3つの持ち方で剃りやすいスプーン形状になっています。
刃側の持ち手がペンのように細く、柄尻に向かってスプーンのように膨らんでいるので、「握る」だけでなく「つまむ」や「ペン持ち」といった持ち方をしても指にフィットします。剃る部位によって無意識に持ち方を変えても、違和感なくスムーズに剃れました。
実際にそれぞれの持ち方で剃ってみたところ、つまむように持っても下部に膨らみがあるので、しっかりと持つことができ、安定感がありました。
最大の特徴は、「シームレスフィッティングシステム」。持ち手を軸に肌に沿うように刃部が柔軟に動き、さらに5枚の刃もそれぞれが独立して動きます。この小回りの効く動きで、短い毛も残さずキャッチしてくれました
「ペン持ち」で指毛を剃ってみたところ、ソフトな刃部の肌あたりで細かい部分にも沿い、鋭い刃の感触を感じました。
「握る」の持ち方でウエスト周りを剃ってみると、体の形に合わせてスムーズに剃ることができました。骨に近い指と体のやわらかいウエストのどちらで試してもなめらかに剃れるので、万能に使えそうな1本です。
マイネス うで・あし用カミソリ は、体の凸凹の剃りづらさを解消してくれた
うで・あし用のカミソリは、見たことがない楕円形のデザイン。プラスチックでできた持ち手部分が緩やかなカーブを描き、5本の指で掴みやすい設計になっています。
刃部分は、T字のカミソリと同様に、「シームレスフィッティングシステム」が採用されています。
早速使ってみてところ、このユニークな形の意味に納得。今回のシリーズのなかで、特にお気に入りのアイテムになりました!
右手・左手の両方で持ちやすく、柄を握って手を動かすように操作ができるので、T字よりも肌との距離感が近く、体のなかでも気になりやすい腕や足の毛もケアがしやすいと思いました。
そして、剃りながら改めて感じたのは、腕と足は剃る面積が広いのにも関わらず、丸みがあったり、骨や筋肉が出ていたり、意外と凹凸が激しいということ。
一般的なカミソリを使っていたときに、ボコボコとしたひじや膝に刃をひっかけてしまい、出血してしまうことがたまにありました。
このカミソリは体の形状に合わせて縦横無尽に動くので、肌を傷つけることなくスムーズに剃れました。
刃部の反対側にあるボタンを押して刃を交換。刃のついた面を下に置いても床に刃部が直接触れないので、サビや衛生面でも安心です。
マイネス 背中用カミソリ は見えない部分を安定して剃れる
長さ約23cmほどの背中用のカミソリ。軽量ながら計算された持ち手の設計で、目で直接確認しにくい手の届かない部分も丁寧にケアできます。
横から見ると、山を2つ描くように設計されています。手で届くような肩やうなじは中央を握って中央を短く持ち、手で届かない背中の中心あたりは下の方の膨らみを持って剃っていきます。
刃部から持ち手が遠くなるほど、肌に当たりにくく不安定になる感じもありますが、この膨らみがあることでしっかりと握れるので、鏡を見ながらでも安定して剃れました。
こちらも「シームレスフィッティングシステム」を採用した刃部で、剃っているときに動きやすい肩甲骨や筋肉部分も安心して使用できました。
以前、T字の柄の部分が長くなった背中用のカミソリを使っていたのですが、腕を持ち上げて背中の中央からうなじに向かって剃っていても、「ただ滑らせているだけなのでは?」と体に沿っている感覚がありませんでした。
柄が真っ直ぐだったので、しっかりと握って操作ができなかったのです。
マイネスの背中用は柄尻の膨らんだ部分に力を込めて握りやすく、刃が柔軟に動くため、刃を体に這わせている感覚が得られました。
そして、もう一つ嬉しいのが、持ち手がフックになっているので、収納にも便利だということ。タオルかけやバスケット、ラックなど、吊り下げられる有能なアイテムです。
マイネス わき用カミソリは、もはや何かわからないけど、脇のくぼみにジャストフィット
