Photo by Laundry Box

こんにちは、パンティライナー(おりものシート)信者のりよんです。

「信者」というとかなり過激に聞こえるけれど、まあ実際は毎日使っているだけです。ただの愛用者。とはいえ、崇拝するくらい大好きなのでこのまま神格化して話を進めていきましょう。

聖なる守護神、パンティライナー

私がパンティライナー教に開眼したきっかけは「大好きなランジェリーをキレイなままにしていたいから!」。私はいわゆるシーズンピルを服用していて、年に3〜4回しか生理が来ないんだけど、慣れるまでほんとーうに微弱な不正出血が続いていた。もちろん体質によるけれど、おりものに少し血が混ざっているような感じ。

そのときに初めて買ったのがパンティライナー。生理用ナプキンに比べると、経血のようにたくさんの水分を吸収する必要がないから通気性もいいし、小さくて持ち歩きやすいから気軽に替えられるので衛生的な面でも特に負担なし。

それから気づけば、出血がなくても毎日着けるくらいの愛好者になっていた。だって自分の大切なものを最高の状態に保っていてくれる。衛生面からも健康的だし、不測の非常事態が到来したときもナプキンを買いに行くくらいまでの間はどうにか頑張ってくれる。

そんなわけで、パンティライナーは私のパンツ内にいる小さい守護神。人体で一番弱そうな急所を最前線で毎日ガードしてくれる、なんともありがたき存在。

エコに対する葛藤

日本ではパンティライナーの使用率はそんなに高くないけれど、個人的にはまじ便利だからみんな使えばいいのに、と思って仲の良い友人にはよく勧めている。布教活動だね。

その際によく聞かれるのは「どこのやつがいいの?」という質問。実はこれに関しては私も正解を持っていないのでいつも困ってしまう。あえていえば個人の好みとか体質によるものなので、いわば宗派の問題。

私自身はというと、今までドラッグストアで手軽に買えるブランドのものを使っていた。その「いつもの」が店頭にないときは、別の似たような価格帯の商品を買うような感。神と崇めている割に宗派を問わないのは、自分の普段の生活と変わらない(笑)。

ただひとつ、気になり続けていたことがある。それは、環境に対する問題。ナプキンもそうだけど、使えば使うほどどうしてもビニールゴミが出てしまう。

それまでは環境問題とか考えたこともなかったけれど、20歳を過ぎた頃からかな、周りの友だちが出産したりして私も自然と「次の世代にどんな社会を受け渡したいか」を意識するようになった。ただでさえ人口爆発が起きている中で、わざわざ環境に悪いことしたくないじゃない。

そんな中、ひとつの選択肢として上がってきたのが「オーガニック」。

存在は知っていたけれど高いし、ぶっちゃけほかの製品と性能の違いがいまいちわからなくて買ったことはなかった。

いずれにせよゴミは出てしまうけれど、どうせならなるべく地球に負担がかからないものをにしてみようかな。そう思って選んだのが、オーガニックの老舗ブランド「ナトラケア」のパンティライナー。

オーガニックって、ナトラケアって、何が違うの?

今回買ってみた「ナトラケア」は世界初のオーガニック&ナチュラルな生理用品ブランド(もちろんパンティライナー以外の生理用品もあるよ)。

Photo by Arai Lyon / Laundry Box

もともとは環境保護の活動家、スージー・ヒューストンが、「自分や多くの女性が生理用品によって不快な思いをしていること」、「日々使い捨てられる大量の生理用品が地球環境へ大きな負担をかけていることを解決したい」と思って1989年に設立したそう。

まー確かに「守護神」とはいえ”剛の者”よりは”柔の者”の方がよほど嬉しい。パンツの外から守ってくれるのはいいけれど、パンツの中まで攻撃(チクチクしたり蒸れたりかゆくなったり)されるのはちょっとしんどいもんな。

