フェムテックブランド「Womanizer(ウーマナイザー)」を展開するLovehoney  Groupは、世界中のおよそ半数の女性が「テレビ・映画・雑誌などのメディアで見るセックスやセクシュアリティの描写は現実的ではない」と感じていると発表しました。

メディアの非現実的な描写が、女性の可能性を狭めている

日本人女性775人を含む世界15か国の女性11,350人を対象とした今回の調査で、世界のおよそ半数の女性が、「テレビ、映画、雑誌などのメディアで見るセックスやセクシュアリティの描写は現実的ではない」と回答。

さらに、世界中の26%、日本人女性の38%は、「メディアが作る女性像に自分を重ね合わせられないがために、自身のセクシュアリティに疑問を抱いたことがある」と答えました。

ウーマナイザーのユーザーテスト責任者エリザベス・ノイマン氏は以下のようにコメントしています。

「メディアは常に女性のセクシュアリティの理想像を作り上げ、私たちに押し付けています。これにより、様々な セクシュアリティや性的な経験の可能性を妨げてしまっています。存在しない架空のプレジャー(快感、快楽、悦び等)や実際に満足のいくものではないプレジャーを無理やり感じようとして、多くの女性が自身のセクシュアリティに不満を感じてしまう恐れがあります」

メディアなどが作り出す女性のセクシュアリティに対するイメージが、女性の自尊心に大きな影響を与えていると言えるでしょう。

日本は最も「パートナーとセックスについて話さない国」

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パートナーとセックスについてオープンに話す人は年々増加傾向にありますが、今回の調査で、未だ27%もの女性がセックスについてパートナーと話さないことが判明。日本人女性だけに調査対象を絞ると、34%がパートナーとセックスについて話さないと回答し、これは世界で最も多い結果となりました。

話さない理由としては「恥ずかしくて話せない(34%)」、「どう話を切り出して良いか分からない(20%)」とセックスのトピックを持ち出すことに躊躇する人が多い一方で、「パートナーを もっと知ってから話したい(48%)」とパートナーとの関係性を重視する人も多かったようです。 

AVという名の歪曲されたセックス教本

今回の調査で、世界平均より10%も多い、30%の日本人女性がアダルトビデオからセックスを学んでいたことが判明しました。

女性向けアダルトビデオも増えてきてはいますが、男性目線のものがまだまだ多く、ステレオタイプ化されたジェンダー役割や女性の身体・言動の描写により、非現実的なセックスの在り方を、見る側の中に作り出している可能性があります。

セックストイの可能性

セックストイは、自分の身体と対話をするきっかけを作り、自身のセクシュアリティを探求するきっかけにも。 

吸引型プレジャーアイテムの先駆者でもあるウーマナイザーは、マスターベーションやセクシュアリティに対する偏見をなくし、性に関してオープンに話せる社会を目指すため、様々なプレジャーアイテムを展開しています。

<調査概要>

  • 調査方法:インターネットアンケート
  • 調査地域:日本を含む、世界 15 か国(アメリカ、オーストラリア、オーストリア、イタリア、イギリス、カナダ、シンガポール、スイス、スペイン、台湾、ドイツ、ニュージーランド、フランス、香港)
  • 調査対象:18~65 歳以上の女性 11,350 人(日本人女性:775 人)※本調査はジェンダーを「女性」と回答した参加者を対象にしています。

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