コロナウイルス感染拡大をうけて、リモートワークに切り替わった方、また、教育機関等の休校をうけて、急遽子どもたちを抱えてのリモートワークに挑戦することになったパパ・ママさんたちも少なくないと思います。
かくいう私もその一人……。ついに保育園が休園になり、4歳と1歳の娘たちを自宅で保育しながらリモートワークをしています。正直、全く仕事にならない日々が続いていますが、そんな中でも強い味方になってくれているのがNetflixなどで配信されるキッズコンテンツです。
1分1秒でも平和なお仕事時間を確保したいパパ・ママさんたちへ、今回は、数ある中でもとくに子どもが夢中になる番組を厳選して紹介します。
1. 『ボス・ベイビー:ビジネスは赤ちゃんにおまかせ!』(Netflix)
オススメ:幼稚園年少〜小学校低学年
見た目はキュートな赤ちゃん、でも中身はできるビジネスマン!主人公のそんなギャップにハマる子ども続出のアニメ『ボス・ベイビー』。
2017年に公開された映画『ボス・ベイビー』のスピンオフとしてNetflixで独占配信されています。映画は、世界を巻き込んだ壮大なストーリーが魅力ですが、アニメは、日常生活で起きる些細な出来事を赤ちゃん目線で描く一話完結のコメディテイスト。
暴れん坊な赤ちゃんのせいで、赤ちゃん全体に対する風評被害が広がったり、”一番かわいいのは赤ちゃん”に決まっているのに、飼い猫にその座を奪われそうになったり、小さな世界の小さなトラブルをボスベイビーをはじめとする、ベイビー株式会社所属の赤ちゃんチームが冷静に対処していきます。
おっさんのようなボスベイビーに、子どもらしいお兄ちゃん。そんな凸凹コンビもまた人気の秘密みたいです。ストーリーをある程度理解できる年少さんから小学生まで幅広く楽しめるコンテンツです。
■Netflixオリジナルシリーズ『ボス・ベイビー: ビジネスは赤ちゃんにおまかせ!』
シーズン1~3独占配信中。
2. 『劇場版ミッフィー 動物園で宝探し』(Netflix、Hulu、Amazon Prime Video※)
オススメ:1歳〜幼稚園年長
赤ちゃんから幼児まで、みんなが大好きな絵本『ミッフィー』。そんなミッフィーシリーズ初の映画が今、Netflixをはじめ、数々のストリーミングサービスで配信されています。
動物園を舞台に、お父さんとお母さんが計画した宝探しにミッフィーとお友達が挑戦するストーリー。たくさんの動物が登場するので小さな子どもでも楽しめるし、ミッフィーたちが質問を投げかけてくれる参加型なので少し大きな子どもでもOK。
兄弟姉妹がいる家庭で一緒に楽しんでもらうにはぴったりな一作ですね。本作はCGではなく、ストップモーションアニメ、こま撮りで制作されています。一日で撮影できるのは平均19秒というから驚きの職人技。
そんな制作チームの努力と夢が詰まって完成した70分!癒やし効果絶大なので、お仕事に疲れたパパ・ママにもいいかもしれません。
NetflixとHuluで配信中。
※Amazon Prime Videoでは、課金レンタルとして配信中。
3. 『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』(Netflix・Huluで配信)
オススメ:幼稚園年少〜小学校中学年女子
普段はアイドルとして活動する3人の女の子が、音楽の力で悪を倒し、世界平和を守る特撮ヒロイン番組です。2017年から2018年にかけて、テレビ東京系列で放送され、女の子たちから絶大な人気を誇る一作。
”戦うカリスマ女子”という共通点があるからか、プリキュアにどっぷりはまるうちの長女はこの番組が大好きで、一度見始めるとノンストップで視聴してしまいます。
バトルシーンをはじめ、歌やダンスが子ども向け番組とは思えないほど高いクオリティで、プリキュアの世界観が実写になったような感覚でしょうか。
