「骨盤底筋」という言葉を知っていますか?

この筋肉は、排尿のコントロールや体のバランスなどを支える上で非常に重要な役割を果たしている筋肉です。

画像=kGoalより

この「骨盤底筋」をデバイスとアプリで鍛える、アメリカ・サンフランシスコ発のテックブランド「kGoal(ケゴール)」が、日本での販売をスタートしました。ラブピースクラブ公式オンラインストアと、ラブピースクラブラフォーレ原宿店で購入することができます。

なぜ骨盤底筋のトレーニングが必要なのか?すべての人の健康に着目したkGoal(ケゴール)

画像=kGoalより

骨盤底筋とは、 恥骨から尾てい骨にかけてつながっている筋肉のこと。骨盤内にある子宮や膣、膀胱、直腸などの内臓をハンモックのように支えています。

骨盤底筋には、骨盤内の臓器が正しい位置にあるように支えたり、尿道を締めて排尿をコントロールするといった重要な役割がありますが、骨盤底筋そのものを鍛えること・衰えさせないことの必要性についてはあまり知られていません。

kGoalは、この骨盤底筋の衰えや緩みから生じる健康課題を解決し、すべての人の骨盤底筋の健康を向上させるために生まれたテックブランドです。では、骨盤底筋をトレーニングするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

男性にとってのメリット

kGoalの創業チームの1人であるブライアン・クリーガー氏は、男性が骨盤底筋を鍛えることのメリットには以下があると説明します。

①勃起不全や早漏対策に有効

②尿漏れや尿の切れが悪いといった排尿の問題の改善

クリーガー氏によると、アメリカでは約10%の男性が排尿のコントロールに何らかの問題を抱えていると示す統計があるといいます。

女性にとってのメリット

一方、女性が骨盤底筋を鍛えることのメリットとしては、kGoalの創業チームの1人であるエリザベス・ミラクルによると、以下のようなものがあるといいます。

①出産後のケア

妊娠中はお腹にいる胎児の重さで骨盤底筋に負担がかかった状態になっており、尿もれを起こしやすく、また、経腟出産では骨盤底筋にダメージがおき弱まってしまうことがあると言われています(*)

*参考:骨盤底筋が弱まると尿もれしやすい?弱まる原因とトレーニング(医師監修)

ミラクル氏によると、フランスにおいては、産後の骨盤底筋のトレーニングが保険適用となっているぐらい、骨盤底筋のケアの必要性が一般的なものとなっているといいます。

②体のバランス・安定感につながる

高齢になっていくにつれて増える転倒を予防する効果があると言われています。

③尿漏れといった排尿のコントールの改善

④セクシャルウェルネス(性の健康)の向上

骨盤底筋を鍛える2つのアイテム

日本で購入できるのは、女性用の「kGoal Classic(ケゴール クラシック)」と男性も使用可能な「kGoal Boost(ケゴール ブースト)」の2種類。

どちらもアプリでスマホと連動して、ゲーム感覚で楽しくトレーニングができることが特徴です。

kGoal Classic(ケゴール クラシック)

税込29,700円/画像=kGoalより

女性用の膣トレアイテム「kGoal Classic」の基本的な使い方は、以下の通りです。

  1. はじめにスクイーズピローのサイズ調整する。kGoalを持ち、スクイーズピローを手で握った状態で、コンフォートベント(空気抜き)を押してスクイーズピローを圧縮させる 
  2. スクイーズピローを膣に挿入する
  3. 指先でコンフォートベントを押して、スクイーズピローを膨らませる 
  4. kGoalの電源をオンにしたらトレーニング開始。kGoalのアプリを開き、アプリの指示に従って、骨盤底筋を締める・緩めるを繰り返す

「kGoal Classic」は、4つのトレーニングメニューに加えて、自分専用のメニューも作成することができます。

本体ピローはクッションのように柔らかく、膣に挿入した後も優しくフィットします。また、膣の動きに対してkGoalが反応するため、膣で「締める」感覚が分かりやすくなっています。

kGoal Boost(ケゴール ブースト)

税込 29,700円/画像=kGoalより

男女で使用することができる「kGoal Boost」。これまで男性向けの骨盤底筋トレーニングアイテムが少なかった中で、画期的なアイテムです。

「kGoal Boost」の基本的な使い方は以下の通りです。

  1. 電源ボタンを長押して電源をオンにする
  2. Boostのアプリを開きBluetooth接続する
  3. 椅子または床にBoostを置き、その上に座わる
  4. アプリ内の「Workout」からトレーニングメニューを選ぶ
  5. トレーニング開始前に、正しい測定のためBoostの圧力センサーを調整する。アプリ内の「CALIBRATE」を押して調整する
  6. スタートボタンを押したらトレーニング開始

トレーニングは、ゆっくり呼吸をしながらお腹に力を入れて、肛門を締めるように後ろを、同時に、尿の流れを止めるように前を絞ります。その動きをデバイスが感知して、アプリでトレーニングの記録が残ります。

「kGoal Boost」はデバイスを挿入することなく服を着たまま本体の上に乗るだけでトレーニングが可能。挿入に抵抗がある人も気軽にトライしやすいアイテムです。

さらに「kGoal Classic」と同様にゲーム感覚でトレーニングすることも可能。4つのトレーニングメニューに合わせて、自分専用のメニューを作成できるなど、アプリ機能も充実しています。

骨盤底筋の健康をめぐる課題

Photo by Frank Flores on Unsplash

骨盤底筋を鍛えること・ケアすることは、さまざまな健康問題を予防するために重要です。しかし、kGoalの開発者によると、骨盤底筋の健康を維持させるには現状2つの課題があると指摘します。

①骨盤底筋の問題が話しにくい話題であること

骨盤底筋に伴う体の異常は、医師や専門家に話しにくい・相談しにくいという実態があります。例えば、ブライアン氏によると、勃起不全などの問題を抱える男性のうち医師に相談するのはわずか20%程度だといいます。

しかし相談できないということは、医師がその問題に対して対応できないということを意味します。

そのため、尿もれや性行為への不安といった問題を抱えたまま生活を送ることになり、人生そのものに悪影響を生み出してしまいます。

②骨盤底筋のトレーニングを継続させるのが難しいこと

骨盤底筋のトレーニングは、腕やお腹の筋トレのように効果を目で見て確認することができません。そのため、骨盤底筋のトレーニングには、退屈でルーティーン化するのが難しいという課題があります。

これらの課題を踏まえて、kGoalが目指したのは、骨盤底筋に対して、自分の手で直接アプローチができる商品を開発すること。現在は約25の国で販売されています。

すべての人の健康と生活に大きな影響を与える「骨盤底筋」。kGoalは、初心者の人でもトライしやすいポイントがそろったアイテムなので試してみてはいかがでしょうか?

New Article
新着記事

Item Review
アイテムレビュー

新着アイテム

おすすめ特集