認定NPO法人キャンサーネットジャパンが、がん患者やそのパートナーに向けて、アプリで「性に関する悩み」を無料で相談できるサービスをスタートした。

同サービスは、当事者とそのパートナーが、がんやその治療によって影響を受けた「性に関する悩み」を、看護師や泌尿器科医、産婦人科医といった専門家に相談できるもの。

がん患者とパートナーが抱える「性の悩み」とは

Photo by National Cancer Institute on Unsplash

認定NPO法人キャンサーネットジャパンによると、がんやがんの治療による性への影響は、男女問わずさまざまなものがある。

<男性の場合>

・性欲の低下

・勃起障害

・射精障害

・妊孕性(にんようせい:妊娠するために必要な能力)への影響

<女性の場合>

・性欲の低下

・性交痛

・オルガズムを感じない、感じにくい

<その他>

・治療による乳房の喪失、脱毛、手術痕といったボディイメージの変化

・抗がん剤等による体力、性欲の低下

・易感染状態など身体・精神的に与える影響 etc

しかし、がん患者への性にまつわる支援は不十分な状況にあるため、「がんだから仕方がない」と問題にも捉えていなかったり、「がんになって、性のニーズなんて贅沢だ」と諦めてしまうこと、「パートナーにも話しにくい」といった声も多く聞かれているという。

無料相談アプリの概要ーがん患者とパートナーは匿名で利用可能

画像=認定NPO法人 キャンサーネットジャパン プレスリリース

以上のような背景を踏まえ、認定NPO法人キャンサーネットジャパンは、がん患者とパートナーが抱える性の悩みをチャット形式で相談できるアプリを公開した。

なお、今回のサービスはアプリ「3H P-Guardian」から利用可能だという(くわしくはこちら

パートナーに言いにくいことを代弁してくれるLINEスタンプも販売

画像=認定NPO法人 キャンサーネットジャパン プレスリリース

また、パートナーであっても直接話しづらい言葉を代弁してくれるLINEスタンプも発売中だ。

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