メリット

月経カップの主なメリットは以下の10つです。

繰り返し使用できてエコ

使い捨てのナプキンやタンポンとは違って、月経カップはメーカーによって数年〜半永久的に使用できます。初期投資はやや高く感じる人もいるかもしれませんが使い続けることで、結果的にはお財布にも優しく、ゴミを減らせるので地球にも優しいのがメリットです。

荷物がかさばらない

生理中に外出するときは、ナプキンを何枚もポーチの中に入れて持ち歩いている人がほとんどではないでしょうか。月経カップを使用していれば、ナプキンを何枚も持ち歩くことはないので荷物がかさばらないのもメリットのひとつです。

経血量が確認できる

月経が正常かどうか確かめる指標のひとつに経血量があります。ナプキンやタンポンを使っている場合、経血量を知ることは難しいですが、月経カップは経血量を目視で確認できます。

メーカーによっては12時間まで使用可能

ナプキンは3時間、タンポンは8時間を目安に取り替えが推奨されていますが、月経カップはメーカーによっては12時間まで使用可能なものもあります。

トイレに行くたびに取り替えなくてOK

タンポンは、排尿時などに紐が汚れてしまうため吸収量に関わらず、トイレに行くたびに取り替える必要があります。一方で月経カップは全てが体内に収まっているので、挿入時も普段通りトイレに行くことができるのがメリットです。

においやムレ、かゆみを気にせず使える

ナプキンやタンポンの紐などが肌に触れることでムレやかゆみを感じたり、体外に排出された経血が空気に触れることでにおいが発生してしまうことに悩む人は多いのではないでしょうか。月経カップは体内で経血を受け止めるので、ムレやかゆみ、においが軽減されます。

生理中でも快適に運動ができる

生理中の運動でナプキンのズレやムレが気になる人も多いのではないでしょうか。月経カップは、膣内に装着できるためスポーツなどのアクティビティにも適しています。

漏れる心配が少ない

生理時に経血の伝い漏れや、タンポンの紐からの漏れが気になる人は多いのでは。月経カップは膣内で経血をとどめるので、ナプキンの隙間やタンポンの紐からの漏れに悩む人にも便利です。それでも不安なときには、ナプキンとの併用もOK。

経血量が少ない日でも着脱に痛みが生じにくい

月経カップは、タンポンのように水分を吸収しません。そのため、経血量が少ない日の挿入や取り出しに痛みが少ないのもメリットのひとつです。

温泉やプールでも使いやすい

温泉や海、プールなどレジャーの予定と生理が重なってしまっても、月経カップなら安心です。タンポンを使っての利用も可能ですが、浴室や更衣室などで紐が気になっていた人も多いのでは。月経カップを使い始めてからは、紐などを気にせずに温泉に入れるという声もよく聞かれます。

デメリット

月経カップの主なデメリットは以下の5つです。

初期投資が高い

ナプキンやタンポンが1パック数百円で購入できるのに対して、月経カップはどのメーカーも平均5000円ほど。安いメーカーを選んだとしても2000円以上は確実にするので、初期投資の高さは1つの大きなデメリットだと言えます。

経血により手が汚れる

ナプキンやタンポンはうまく使用すれば手に経血がつくことがないものの、月経カップは挿入時にも取り外し時にも膣内に指を入れる必要があるので、手に経血が必ずつきます。そのため、経血に直接触れたくない人にはおすすめしません。

外出時には取り替えにくい

前述の通り、月経カップは着脱時に必然的に経血に手で触れることになるので、個室内に洗面台がないタイプのトイレでは、衛生的にも不安。その場合はデリケートゾーン用のウェットシートなどを持参して使用するという方法があります。最長6〜12時間使える月経カップですが、その時間を超えて外出する予定があるときには使いにくいのがデメリットです。

使用方法の習得が難しい

着脱に慣れるまで時間を要するのも月経カップのデメリットの1つ。慣れるまで3カ月かかるという人が多く、慣れる前に諦めてしまう人も多くいます。月経カップのくわしい使用方法はこちら

消毒が面倒

月経カップは繰り返し使うために、使用前に煮沸消毒を行う必要があります。電子レンジや鍋を利用して行う煮沸消毒ですが、使い捨てできるナプキンやタンポンに比べると手間がかかるのがデメリット。

月経カップとの相性には個人差あり

月経カップとの相性は個人差があります。「ナプキンでかぶれる長年の悩みが解消されたから消毒の煩わしさは我慢できる」「とにかく面倒なのでやっぱり使い捨てがいい」「使ってみたけどどうしても合わない」などさまざまな声があります。

メリット・デメリットそれぞれを鑑みて検討してみてください。月経カップを使ってみたい人にとって、参考になったら何よりです。

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