クロアチアの生理用品事情
こんにちは、2019年4月から11月までヨーロッパ周遊中のまりあんぬです。6カ月以上も旅をしていると、もちろん訪れるのが生理の時期。もともと日本の生理用品は何個か持ってきていたのですが周遊3カ月目にしてすべて底をついたので現地の生理用品を買うことにしました。
買った場所は東ヨーロッパ、バルカン半島に位置するクロアチアのスプリトという自然豊かな町です。そんな場所の生理用品って……? と思われるかもしれませんが、クロアチアにはドイツの「DM」というドラックストアがあり、そこに行けばさまざまな国の生理用品を買うことができます。
しかしながら今回は1番近かった一般的なスーパーマーケットにて買うことにしました。(理由:お腹が痛いから1番近いところで買いたかった。笑)
売り場をパッと見た感じは、ナプキン9割タンポン1割くらいの棚の割合になっています。日本の売り場と同じくらいのようでした。しかし1番下の段にあったこの生理用品は……100%オーガニック? 漏れが気になる形状だったため、こちらは選びませんでした。
いい忘れていましたが、私まりあんぬはナプキンよりもタンポン派。そこで選んだタンポンは「o.b.」という商品。こちらはドイツのメーカーで、ヨーロッパのスーパーで取り扱いの1番多いタンポンのブランドです。
オーストラリアに長期滞在していた時も思ったのですが、海外はなぜか(アプリケーター無しの)フィンガータイプのものが多いんですよね。日本のタンポンはアプリケーターがついていて、挿入のしやすさも衛生面もピカイチ。フィンガータイプは初めての購入になります。果たしてうまくいくでしょうか……?
アプリケーターなしは、衛生面が気になる。
買った商品はボックスタイプのもの。手のひらよりも小さい箱に8個のタンポンが入っています。吸収量は普通タイプのものを購入。8個あれば大体3日か4日で終わるまりあんぬの生理でギリギリ足りるくらいです。
アプリケーターがないぶんパッケージが小さくなるので、荷物のかさばらない点はプラスポイント。
箱から取り出すと透明のビニールでコーティングされたタンポンが登場。これを両手を使ってツイストすると、ビニールの切り込みが破けるようになっています。先端(挿入側)のビニールは外さず、後ろの方だけビニールを剥がして取り出すときの紐をほどきます。そのあと、頭の方のビニールを外していよいよ挿入となります。
しかしここまでの開封の工程で、衛生のためにもできるだけ本体に触れないようにしたいわけですが、どうしても最終的には本体を触らなくてはならないのが気になりました。この点はマイナスポイントです。
挿入にも苦労が。
タンポンの後ろの方を持ちながら膣の入り口に挿入しようとするのですが、ここで問題が発生。アプリケーターの場合は「だいたいこの辺かなぁ〜」と目を閉じていても、なんとなく膣を探し当ててニュルッと入るものなのですが、フィンガータイプのものは明確に膣に押し当てないとなかなか入りません。
あれ?と思い、一度タンポンを離すとすでに先端が毛羽立ってしまっていました。このまま入れると膣に繊維が残らないのかな?と不安に。日本のタンポンの場合はどうなんでしょう? 毛ばたちが気になりすぎてしまい、新しいものに取り替え再びチャレンジです。
膣の入り口の部分を確認し、再度挿入……しかし「痛い!」というのが初めの感想。おそらくアプリケーターの場合は膣の中の十分な位置でアプリケーターを取り除くので気にならないのですが、フィンガータイプの場合は挿入してすぐに、タンポンが面膜に触れながら入っていくので擦れて痛いのです。それでもなんとか奥の方にいれ無事に挿入完了。
もちろん指先は、汚れます……。
アプリケーターがないぶんプラスチックごみの削減にもなり、エコであることは確かです。
とはいえアプリケーターがないと入れにくいので慣れが必要ですね。日本のタンポンに慣れていると、衛生面でも微妙な感じが否めません。とくに海外の場合は、場所によっては(日本に比べると)不衛生なトイレもあるため、できるだけタンポン本体には触れずに使用したいものです。
ヨーロッパでも、探せばアプリケーターつきのタンポンを見つけることができますが、一般的なスーパーマーケットでは取り扱っていないのが実情です。ちなみに、使用中や抜くときの感覚は日本のタンポンとそんなに変わらないです。
ということでこれが今回買ったフィンガータイプのタンポンを使ってみた感想です。気になる人は、旅の参考にしてみてください。
・コンパクト感 ★★★★★
・漏れない安心感 ★★★★
・コスパ ★★★
・衛生面 ★★
・挿入のしやすさ ★