画像=Unsplash

「パートナーとのセックスにいつも満足できない」

そのようなモヤモヤとした気持ちを抱えている人は少なくないと思います。

例えば、挿入時に痛みを感じる性交痛。この原因の1つには、「痛くないタイミング」よりも早いタイミングで無理に挿入してしまうことが挙げられます(*)。

性的快感の仕組みを知ることが、お互いが快感を得られるセックスの一歩になるかもしれません。

この記事では、お互いが気持ちのいいセックスをすることをサポートしてくれる知識「性反応」について解説します。

*性交痛の原因にはさまざまなものがあり、専門機関での治療が必要な場合もあります。詳しくは以下の記事で解説しています。

セックスのときに痛い……「性交痛」の原因はなに? 原因と対処法を解説します(医師監修) | ランドリーボックス

セックスの“基本知識”として知っておきたい「性反応」

「性反応」とは、性的な刺激を受けたときに体や心に起こる変化のことをいいます。

例えば、男性の場合「性器が勃起する」、女性の場合「性器が濡れる」はイメージしやすいと思います。しかし、性反応にはこのほかにも「心拍数が上がる」などさまざまなものがあります。

そして、性的な刺激を受けたときの反応や感じ方は人によって異なります。胸や首すじなど体の一部を愛撫されると、気持ちよさを感じたり、ゾクゾクしたりして濡れやすいという人もいれば、ただくすぐったいだけという人もいると思います。

よりお互いが満足できるセックスをするために、どこを気持ちいいと思うかや性的興奮が高まるポイントをパートナーと共有するといいでしょう。

性反応には4つの段階がある

性反応には男女ともに4つの段階があります。

①興奮期:性的興奮を覚える

興奮期は、性的刺激を受けて性的興奮を覚えるタイミングです。性器が充血し、女性は膣分泌液が多く分泌され、男性は勃起します。

ただし、女性器が濡れているからといってこの段階で挿入するのはまだ早いです。性的興奮を覚え始めたこのタイミングで挿入すると、女性が痛みを感じてしまう可能性があります。

②高原(平坦)期:性的興奮が高まる

性的興奮が続き高まると、高原期の段階に入ります。高原期では、お互いの呼吸数、心拍数、血圧が上がり、女性は腟の奥が広がり、子宮の位置が上がり、男性はカウパー腺から粘液が数滴分泌されます。

高原期の段階にたどり着くには個人差があるため、その人に合った刺激を与えることが大切です。

また、興奮期と高原期の違いが分からないということもあるでしょう。違いを見分ける1つの目安は、セックスに集中できているかというところです。例えば、前戯のときに「明日までに仕事を終わらせないと…」などセックス以外のことを考えてしまう場合、それはまだ高原期に入っていない興奮期の段階と言えます。

③オルガズム期

性的興奮が絶頂に高まり、いわゆる「イク」と呼ばれる段階がオルガズム期です。性器が0.8秒間隔で収縮し、呼吸数、心拍、血圧が上昇します。

男性はオルガズムに達すると射精しますが、女性のオルガズムへの達成はバリエーションがあります。また、すべての女性がオルガズムに達するわけではなく、もし達していたとしても相手からは分かりにくい場合もあります。

④消退(回復)期

オルガズム期から平常に戻る段階が「消退(回復)期」です。膨らんだ性器は元の大きさに戻り、心拍数や呼吸数も落ち着き、汗も引いていきます。

また、女性の場合は、興奮期、高原期からオルガズム期を通らずに、消退(回復)期に至ることがあります。

上記では、身体的な性反応を記載していますが、性反応には個人差があり、セックスにおいて必ずしもオルガズムに達しないといけないというわけではありません。セックスに正解はありません。

身体的な性反応を知ることで、二人がコミュニケーションをするきっかけにしてください。

自分と相手の性反応を知ろう

Photo by Kristina Litvjak on Unsplash

自分と相手の性反応だけでなく、性的刺激を受けて「気持ちいい」と感じるポイントを知ることは、セックスのときのズレをなくしお互いが満足できるセックスに繋がります。

自分と相手の好み・性反応を知るためには、以下のような方法があります。

①セルフプレジャー(マスターベーション)をしてみる

セルフプレジャーをすることで、自分が何に感じ、どこを気持ちいいと思うのか、また反対に感じないというスポットを知ることができます。

最近では、「セルフプレジャーに抵抗がある」「やったことがないから分からない」という人でも試しやすい使い切りタイプのプレジャーグッズもあります。

*参考記事:セルフプレジャーしたいけど勇気がでない人にiroha petitがオススメな理由 | ランドリーボックス

②ふたりで伝え合う

自分が気持ちいいと感じるポイントを互いに伝え合ってみましょう。また「されて嫌だったこと」や「もっとこうして欲しい」などがあれば、それを伝え合うことも大切です。

話し合ったことを実際に試してみたときも、途中で相手が痛みを感じていないか、気持ちいいと感じているかなど、確認していくことが大切です。

性反応は人によって異なり、環境やタイミング、相手によってもさまざまに変化します。セックスのときのお互いの体の変化を知り、コミュニケーションをとることで、パートナーと一緒に互いが心地よくなるふたりのセックスを作り上げていきましょう。

(※本記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がランドリーボックスに還元されることがあります。これは「Amazonアソシエイト」という公式のアフィリエイトサービスを活用したもので、企業から広告費を受け取る記事広告ではありません)

New Article
新着記事

Item Review
アイテムレビュー

新着アイテム

おすすめ特集