それに、一番共感したのはスージーの言葉の後半部分。私たちが人生の中で捨てる生理用品の量を調べてみると、実は平均120-150kgにもなる。キレイに燃えてくれればまだマシかもしれないけれど、ほとんどの生理用品にはビニールやポリウレタン、プラスチックが大量に含まれているから環境汚染に繋がっている。

それって、なんか不毛じゃない?子どもを産むため(一応ね)に存在している生理システムのせいで、どんどん環境が汚染されてるってなんか矛盾。だって、よりよい環境に子孫を残したいのが生物のしくみであり、だからこそ私たちが生理とか排卵とかPMSとか背負っているわけだし。そう思うのは私だけかな。

と、まあひとしきり悩んだところで思い切って買ったよ。普段使っているのが50枚入りで350円くらい。それに比べて、ナトラケアは18枚で500円くらい。ざっくり計算すると、1枚あたりの値段は4倍くらい違う(まじかよ!)。

柔の守護神は未来も守る!

エコにこだわるナトラケアは、外装ももちろんビニール不使用。個人的にはパッケージ可愛いし、箱のまま置いておけるからビニールよりも使い勝手はよい。

Photo by Arai Lyon / Laundry Box

この状態から、開くとこんな感じ。エコだけじゃなくて、わざわざ別の箱とかケースとかに隠さなくていいのが嬉しいよね。

Photo by Laundry Box

さあここでようやく高級ナプキンを使った感想!結果は……正直「今までのパンティライナーとそう変わらない」。でも、じゃあこの金額の差がムダかというと、個人的にはそう感じなかった。

ひとつは、先に述べた「環境への配慮」。燃やしても変なガスとか出ないの大事。

ふたつ目は、「カラダへの配慮」。

つけているだけじゃ気づかないけれど、実はデリケートゾーンを守るためのこだわりがナトラケアにはたくさんある。無農薬のオーガニックコットンをはじめ、完全塩素フリー、高分子吸収剤の不使用、もちろんプラスチックや添加物も使っていない。

言い換えてみると「自分に優しい」製品。気づかないうちに溜まっている化学薬品との接触が、どれだけ人体に影響を及ぼしているのかは正直わからない(悲しいことに、わたしのデリケートゾーンはあまりデリケートじゃないようだ)。けれど、まあ粘膜に近いところである分には避けるに越したことがないよね。

また、とくに敏感肌の人などは明らかに差を感じると思う。農薬や化学製品でできたコットンよりずっとずっと肌に優しい。今までナプキンでかぶれたり痒みが出たりしたことがある人はぜひ使ってみて。

そして最後。3つ目は「普通のナプキンと変わらない」こと。

ほかの製品に比べて高いのだから、普通のナプキンと使い心地にも差があるべきって思うかもしれない。でも、実はほかの製品に劣らない薄さ、吸収力、テープの粘着力を自然素材で実現できるってすごいこと。

めちゃくちゃ人工的に実現されたナプキンよりも、ナチュラルな素材の方が分厚くなったり、ズレやすかったり、吸収しづらかったりするはずじゃない。でも、ナトラケアはほかのナプキンと変わらない品質を保っている。これは圧倒的に「いいところ」に分類されるべきことだ。

そうなると、じゃあなんでわざわざカラダや環境に悪い製品を使ってたんだろう?って思うようになる。

まあ、1番の違いはやっぱり価格だと思う。当たり前だけど手頃であることは重要。

でも、さっき述べた「1枚あたり4倍の金額差」は額面にするとたった20円。1日2枚使うとしても、その差は40円程度。缶コーヒーなんかよりずっと安い。そして、その程度の違いしかないのであれば私はオーガニック製品のほうがむしろ割安なのではないかと思ってしまう。

なにせ、私にとってパンティライナーは守護神。少しくらいお賽銭を多めに投げただけで、環境も自分のカラダも守ってくれるなんて最高じゃないか。

これからも私と地球の未来をよろしく頼みますよ、守護神さま。

ナトラケアのパンティライナーはこちらから買えるよ!

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