制作チームには、『妖怪ウォッチ』や『忍たま乱太郎』、『妖怪大戦争』など名だたる作品を作り上げた精鋭メンバーがジョイン。圧巻の映像美や迫力満点なバトルシーン、かわいいだけじゃなくてかっこいい、戦う女性たちというシナリオは、幼児から小学生まで、幅広い世代の女の子たちを魅了しています。
NetflixとHuluでシーズン1配信中。
4. 『クロース』(Netflix)
オススメ:幼稚園年少〜小学校高学年
落ちこぼれ郵便配達員ジェスパーと、不思議なおもちゃ職人クロースの友情を描く心温まるアニメーション映画です。子どものみならず批評家からの評価も高い一作で、2020年のアカデミー長編アニメ映画賞にもノミネートされました。
ジェスパーとクロースはひょんなことから2人で協力しておもちゃを作り、それを町中の人たちに配ることになります。2人には見返りがほしいなんて欲は一切なくて、人々の喜ぶ顔が見たい、ただそれだけ。そんなピュアな行動が長年争っていた住民たちに変化をもたらせます。
お気づきの方もいるかもしれませんが、おもちゃ職人のクロースは、サンタクロースがモチーフ。「親切な行いは人の心を動かす」をテーマに、サンタクロース誕生の原点を全く新しい視点から描いています。なぜ今サンタクロースの作品?と思うかもしれません。
しかしストレスを受けやすい今だからこそ、明るくて温かいこの作品に救われるといいなと思いチョイスしました。
独占配信中。
5. 『ヴォルトロン』(Netflix)
オススメ:小学校低学年〜高学年男子
アメリカと韓国のスタジオが共同制作したSFアニメで、アメリカで社会現象を巻き起こすまでの大ヒットを記録したアニメ『Voltron』シリーズがベースとなっています。少し頼りない宇宙探査印の少年たちが地球を離れ、宇宙で伝説のロボット「ヴォルトロン」を操縦し、協力しながら悪の宇宙人組織と戦うストーリー。
単なる戦隊メカアニメではなく、異人種間にまつわるストーリーやイデオロギー的なもの、友情に家族愛など社会的なテーマから感情にふれる部分までを深く掘り下げて展開しているのが印象的。
アメリカらしさを随所から感じる作品です。シーズン1から8まで配信されているので、Stay Homeのお共にぴったり。前情報がなくても楽しめる内容になっているので、小学生男子よ、ぜひヴォルトロンワールドへ!
シーズン1~8独占配信中
6.『ストーリーボットに聞いてみよう』(Netflix)
オススメ:0歳〜すべての子どもたち
海外で、子どもに見せたいコンテンツとして親たちから絶大な人気を誇る知育番組がこちら。「昼が終わったら夜が来るのはなぜだろう?」「どうして空は青いの?」など、子どもたちが抱く「なぜ?なぜ?」を、ストーリーボットというキャラクターたちがジョークを交えながら教えてくれます。
実はこの作品、日本語吹き替えも日本語字幕も一切なく、全編英語。Netflixのオリジナルシリーズって、そのほとんどに吹き替えと字幕がついているのですが、この作品にそれがついていないのには理由がある気がします。例えば、このままの世界観を子どもたちに楽しんでもらいたいとか!そんなNetflixサイドの思いを私は勝手に感じ取りました。
言葉がわからなくても楽しめる構成なので、英語を勉強中の子どもから、英語に触れたことのない子どもまで、幅広く楽しめるのがいいところ。この作品をきっかけに、子どもが英語に興味をもってくれたらなおうれしい。
■Netflixオリジナルシリーズ『ストーリーボットにきいてみよう』
シーズン1~3独占配信中。
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楽しみながら学べる知育番組や、海外で話題のアカデミー賞ノミネート映画など、幅広いジャンルの作品をピックアップしました。
子どもの教育にもいい作品ばかりなので、コンテンツに頼って育児しても罪悪感なく、安心してお仕事時間を確保できます(笑)。
お子さんの年齢や好みに合わせてチョイスしてくださいね。