じめじめする季節に、生理中の不快感……。

「かゆみ」、「におい」、「ムレ」など多くの女性たちがデリケートゾーンについて悩んでいる。

I’m La Floria(アイム ラフロリア)」を運営するMellia株式会社が実施した「デリケートゾーンケア」に関する調査によると、7割を超える女性がデリケートゾーンの悩みを抱えていることがわかった。

「恥ずかしい」という理由で公の場で語られないゆえに、他人に相談することもできずに現代女性が抱えるデリケートゾーンにまつわる悩みは、正しいケア方法によって十分に解決することができる。

以下に調査の結果とともに、デリケートゾーンのケア方法を紹介する。

(調査概要:2021年6月14日〜6月21日、日本在住の20〜50代の女性1036名、インターネット調査)

「悩みはあるけど、どうしたらいいのかわからない」女性が続出

・「デリケートゾーンケアをしていない」:全体の約8割

専用のケアアイテムを使用してデリケートゾーンのケアをしていると回答したのは全体の22.3%にとどまり、その他77.7%は何も使用していないと回答。

Mellia株式会社プレスリリースより

・「デリケートゾーンに関して悩みを抱えている」:全体の72.8%

しかし、デリケートゾーンのケアをしていないと答えた回答者も含め、全体の過半数がデリケートゾーンにまつわる何らかの悩みを抱えていることも明らかに。最も多かった悩みは「におい(43.4%)」となり、次に「かゆみ(40.1%)」「おりもの(32.6%)」が続いた。

Mellia株式会社プレスリリースより

・デリケートゾーンケアをしない理由「必要だと感じていない」「そもそも考えたことがない」

デリケートゾーンのケアをしていないと答えた回答者にその理由を尋ねる設問では、必要性を感じられないことや、ケアを考慮したことがないという理由が挙げられた。また、必要だと感じていてもやり方がわからないという人や、自分の悩みにどのようなケアが必要なのかがわからない人もそれぞれが全体の2割近くを占めている。

さらに、同社がおこなった実態調査(日本在住の20代〜50代の女性、男性 518名)では、デリケートゾーンの正しい洗い方を知らないと回答したのは全体の9割にものぼった。

Mellia株式会社プレスリリースより
Mellia株式会社プレスリリースより

「⾯倒」「難しい」「恥ずかしい」「お⾦がかかる」ネガティブな意見多数

調査結果を発表したMellia株式会社CEOの原由記さんは、次のようにコメントしている。

デリケートゾーンケアに対するイメージとして、「⾯倒」「難しい」「恥ずかしい」「お⾦がかかる」などネガティブな印象を抱いている⽅も4割近くいらっしゃることがわかりました。今後はよりデリケートゾーンケアの重要性を伝えるべく、啓蒙活動に⼀層注⼒していきたいと考えております。

まずは正しいケアを知ることから

正しいケアができていないと、今回の調査で挙げられたようなにおいや黒ずみなど、さまざまな悩みの原因を生んでしまう。

デリケートゾーンのにおいの原因は、大きく分けて「膣の外である外陰部から発生するにおい」と「膣内で繁殖した雑菌や病原菌によるにおい」の二つがある。そんな「防げる」においを無くすため、ランドリーボックス記事よりデリケートゾーンのケア方法を紹介する。

1. 洗浄

デリケートゾーンを洗うときは弱酸性のデリケートゾーン専用ソープ(編集部おすすめは泡タイプジェルタイプ)を使う。一般的なボディソープはアルカリ性で洗浄力が強く、陰部の皮膚を痛めてしまったり、腟環境を悪化させてしまったりする恐れがあるからだ。

まず、お湯で軽くデリケートゾーンを洗い流したら、デリケートゾーン専用ソープを泡立て、アンダーヘアを洗ってお湯で流す。

クリトリスと尿道口を優しく洗った後に、大陰唇や小陰唇、ヒダの間も広げて触って洗う。そして、腟の入り口、会陰、お尻の穴にかけて、ゆっくりと丁寧に洗っていく。

Illustration by ぷーこ/Laundry Box

・参考記事「においの原因はちゃんと洗えていないから? 正しいデリケートゾーンの洗い方(医師監修)

2. 保湿

顔を洗ったら化粧水や乳液で保湿するのと同じように、外陰部の皮膚の保護も大切だ。アンダーヘアを剃るなどのお手入れをしたあとは、デリケートゾーン専用ローションやクリームなどによる保湿も欠かせない。

・参考記事:「デリケートゾーン保湿してる?気になるニオイや乾燥と正しいケア方法(医師監修)

自分に合ったケア方法で、心もカラダも健やかに

今回の調査では、デリケートゾーンに悩みを抱えながらも十分にケアをできていない女性が多い結果となった。

顔を洗顔フォームで洗うように、デリケートゾーンのケアも自分の健康管理の一環として習慣になる日も近いかも知れない。

「恥ずかしい」「面倒だ」と悩みに目をつむるのではなく、まず知ることから始めて自分に合ったケア方法を見つけたい。

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