膣に入れて使う生理用品、タンポンは「存在は知っているけれど、勇気が出ない」「ずっと愛用している」とどちらの声も聞かれる。
ランドリーボックスでは、初めてタンポンを使う人の気持ちを応援する企画「#マイファーストタンポン」で、タンポンにまつわる読者アンケートを実施しました。
今回は、10代〜50代の人から届いた「初めてのタンポンエピソード」をご紹介します。
初タンポン、入れるのはやはり至難のわざ
・なかなか穴の位置がわからなくて、トイレに数十分こもった。夏だったので脱水するかと思った…(30代・初タンポンは19歳のとき)
・母のタンポンが戸棚にあるのを知っていました。ビビリなのに興味だけは人一倍。ある日思い切って使ってみることに。母にはもちろん内緒。恐る恐る入れてみましたが…「なにこれ全然入らない!」。せまいトイレで手を血まみれにしながら、あーだこーだ試してみましたが…最終的には「無理だ…」と諦めることに。私の初タンポンは、あっけなく敗北に終わりました(20代・初タンポンは17歳のとき)
いざ挿入しようしても上手くいかなかったので、2本目を取り出して再挑戦。入った瞬間は、これまで体感したことのない違和感があり30秒ほど動けなくなりました。その後は「トイレのとき紐はどうするんだろう」と悩んだことを覚えています(20代・初タンポンは22歳のとき)
「いざ挿入!」と思っても、自分の穴を探すところから大変ですよね。見つけられても、スムーズに入っていくこともあれば入らないこともある…。そして血まみれになっていく手…。
タンポンを初めて使うときに比較的挿入しやすいと言われているのは、生理の量が多い日です。その際はリラックスできるよう、自宅のバスルームやトイレで試してみてくださいね。
スムーズに入れられても、逆に不安
経血が多くて、めちゃくちゃスムーズに挿入できた上に、痛みも感覚もほとんどなかったので入ったか不安でした(笑)(20代・初タンポンは16歳のとき)
初タンポンでも、「スムーズに入れられた」という声もありました。しかし、無事に入れられても不安はやはりある模様。
身近にタンポンを使っている人や体験者が増えれば、タンポンへの疑問、不安が軽減するかもしれません。
入れた後の違和感に耐えられず…
友達にすすめられて温泉に入る前に使ってみました。けれど、上手く入れられず、違和感しかないまますぐに温泉から上がり、取り出してしまいました(30代・初タンポンの年齢は不明)
初めて使った当日のことはあやふやですが、「違和感」を鮮明に覚えています。「外れていないか」「漏れていないか」とヒヤヒヤしていました。また、だれも見ていないところで股間を押してみたりなど、かなり挙動不審な動きをしていた自分を思い出しました(40代・初タンポンは14歳のとき)
挿入したタンポンの状態を確かめようにも、「デリケートゾーン」の位置は、外出時には確かめづらいですよね。
「タンポンの正しい使い方知ってる?タンポンを使うときの注意点(医師監修)」では、初めてタンポンを使用する人に役立つ情報がまとめられているので、これから使用を考えている人はぜひチェックしてみて。
一難去ってまた一難。取り出すのもひと苦労
入れるのは簡単でしたが、抜けなくなり焦りました。学校のトイレで友人に教えてもらいながらなんとか抜くことができました。抜くコツをつかむのは難しかったですが、それからは快適だったので妊娠するまで愛用していました(40代・初タンポンは15歳のとき)
学校の友達に教えてもらいながら、外すことができたというエピソード。その連帯感にグッときます。
「なぜ今まで使ってこなかったのか」予想外の快適さに驚いた
留学中に現地の知り合いが使っていたのを見て、挑戦することにしました。処女だったので、それまで自分の性器をまじまじと見たこともなく、最初は失敗しました。留学先のタンポンは紙のアプリケーターで、加えて日本のものより太かったため、コツを掴むのに苦戦しました。けれど、いざ入れて生活してみると、経血が外に出る感覚がないのが快適で、「なぜ今までトライしなかったのか」と思いました(20代・初タンポンは21歳のとき)
友達にすすめられてチャレンジ。はじめは怖かったんですが「不快感がなくなるなら…」と思って使ってみたらとても快適でした。その友達に「使ったよ、めっちゃいいよ!」と伝えるためにTwitterに書き込んで、さらに使ってみた感想も話しました。ただ、初めて使ったときは手が血だらけになりました(笑)(30代・初タンポンは19歳のとき)
タンポンが合う合わないは人それぞれ。どの生理用品もすべての人にマッチするとは決して限りませんが、誰かの生理を快適にできる可能性があることはたしかです。
アンケートにご回答いただいたみなさん、貴重な体験をシェアしてくださりありがとうございました。