手のひらよりも小さな、プラスチック製のわき用カミソリ。ころんとしたたまご型のキュートな見た目です。
独特な見た目なので、持ち方に戸惑う人もいるかもしれませんが、人差し指、中指、薬指の3本と親指で挟むように持ちます。
指に沿ってカーブを描いたような形状で、意外と持ちやすい。親指がフィットするようになっているので、わきのシェービング中に手から離れてしまうということはありませんでした。
とはいえ、「本当に毛が剃れるの……?」というほどの軽さと見た目ですが、そんな心配も束の間。
わきのくぼみにぐぐっと圧迫するように肌に密着させれば、力を込めなくても、しっかり剃れます。
強く押すと肌を傷つけないか不安になりますが、貝印の技術を活かした世界最小のガードがついているとのことで、肌を傷つけずに剃れるそう。
通常のT字のカミソリだとくぼみのあるわきの形に反して直線上にしか剃れないため、剃り終えるまで、何度かカミソリを脇にあててスライドする必要がありました。
今思えば、無駄に肌を擦っていたかもしれません。
このカミソリは、わきにフィットするよう設計されているので、上から下、下から上とすべらせるだけで、必要最低限の回数できれいに剃れました!
マイネス VIO デリケートゾーン用カミソリは、スリムデザインで好みのカタチに剃りやすい
VIOのカミソリは、「全剃り用」「すきカミソリ」の2つの刃と、電池がセットになっています。
スイッチを入れると音波電動が流れ、敏感な部分も振動で刺激を抑えて剃毛することができます。
マジックペンのような細めのつくりが特徴です。
ペンを使うように小回りが効くので、細かな部分も見逃さずにお手入れができました。
他の部位と異なり、まっすぐ滑らせるのではなく、奥から手前、手前から奥へと剃るVIOのケア。
刃の角度にこだわったそうで、実際に奥から手前に向かって剃りやすい角度になっていると実感しました。以前はうまく剃れずに短い毛が残ってチクチクしてしまう部分がありましたが、このカミソリではしっかりと剃り残しなく剃毛することができました。
デリケートゾーンは、残しておきたい部分があったり、全部剃りたかったり、濃さだけを調整したかったり、人によってケアの方法に特色が出やすい場所。
でも、この1本でどのような要望も叶えられるのかも。
「マイネス」のメリット・デメリットとは?
パーツに合わせた5種類のカミソリという尖ったコンセプトで
はじめて見たときは正直「どうやって使うんだろう?」と見たことのないカミソリの形に驚きました。
けれど、使ってみると今度は握りやすさや体へのフィット感がもたらすスムーズな剃り心地に驚きました。
我が家は狭い浴室なので5種類の置き場所を考えながらも(笑)、上品な見た目で機能性も考えられているため、剃毛時の面倒くささや、肌が荒れるかもという不安も少なくなりました。
自分に必要なアイテムが選べるので、全身脱毛をして時間が経っている方や部分脱毛をしている方など必要な箇所が決まっている方にもおすすめです。
また、しっかり握れる設計なので、はじめて剃毛をするという小中学生や、そんなお子さんを持つ親御さんにもおすすめです。
メリット
- それぞれの部位に特化したカミソリの形状になっているので、剃りやすい&必要最低限の回数で剃れる気がする
- アースカラーで統一されていて、インテリアにも馴染みやすい。可愛いからテンションが上がる。
- それぞれ買いやすい金額。刃の取り替えもできるので、使い捨てじゃないのも嬉しい
デメリット
- 独特なデザインなので、初めて使うときはどうやって使えばいいのか悩んだ
- 部位ごとにカミソリを揃えようと思うと収納場所に困る可能性がある
- 全部を買い揃えると、やや高く感じてしまうかも
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