女性にとって月経は月1回訪れる生理現象。私は中学2年生のときに初潮を迎えて以来、長いお付き合いとなります。

毎月訪れる生理のときに多くの女性が使っているのが、「ナプキン」ですよね。

生理のときはナプキンの存在がかなり大きなものになり、その品質や機能性によって生理期間のQOLが左右されるほどです。

このナプキンですが、もちろん日本以外の国にも存在します。今回は、日本のお隣・韓国のナプキンを購入して実際に使ってみたので、使い心地をレポートします。

おしゃれなパッケージが並ぶ韓国の生理用品売り場

写真=本人提供

今回、ナプキンを購入したのは、韓国でも有名なドラッグストア「オリーブヤング」。

日本の「マツモトキヨシ」並みに町中でもよく見かける、観光客にも人気のドラッグストアのチェーン店です。生理用品は、大きな棚の片面にずらっと並んでいました。

一見、生理用品とはわからないようなパッケージデザインだったので、私は見逃してしまい、お店の人に聞いて教えてもらいました。

日本の生理用ナプキンのデザインと比べると、手に取りやすいおしゃれなデザインが多く、レジに持っていくのも恥ずかしくないと感じました。ただ、価格は日本の1.5倍ほどでした。

ちなみに、写真はないですがコンドームのパッケージもおしゃれで、一見コンドームだとわからないデザインになっていました。

写真=本人提供

韓国にもショーツタイプのナプキンがあり、かなり人気のようです。

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写真=本人提供

私が訪れたタイミングでウーマンウェルネスの特集が組まれていて、「オリーブヤング」で人気の生理用品やコンドームがずらっと並んでいました。

3種類のナプキンを購入

写真=本人提供

今回、韓国で購入したのは3種類のナプキン。どれも「中型(중형)」で揃えています。中型は英語表記が「レギュラーサイズ」になっているので、韓国のナプキンの標準のサイズということでしょう。

写真=本人提供
写真=本人提供
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韓国の生理用品の「中型」の長さは、大体24cm〜25cmくらい。日本の「普通の日用」が21cm〜23cm前後なのと比べると、ちょっと大きいようです。

韓国では「中型」の下の「小型」が21cmなので、日本の標準サイズは韓国の小型くらいということになりますね。

写真=本人提供/上が韓国製品、下が日本製品

韓国の中型サイズと、サイズが同じくらいだった日本の多い日用サイズを比べてみました。写真上が韓国製品で24cm、下が日本製品で24.5cmです。

では、実際に試してみた使用感を紹介しましょう。3種類の利用条件は生理2日目の経血が多いタイミングに、それぞれ2時間ほど着用してみました。

韓国オーガニックナプキンで1位を誇る「ボン(본)」

写真=本人提供

一番ベーシックなデザインだったことから手にした「ボン(본)」は、オーガニックコットン100%使用のナプキンでした。

国際認定された天然純綿を使用しており、韓国オーガニックナプキンの人気商品なのだそう。

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実は、3種類の中で一番日本のナプキンの質感に近いと感じたのが「ボン」でした。表面はさらっとしています。

さらっとしているため、吸収力に不安感がありましたが、つけてみると中心の吸収体がしっかり機能して、多い日の経血も漏れることなく受け止めてくれました。

ただ、オーガニックコットンとはいえ、私はちょっと肌が蒸れやすかったのが難点でしょうか。

可愛いパッケージのヴィーガン認定「ルフレッシュ(Lefresh)」

写真=本人提供

可愛い見た目で思わずパケ買いしてしまったのが、「ルフレッシュ(Lefresh)」。「安心して使える衛生用品を作りたい」という母親の娘への思いから生まれたナプキン。

イギリスのヴィーガン認証など、欧米の品質認証を複数取得しており、安心して使用できるナプキンとなっています。

写真=本人提供

可愛いパッケージは、日本でも人気のアヒルのキャラクター「パンパント」と、ドラッグストア「オリーブヤング」がコラボした限定商品です。

箱の中にはランダムで「パンパント」のシールが封入されています。このようなコラボは生理時に不快な気持ちになる女性に、少しでも使う楽しみを持ってもらうための工夫なのかもしれませんね。

写真=本人提供

ナプキンの表面は少しざらっとした印象でしたが、触ってみると、柔らかくてつけ心地が良さそうです。

実際に使用してみると、2時間経っても経血が漏れてくる不快な感じもなく、それなりに多い量の経血もきちんと吸収してくれ、安心してつけ続けることができました。

また、素材にこだわっているだけあって、蒸れもありませんでした。心地よく2時間つけ続けることができました。

オーガニックにこだわった「ラエル(RAEL)」

写真=本人提供

最後に紹介するのはおしゃれなパッケージが目を引く「ラエル(RAEL)」です。

パッケージにも表記がある通り、こちらもオーガニックコットンを使用したナプキンです。

「ラエル(RAEL)」は、2017年にアメリカで韓国女性3人の手により誕生したグローバルウェルネスブランドで、韓国には2018年に逆輸入という形でデビューしたのだそう。

写真=本人提供

先に紹介した「ルフレッシュ」と同様、ざらっとした綿素材。しかし触ってみるとさらっとしています。

実際に使ってみると、ゴワゴワした感じは全くなく不快感はなし。

高吸収性ポリマーの吸収体の使用は最低限にとどめているということでしたが、経血の吸収もしっかりできていて、2時間問題なく安心して着用することができました。

何よりも、肌が蒸れずにさらっとしているのは嬉しいポイントです。

<番外編>ヴィーガンコスメ「AROMATICA」のデリケートゾーンソープ

写真=本人提供

おまけで、韓国ヴィーガンコスメ「AROAMATICA」のデリケートゾーン用のソープセットを購入したので紹介します。

韓国ではデリケートゾーンのことを、Yゾーンと言うことが一般的のようです。

私もデリケートゾーンの匂いが気になるので、生理時や蒸れた時などは専用のソープで洗っています。

2種類のソープのうち「PURE&SOFT」はさらっとした使い心地の弱酸性、低刺激の無香臭のソープ。

肌にやさしいオーガニックの成分と、アロエとタンポポエキスを使用し、敏感になった肌の鎮静作用と保湿作用があるそう。

洗い上がりは完全無臭でさっぱりしながらもしっとりしています。カンジダ菌や大腸菌への抗菌効果もあるのも嬉しい。

写真=本人提供

*編集部注:現在「AROAMATICA」で販売されているのは、Pure&Softのみです。

海外でナプキンを買ってみるのも楽しい!

今回、韓国のナプキンを使用してみて感じたのは、国によって生理用品事情はさまざまに異なるということでした。

韓国ではヴィーガンやオーガニックなど、肌に優しいものが人気で、そのような素材のものを中心に揃えているところが多いようです。

ちょっと値段は高いものの、できるだけ肌への負担が少なく安心してナプキンを選べるのは嬉しいと思いました。

とはいえ、吸収機能が低いわけでもなく、経血が一番多い2日目でも2時間漏れることなく過ごせたので、これは嬉しい結果でした。

今後も旅行先でその国の生理用品を購入してみようかなと思える経験でした。

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