毎月やってくる生理の日。
鎮痛剤で痛みを抑え、大量の経血を流しつつも、まるでなにごともない様子を装い涼しい顔をして過ごす。そんな人も少なくない。
しかしほとんどが、「普段通りに過ごしたいけど過ごせない」と生理時における「理想と現実」に大きなギャップを抱えていることがわかった。
生理用品ブランド「ロリエ」を展開する花王は、20代の女性300人を対象に、生理に関する意識・実態調査(インターネット調査)を行った。その調査結果をいくつかご紹介する。
生理に「悩みアリ」が88.3%
生理に関して、悩みが「ある」と答えた人が88.3%、そのうち、どんな悩みかを聞くと「生理痛」(77.4%)、「身体のだるさ」(63.4%)、「気分の落ち込み」(58.5%)などが上位に挙げられた。
生理中「普段と比べてうまくいかない」が約8割
では、生理中は普段と比較してなにがうまく行かないと感じているのか?
調査によると、「仕事への意欲、モチベーションが上がらない」(89.7%)、「仕事に集中できない」(82.7%)、「仕事の業務効率が下がる」(81.0%)など仕事への影響が大きいことがわかった。
また、身近な人とのコミュニケーションについては、「パートナーとのコミュニケーションがうまくいかない」(51.3%) が過半数となった。
「普段通り過ごしている」は、わずか16%
20代女性が、生理日に「こうでありたい」と考える理想と、現実については大きなギャップが生じている。
生理日の理想は、「生理中であっても普段通り過ごしたい」(81.7%)、「生理中は無理したくない」(71.0%、「生理中はいつも以上に自分 自身を気にかけたい」(56.0%)が上位に挙げられた。
では実際はどうかと聞くと、「生理中であっても普段通り過ごしている」は16.7%にとどまり、理想と比較すると65ポイントもの差があった。
「生理中は無理 しない」は22.0%で約49ポイント差、「生理中はいつも以上に自分自身を気にかけている」は18.3%で37.7ポイント差が生じている。
仕事は「休みたいけど休めない」
また、理想は「生理が重い日は仕事を休みたい」(56.7%)、「生理中であっても気にせず ファッションを楽しみたい」(57.3%)が上位に挙げられた。
中でも理想と現実のギャップが最も大きかったのが「仕事を休む」。
生理が重い日、20代女性の86.0%は仕事を休みたいと望んでいるが、実際に休んでいるのは わずか14.7%にとどまる。
しかし、生理が一番重い日のコンディションを聞くと、通常を100とした場合 、平均41.9で、生理が重い日は普段の半分以下のコンディションになることが判明。
仕事を休めていない理由としては、「仕事で迷惑をかけたくないから」(61.3%)、「仕事を休むほどではないと思うから」 (55.5%)、「生理で休むことが許されない雰囲気だから」(31.3%)があげられた。
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花王「ロリエ」は、生理中であっても「いつも通り過ごしたい」 けれど過ごせない、「気にせずファッションを楽しみたい」けど楽しめないといった理想と現実とのギャップは「生理用品との向き合い方で 解決できる部分があるかもしれません」としている。(参考:花王「ロリエ」プレスリリース)
今回の調査により、20代女性の生理日の過ごし方は「理想と現実」に大きなギャップがあることが浮き彫りなった。
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