写真=本人提供/Laundry Box

恋愛のお悩み相談で、こんな意見を耳にすることがあります。

「彼から連絡が来ない」「彼が何を考えているのかわからない」「彼が私のことを好きかどうか不安」・・・など。

スマホを何度もチェックして、恋人のSNSや連絡に一喜一憂。「SNSは更新してるのに、どうしてLINEの返事はしてくれないの!」と憤ってしまったり、ほかのことが手に付かないぐらい恋愛に夢中で悩んでしまうお悩みです。

それほどまでに誰かを好きになれることは素敵なことですが、常に不安定になっている状態は、一歩間違えば依存に陥りやすい状態とも言えます。

そして「もうこんな恋愛は辞めよう!」と思い切って別れたのに、別の相手とまた同じような恋愛の悩みをなぜか抱えてしまうとしたら、自分にとっての恋愛観を見直す必要があるかもしれません。

実は私も恋愛で相手に依存をし、不安定な状態が続いていた過去があります。

今回は、私の経験から不安な恋愛をしがちな女性に、おすすめしたいことをお話していきます。

1. 尽くす恋愛になっていないか見直す

学生の間は「恋人といつも一緒にいること=恋人関係」というイメージの人が多いかもしれませんが、社会人になって働き始めると、人それぞれライフスタイルが異なるので、いくら好きな者同士とはいえ、お互いに距離感や付き合い方の調整をしていく必要があります。

私も以前の恋愛では、忙しい彼のためにスケジュールをあらかじめキープしたり、例えほかの約束があっても、急に会えることになった彼の都合を優先して会いに行ったり、彼の代わりに家事をやったり…などなど、とにかく恋人に尽くす付き合い方をしていました。

それが恋人としての在り方だと思っていたからです。でも、いつの間にかそういった尽くし行為が相手の当たり前になり、恋人が会いたいときにはいつでも会えるとか、何をしても許されると思われて、お母さんのような存在に。

そうして私自身「自分はこんなにやってるのに、どうして◯◯してくれないの!」という不満が生まれていたのです。

実は、お互いが良い関係を保つための調整といっても、相手に合わせることが重要なのではなく、まず自分が無理せず心地よくいられる恋愛であるか、ということが大前提。

もし今まで尽くす恋愛でうまくいかなかったのなら、思い切って「尽くす」「やってあげる」を辞める勇気も必要です。優先順位の1位をまず自分にして、そして自分のできる範囲での行動をすること。

もしそれで恋人に嫌われてしまったら?と心配になるかもしれませんが、恋人のお母さんになりたいのか、それともパートナーとしてやっていきたいのか、少し立ち止まって考えてみましょう。

2. 1人の時間をボーナスタイムにする

画像=本人提供

以前、男性の友達から「趣味がない女性は重い恋愛になりがち」という話を聞いて、納得しました。女性に限らず男性もそうだと思うのですが、1人で居るときに楽しめる趣味がないと、生活の重きを恋愛に置きすぎてしまいます。

うまくいかないときに「恋人の気持ちを確かめるためにはどうしたらいいか?」と悩むよりも、「自分1人でいても安心するためには何ができるか」を考えることの方が大事。

不安や寂しさでいっぱいなときは、ネガティブなループに陥ってポジティブなアイデアなども生まれにくいです。そのため、気持ちが安定しているときに【不安なときほどやることリスト】をあらかじめ作っておく方法がおすすめ。

ポイントは、小さな達成感や知識を得られるようなものにすることです。そして頭の中だけで考えるのではなく、ノートやスマホのメモにリストアップすることで、目で見て確かめられるようにしておくこと。

例えば、映画を観る、本を読む、掃除をする、日記を書く、語学や資格取得などの勉強をする、瞑想する、マッサージに行く、気になるワークショップに参加して新しい趣味を探すなど。

連絡が来ない恋人の愛を確かめようとするよりも、1冊の本を開いた方が、よっぽど共感したり安心感を得られるようなことが書いてあるかもしれません。(映画や本は、日頃から見たいものをリストアップしておくほうが後々ラクです)

SNSやネットサーフィンは、情報過多で疲れてしまうわりに頭に残りにくく、時間泥棒になってしまう可能性もあるので、ネット以外に集中できる趣味のほうがおすすめです。

ちなみに私は、1人のときに映画をたくさん観たおかげで、共通の話題として人と映画の話ができるようになりました。今のパートナーも映画好きなので、初デートのときは映画の話で盛り上がり、今でもよく一緒に映画を観ます。

1人で居ることを寂しいと捉えるか、むしろ自分にとってのボーナスタイムと捉えるかで、人生はけっこう変わる気がします。

3. 自分の今の現在地を知る

私なりに過去を振り返ってみると、うまくいく恋愛は無理な努力がいらないものでした。登山に例えると、それぞれお互いに違う道で山にのぼりつつも、同じタイミングで自然と山頂で会うようなイメージです。

そして不思議なもので、藁をも掴もうと必死なときは、本当に藁のような人と出会っていました(笑)。

だから大事なことは、今現在がどんな自分なのか?を確認すること。良いところを見せようと、いつも以上の自分を無理にアピールしてしまったり、あまりに理想が高すぎる相手と付き合っても、長く続けられないもの。

逆にへりくだりすぎて「自分にはもうこの人しかいない!」と思い込むと、ひどい扱いをされても我慢をし続けてしまう恋愛依存に陥ってしまいます。

さまざまな恋愛経験を経た今では、私にとって良い恋愛は、恋人とずっと一緒にいることよりも、むしろ一緒にいないときにお互いに安心できる恋愛だと思うようになりました。

人生の主役は、恋人ではなくあなた自身。そして登場人物を選ぶのはあなたです。

不安の正体を見つめ直して、幸せな恋愛をしていきましょう!

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