特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン、株式会社電通の社員有志、株式会社資生堂が運営する、がんサバイバーのためのプロジェクト「LAVENDER RING」が、8月6日(土)・7日(日)に無料のイベント「LAVENDER RING DAY 2022 SUMMER」を開催する。
同イベントは、オンラインとオフラインの両方で開催され、6月23日(木)から各プログラムへの参加申し込みの受付を開始している。
LAVENDER RINGとは?
「LAVENDER RING」とは、「がんサバイバーが暮らしやすい社会をつくるために、社会の風土を変えていきたい」という想いから、すべてのがん種を示すシンボルカラーである「ラベンダー」を掲げ、2017年から活動を行っているプロジェクト。
活動主旨に賛同する企業や個人、NPO団体などが、さまざまな立場からオープンに交流し、「できること」を持ち寄ることで、がんになっても笑顔で暮らせる社会の実現を目指しているという。
8月6日の「高校生アイデアフェス」のテーマは、「子宮頸がん」
「LAVENDER RING DAY 2022 SUMMER」で、8月6日(土)に実施される「高校生アイデアフェス」のテーマは、子宮頸がん。
高校生は3〜4名でチームを組み、インプットセッションを通じて「子宮頸がん」について学ぶ。がんを基点とし、社会課題について考えていくアイデアコンテストだ。
イベント時には、電通のクリエイターがメンターとなり「高校生たちの間で子宮頸がんについて話すことを流行らせるアイデア」を考える。さらに、1日の終わりの最終プレゼンテーションでは、審査員の講評がもらえるという。
子宮頸がんを予防すると言われているHPVワクチンは、現在小学校6年〜高校1年の女子を対象に定期接種が行われ、キャッチアップ接種制度もスタートしている。一方で、キャンサーネットジャパンによると、子宮頸がんがどのような病気なのかについて学ぶ機会は十分とは言えず、がん経験者は「人に相談しづらい」「パートナーに理解してもらえない」などの苦しみを抱えることも多いという。
子宮頸がんについて考えていくことは、病気の知識を得るだけでなく社会課題を考えることにも繋がっていくと、キャンサーネットジャパンは述べている。
イベント詳細
- タイトル:第2回 高校生アイデアフェス #仲間と一緒に考える子宮頸がん
- 共催:港区(がん対策みなと2022)
- 参加対象者:高校生(性別を問わない)/個人でもチーム(最大4名)でも応募可能
- 参加費用:無料
- 参加方法:下記URLに必要事項を記入のうえ、申込む。 https://lavender-ring.com/contact_ideafes/
- 日程:6月23日(木)〜7月17日(日)エントリー期間
- 7月25日(月)10:00-12:00 オリエンテーション・インプットセッション①(@ういケアみなと)/7月28日(木)19:30-20:30 インプットセッション②(オンライン開催) /8月6日(土)9:00-17:15 アイデアフェス本番(@みなとパーク芝浦内 港区男女平等参画センター2階学習室C)
8月7日の「LAVENDER RING CHANNEL」では、多彩なプログラムが実施
8月7日に生配信される「LAVENDER RING CHANNEL」のコンセプトは、「もっと、話そう」。
このコンセプトのもと、当日は多彩なプログラムが実施されるという。
がん治療の経験者が、がんと出会ってからどのような選択をしてきたかに迫るオープニングトークや、がん患者と医師や周りの人たちの間に存在する「言葉のバイアス」に迫り、自分たちで今日から壊していける偏見について考えるクロージングトーク。さらに、LAVENDER RINGが発足当初から行っている「MAKEUP & PHOTOS WITH SMILES」(※7月に事前開催)や、第2回高校生アイデアフェスの当日の模様、フォトコンテスト「わたし、あの時シャッター押しました。」の表彰などが行われるという。
イベント詳細
- 日程: 8月7日(日)10:00~16:00(予定)
- 視聴方法:当日は下記URLより視聴可能。 https://www.japancancerforum.jp/lavender_ring
- 費用:無料
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